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| 2011年12月20日
アブラガニの種苗生産に挑戦1
本日、卵を抱いているアブラガニのメスを入手しました。アブラガニはタラバガニによく似ているヤドカリの仲間で、日本では網走でしか取れません。ご多分に漏れず、資源は減少の一途をたどっています。そこで、「子供を作って海に放して増やそう」と計画しました。まず、親を入手しましたので、第一段階をクリアーです。幼生がふ化してくるのを待つばかりです。
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| 2011年10月14日
秋が深まってきました
網走から車で1時間ちょっとの相生にあるさけますふ化場に行ってきました。道すがらも木々が紅葉しているのが見えましたが、道の駅では見事な紅葉を鑑賞できました。北海道はまもなく厳しい冬に突入です。私の最も好きな季節の到来です。
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| 2011年10月1日
サケマス産業実習Uを実施しました
アクアバイオ学科では、1年生が10月頃サケマスふ化場に行き、さけます増殖事業に関する体験実習を行います。今年は10月1日に北見管内さけ・ます増殖事業協会のサケ捕獲ウライと相生ふ化場にお邪魔しました。実際にメスから採卵作業を体験するなど、さけます増殖事業に対する理解を深めました。
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| 2011年9月
機能性物質が植物プランクトンに及ぼす影響調査を開始しました
本研究室では、各種機能性物質が水圏の生物に及ぼす影響を調べています。海産魚類の種苗生産に欠かせないナンノクロロプシスと呼ばれる植物プランクトンの増殖を阻害するかどうか確認するのですが、まずはナンノクロロプシスを計数する手法をマスターし、培養する適正条件を把握しなければなりません。3年生が悪戦苦闘中です。
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| 2011年9月
熊石サンプリング
初秋のサクラマスサンプリングです。今回は宿泊場所が変更となり、一般市民の別荘をお借りすることが出来ました。紹介してくれたのは、これまでお世話になってきた木村さんです。初夏と同様にホルモン投与したサクラマスから採尿や採血や組織サンプリングを行いました。今回の最終日のサンプリングは尾数が初夏の1.5倍となり本当に大変でした。腕が痙攣しそうでした。今回も6人で協力して予定通り済ますことができました。帰還後、私は肩こりが酷く、頭や歯までが痛み、3日程続きました。みなさんお疲れさま。分析&解析サクサクやりましょう、11月中旬に中間発表がありますよ?。
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準備中
| 2011年8月,9月
フェロモントラップ実験
昨年度までのI君の後継者として3年生のS君がKの子池でのフェロモントラップ実験を行っています。当初は去年と異なるフェロモン溶液を滴下する予定でしたが、なんと45万円ぶんの試薬を垂れ流すことになるため、急遽中止し、去年度の確認という形で同じ実験を行いました。このようなY字型トラップ実験は場所的な特性のため魚の捕獲数に偏りが見られるのですが、今年は去年と逆で顕著な偏りが出ました。それをどう解釈するかは難しいですが、いずれにせよ合成フェロモン側で成熟オスを捕獲できたことは去年と変わりありません。
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| 2011年5月,6月
熊石サンプリング
恒例になった初夏のサクラマスサンプリングです。自動車で片道8時間の道南の港町にある道立孵化場(今は北海道総合研究機構さけます内水面水産試験場)にて、ホルモン投与したサクラマスから採尿や採血や組織サンプリングを行いました。最終日のサンプリングが大変な作業ですが、予め練習を行い、6人で協力して予定通り済ますことができました。この時、卒業生のM君もプライベートで訪れており、皆にケーキの差し入れや、サンプリング後の後片付けなどに協力してくれました。みなさんお疲れさま。
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準備中
| 2011年4月
ラボ新メンバー
新年度を迎え、ラボに7人の新メンバー(学部3年生)がやってきました。今年は紅一点もいます。つい甘い指導をしてしまわないよう男女の特性を踏まえた上での平等の信念を崩さずにいきたいと思います。何人かは既に修了した先輩のM君に騙されて来たという噂もありますが、来た以上、なるべく例外なく堅実に卒業研究をこなして欲しいと思います。去年度は、1名が約束をことごとく破り卒業(消滅)していきましたので、その教訓を生かし、今年は厳しく指導したいと思います。
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準備中
| 2011年3月
卒業式
今年の卒業式は大変感慨深いものがありました。山家が着任して初めて持った学生(現、M2)が修了します。彼は4年間在籍して、生化研フェロモン班の立ち上げメンバーの1人でした。彼を含め3人の御陰で、本研究室における行動実験、ホルモン測定、LC分析の基礎が完成しました。今後、新M1が巧く引き継いでくれることを期待します。また、今年の4年生(アクア2期生)は、私が着任した年に一緒に農大に来て、私が担任でしたので、研究室配属前からよく会話していた連中が多いです。そんな訳で、印象に残る卒業式でした。
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| 2011年2月
卒論発表
2期生の卒論発表がありました。しかし、前日の状態は悲惨そのもの。私は指導放棄しましたが、M2のM君が引っ越し作業からとんぼ返りし、深夜から早朝まで4年生の面倒を見てくれました。スライドが間に合わなかった学生もどうにか発表を終えました(1名を除く)。今後、この数日間の教訓を生かし、相当厳しく指導します。そういう意味で、ノウハウを授けてくれる学生諸君には感謝します。
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| 2011年1月,2月
1月修論発表+2月修論提出
M2のM君の修論発表がありました。これまで多くの研究会や学会で発表してきた彼ですが、意外にも緊張し、今回ばかりは原稿を準備していました。質疑応答も無難にこなし、満足できる内容だったと思います。特に、発表前日に出た結果は、今後の実験方針に大きく影響するものであり、彼の修了(卒業)が残念でなりません。
修論提出も期限通りに終えました。修論は卒論と異なり、担当する1教員の自由はありません。同時に、長年暖めていた?卒論も提出し、やっと自由の身?になれました。指導教員の修論よりも素晴らしい内容だと思います。
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| 2010年12月
SSS
恒例のサケ学研究会(SSS)へ多くの院生や4年生と参加しました。M1のS君、4年のO君とI君が発表しました。奥平君の発表順が突然繰り上がり、心の準備が出来ていなかった彼の発表は・・・ご想像にお任せします。懇親会ではそれも影響して・・・さあ、はじめようか!
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2010年12月
BMB2010
日本分子生物学会日本生化学会合同大会ワークショップで教員が招待講演
4年前に発表した論文の御陰で毎年2度程の講演を行っていますが、そろそろサクラマスのフェロモン同定ネタも卒業です。本大会では、名札を付けていなかったり見えるようになっていない人は、警備員に即停められ指導されていました。ここまで徹底した学会は初めての経験です。
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| 2010年11月
生理生態研究会in銚子
毎年有志で行われている生理生態研究会はこのたび千葉県銚子にある千葉科学大学の危機管理学部(棗田ラボ)で開催されました。棗田先生はカジカを中心とした生態学的研究を行っています。福井県立大、岐阜大学、農大を中心に参加者は30名程でした。当初、網走で開催予定でしたが、私の都合が付かず、急遽お願いしました。うちからは山家の他、M2のM君、M1のS君が発表しました。M君は質問にも上手に受け答えし、他大学の教員から修了予定を惜しむ声が聞かれました。S君は初めての口頭発表のせいか緊張しましたが、よい質問を貰ったので、今後の刺激になったと思います。ブラックバスの性フェロモンの共同研究者である伊豆沼内沼環境保全財団の藤本研究員も外来魚駆除に関する話題を提供してくれました。
宿で開催された夜の部では、近畿大の加川先生から鋭いツッコミが学生諸君を突き刺し大変盛り上がりました。また、東京海洋大の神尾先生が大変興味深いカニの求愛行動の動画を見せてくれました。夜の部2次会では、学生が大変な盛り上がりを見せ、一般のお客さんに何度も叱られたそうですが、最後には裸になって「イッちゃった眼」をした学生(農大生ではない)を見て、諦めて戻ったそうです。今後気を付けたいと思います。
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| 2010年10月
屈斜路湖ヒメマスサンプリング
屈斜路湖ヒメマスサンプリング
恒例になってきたヒメマスサンプリングです。寒いし釣果を食べても美味しくない時期ですが、美しい秋晴れの下で慌ただしく作業します。今年は院生や4年生の他、2年生も2名お手伝いに駆け付けてくれました(1名紅一点)。釣り上げたら即、尾部を垂れ下げないように優しく運び、ピペットで採尿します(講義でも話しますが穴は3つ有るので間違わないように!)。その後、採血し、それらサンプルを魚体も含め研究室に持ち帰ります。いずれ初夏の未成熟魚でもサンプリングしたいと思います。みなさん、寒い中おつかれさまでした。
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| 2010年09月
秋の熊石サンプリング
今年の熊石でのサンプリングは例年になく長期に渡りました。M1のS君は1ヶ月近く滞在しました。その間、地元民宿の木村荘、孵化場道南支場の職員の皆様に大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。今回は4年生のテーマ(ストレスがフェロモン分泌に与える影響)とM1のテーマ(フェロモン成分の時空間的変化)のサンプリングです。9/8に現地入りし、魚の馴致期間は海岸でBBQしたり焚き火したり楽しかったです。
その後は各自、サンプリング作業の毎日です。4年生は9月下旬に引き上げますが、M1のS君は10/8に帰還しました。その間、恒例の「ぽんて」で寿司を食べました。その際は、2年生のT君も参加しました(M2のM君に連れられブリ釣り)。今回春に引き続きO君も長居しました。上手くサンプル採れたでしょうか?S君、大変お疲れさまです、無事帰還して何よりです。彼は4年時に比べ見違えるほど成長してくれました、去年いろいろ説教した甲斐がありました。そして、いつも私や後輩を積極的にサポートしてくれるM君にも感謝します(M君は2000名エントリーした会社の内定者9名の1人です、しかも受けた会社は片手で足ります)。M君は仕事の効率化を図る点では私以上のセンスを持っています(移動効率も重視するため、速度違反が心配)。
熊石組も網走残留組も大変お疲れさまでした、ホルモン測定、フェロモン分析、ゼミ発表、学会研究会発表、卒論執筆等しっかりお願いします。充実した大学生活を送って下さい。
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| 2010年09月
神の子池フェロモントラップ試験
今年のトラップ試験は去年の3倍のオスを放流したにも拘わらず、不調に終わりました。放流数や放流位置、放流方法は去年より改善したのですが。敗因は、開始時期が若干遅かったこと、河川水温の上昇、トラップ下流域における天然メスの存在が考えられます。
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| 2010年08月
サクラマス成熟魚サンプリング
恒例の斜里川での成熟魚サンプリングは、今年も順調に終わりました。ただ怪しい先行者がいて、学生達は不満そうでした。飛んでくるルアーは恐いです。
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| 2010年06月
学生実験サンプリング
今年の学生実験サンプリングも去年同様、厳しいものでした。来年度は時期を見直したいと思います。M2のM君が中心となりフェロモン班総出でサケ科魚類(オショロコマ、アメマス、ニジマス)をかき集めました。足りない分は研究用として養魚場から分譲してもらった余りで補いました。皆さんご苦労様でした。
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| 2010年05月
初夏の熊石サンプリング
この初夏の熊石サンプリングでは、M1のS君と4年生のO君他数名は2週間以上滞在しました。その間、孵化場道南支場の職員の皆様と地元民宿の木村荘に大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。5/22に現地入りし、魚の馴致期間はキャンプ場で満開の桜を見ながらBBQしたり、球技したり楽しかったです。その後は各自、サンプリング作業の毎日です。その間、木村荘のご主人に船釣りへ連れて行って貰ったり、恒例の「ぽんて」で寿司を食べたりしました。
恒例の海サクラも、またまたM2のM君がしっかりと釣ってくれました。4年生のO君も釣りましたが、波にさらわれズブ濡れになったそうです。町の特産を描いたトイレのマーク、町職員の方は良いセンスしてます。
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| 2010年05月
サクラマス未熟魚サンプリング
今年も天然の遡上サクラマス(未熟)を採る季節がやってきました。北海道から特別採捕許可を頂き、近隣の河川で早朝にサンプリングします。早朝なので怪しい釣り人も居るようですが、トラブルにならないよう作業します。藻琴川、斜里川、網走川が主なフィールドです。プロフェッショナルなM2のM君は来年度から社会人なので、後輩達に「心と技術」をしっかり伝えて貰いたいです。
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2010年04月
新メンバーの合流
フェロモン班は隔年で希望人数が大幅に変動するかもしれません。去年は3年生7名に対し今年はナント1名です。そのY君には先輩方の注目と期待が集まっています。先輩方からの理不尽?な指導に耐え、Y君が一人前の理系大学生になることを願っています。
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| 2010年03月
日本水産学会で学生が発表
M2のM君、新4年生のI君が1stとして発表し、勉強のため新4年生のO君やM1のS君も参加しました。発表後、皆で乾杯しました。知り合いの若手研究者中心の飲み会では、所属がバラバラの博士達が集い、その中には昔からの知人がフィアンセを連れてきたりし、大変楽しい会でした。学生達には学会での刺激を忘れずに個々の目標に向かって日々着実に歩んでほしいものです。私は水産学会と並行して日本農芸化学会にも参加し、シンポジウムで講演しました。連日の飲み会のせいか準備不足で滑舌に問題がありました。日本農芸化学会は会員数が水産学会の数倍らしく、交歓会の規模も大きかったです。農大の他学科の教員も数名参加していました。
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2009年09月-10月
中標津サンプリング
熊石サンプリングに続き、北海道立水産孵化場道東支場において成熟魚のサンプリングです。道東支場職員の方々にはこの3年間お世話になっております。中標津には研究室で別荘を借りています。実験魚の馴致やカテーテル装着までは、楽しい時間を過ごすことが出来ます。今回は根室のサンマ祭りに学生が出向き、サンマを1箱買ってきてくれました。刺身と七輪での塩焼きは大変美味でした。その後はシルバーウィークにも拘わらず、交代で作業し、連休が明けると本研究テーマの当事者の4年生が中心となって作業しています。そんな中、ミンクが出没し、カテーテル付きの魚を3匹捕られてしまいました。実はこれ以前にも行動実験用の魚が皆殺しに遭いました。この顛末は研究室メンバーのみ知るところです。
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2009年09月
日本味と匂い学会 第43回大会in旭川
修士課程の三原君と旭川で学会発表してきました。内容はサクラマスの性フェロモンのプライマー効果であり、卒業生の小倉君が中心となって実験した成果です。今、小倉君はプロのガイドを生業としています。彼は4つの実験を行い、そのうち3つを今回発表しました。いずれもフェロモン尿やフェロモン物質を嗅いだ後の成熟雄の血中ホルモン濃度を免疫測定法で計ったものであり、測定精度を上げるため卒業式直前まで再々測定を繰り返した思い出深い卒業研究です。昨年12月の某研究会では殆どデータが出ていない状況からの大変なスパートでした。魚類や齧歯類の嗅覚研究者から質問された三原君は頑張って答えていました(前日に小倉君と打ち合わせしたそうです)。ところで今回、私は大会運営委員の1人でしたが、大会委員長である旭川医科大学の柏柳先生が実質全ての業務をやってくれました。ここに感謝申し上げます。
さて、旭川といえばラーメンです。毎日食べに行きました。私生活では暴れん坊の男児を2名抱えているため、延びていない麺を啜ることは大変嬉しい事でした。
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2009年09月
八雲町熊石サンプリング
5月末の未熟サクラマスのサンプリングに続き、北海道立水産孵化場道南支場において成熟魚のサンプリングです。道立水産孵化場職員の方々には毎度お世話になっております。教員1名、修士課程1名、4年生1名(主担当者)、手伝いの3年生2名で網走から10時間かけて到着しました。今回の裏目的は海サクラではなく、ブラウントラウトです。期間の前半は比較的楽な作業ですが、中盤からは徹夜や夜番などで忙しくなります。昼間に釣りも行けません(もちろん釣りに来てる訳ではありません)。1泊目は魚を分譲してもらい蓄養するだけなので、キャンプ場で楽しく焼き肉と翌朝は無料露天風呂です。2日目の朝は、バンガロー群の脇に2歳程度の熊が出没し、孵化場へ向かう途中の河原でも別個体の3歳以上の熊を発見しました。ダテに熊石ではありません。今年は目撃情報が大変多いそうで、我々が泊まっているキャンプ場の他、孵化場近辺でも多発しているようです。教員が熊による殺人事件を語るせいか夜中にトイレを我慢する学生もいました。教員が網走に戻ってからも学生3名が作業を続けましたが、露天風呂付近にも熊が出没し、有料の温泉施設の利用を余儀なくされました。
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2009年08月
斜里川水系成熟サクラマスのサンプリング
斜里川水系でサクラマス成熟魚のサンプリングを行いました。天然魚におけるフェロモン組成を調べることが目的です。これを楽しみに所属した学生も多いのですが、採血や採尿そしてサンプル数の確保などに疲労を感じる学生が増えるのも丁度この頃からです。
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2009年08月
K池実験
観光地でもある斜里川水系K池においてフェロモントラップ実験を行っています。担当学生は2名ですが、トラップの作成や準備には彼ら以外の学生も関わります。この地ではお約束かもしれませんが、池へ向かう林道で熊を発見しました。それ以前から目撃情報が絶えなかったのですが、15時前で駐車場に観光客が沢山いるなか、林道を闊歩していました。車で追いかけると路沿いに走っていくので、このままだと駐車場に熊が飛び込みパニックが予想されるので、わざと速度を上げて熊には斜面を駈け登って立ち去ってもらいました(残念ながら写真はありません)
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2009年07月
ニジマスの行動実験1
最近発表された論文では、胆汁酸がニジマスの性フェロモンである可能性が示唆されていました。我々は胆汁酸のようなステロイドではなくサクラマスのようなアミノ酸系のフェロモンを想定して研究を進めています。今シーズンは先ず昨年の結果の追試と胆汁酸の検証から始まり、次に昨年の活性画分を分画して活性物質を絞り込む予定です。
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2009年06月
天然サクラマス未熟魚サンプリング
これを楽しみに所属する学生が多いのが実は長所でも短所でもあります。秋の成熟魚の比較対照として未熟魚の血液と尿をサンプリングします。キャストが下手過ぎたりバラすと先輩に怒られます。
話は変わりますが、研究って大変な労力を伴います。作業には正確さ緻密さが伴います。大学以前の自由研究とは次元が全く異なります。いくらサンプリングしてもいくら作業してもそれは実験とは言えず只の作業です。いくら実験しても確実なデータを出さないとそれは結果と言えず。いくら結果出しても図表作成したり文章に残さないとそれは研究とは言えない。卒業研究とは、学生が様々な社会へ出るための基礎トレーニングでもあります。
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2009年06月
研究室の新メンバーによる基礎実験(一)に用いるオショロコマのサンプリング
今年の生化研フェロモン班のメンバーは、大学院修士課程1年には去年4年生として大活躍してくれたM君をはじめ、4年生には去年4年生のI君にしごかれたS君と岐阜大学で淡水カジカの研究をやっているH君の他、3年生のISI君、IMK君、OKD君、TYF君、TMT君、SRY君、ブラックバスのフェロモンの研究で宮城県に出向中のKB君、がいます。今後、徐々にうちの厳しさと楽しさを理解し、苦労と達成感を分かち合い、魚類の性フェロモン研究の最先端を突っ走ってくれることを期待しています。
学生実験に用いる魚のサンプリングに院生1名、4年生1名、3年生5名を連れて行きました。自称プロ達は楽しみながら作業をこなし、30分程で良型のオショロコマを50尾ほど釣り上げ・・・の予定でしたが、あいにくの増水と低温のせいで魚が殆ど釣れず、一部の学生は12時間もやっていました。去年は爆釣したポイントですから「柳の下にドジョウはいない」とはまさにこの事です。更に有志数名が翌日も朝4時頃から出かけましたが、やはり釣れず、例年とは違い1年生2名で1匹の解剖になってしまいました。とりあえず釣れた魚は臨海研究センターへ運びました。6月5日、この魚を使い、採血の練習をした後、外部形態の観察と解剖して内蔵観察を行いました。
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2009年05月
熊石でのサンプリング
5月中旬に八雲町熊石にある北海道立水産孵化場道南支場において、未熟サクラマス親魚の飼育水と尿をサンプリングしました。孵化場職員の方々には山家が院生時代から10年以上にも渡り親身に対応して頂いています。この場を借りてお礼申し上げます。今回の道中は行きも帰りも好天でしたが、サンプリング中日は雨天が続き大変でした。宿泊したバンガローは快適でしたが、水路が濁水で増水したせいで頂いたサクラマスが飛び跳ねたり、4年生がズブ濡れになったり、水路に院生が落ちたりとハプニングの連続でした。山家は体調を崩し、夜番を学生達に任せて寝ていました。濁水のため採尿カテーテルが殆ど見えなくなったので、急遽、地下水に切り替えるためタンクを移動したのですが、養成されているサクラマス達は意外に元気で斃死も少なかったようです。慌ただしく時間を過ごしましたが、夜は近くの食堂で夕食をとった後、有料の「あわびの湯」や無料の「熊ノ湯(写真2)」に行きました。また、夕方の引き潮を狙って院生が海サクラ(3kgと1.5kg)を釣ってきました(合法、写真3&4)。ここは激戦区で早朝には多数の釣り人が押し寄せ、千葉から来ている人もいました。釣ったサクラマスは丁重に持ち帰り、後日ルイベとして美味しく頂きました。さて、4年生のS君、分析頑張りましょう!さらに斜里川水系のサンプリングも待っています。
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2009年03月
山家の日本水産学会奨励賞授賞と授賞講演
私事で恐縮ですが、このたび平成20年度日本水産学会奨励賞を頂くことになりました。この賞は2月末に37歳以下の若手研究者が受賞対象となっています。私の恩師である北大名誉教授のY先生も32歳頃に授賞しました。私も師の軌跡を辿りつつ、自分オリジナルな道を模索したいと考えております。
授賞対象になった研究を初めてちょうど13年目が終わろうとしています。学位取得後は、肩身の狭い無給研究員時代、ポスドク時代の論文リジェクトの嵐、亜熱帯地方での研究員時代などがありましたが、恩師による様々なご指導、他講座の教官からのご助言やご支援、ポスドク時代の指導者による叱咤激励を受け、授賞という1つの結果を残せたと思います。
今後は、1研究所5大学を渡り歩いた経験とフェロモン同定という山師的な研究経験を元に、俗説に惑わされず真実を開拓する姿勢を崩さぬよう、未解明な課題に挑戦することを学生達に伝えていきたいと思います。関係者の皆様、あらゆるご支援有り難うございます。今後も宜しくお願い申し上げます。
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2008年12月(1)
函館におけるサケ学研究会(SSS)での口頭発表
12/12から山家と4年生3人がSSSに参加してきました。発表者は孵化場職員の他、北大の博士課程や修士課程の院生ばかりでしたが、我々のチームの3人は4年生にも拘わらず立派に発表できました。これまでの研究室におけるゼミ発表の成果が充分発揮できたと思います。
トップバッターの小倉君はサクラマスの性フェロモンにおけるプライマー効果について紹介し、次の飯田君はサクラマスの性フェロモン副成分の検索についてトリプトファン代謝物を中心に発表し、最後の三原君はニジマスの性フェロモンの精製について話しました。勉強不足であるのは否めませんでしたが質疑応答も淡々とこなし、全員合格点を軽くオーバーしたと思います。彼らのうち進学希望者は1名ですが、こうした経験や費やした努力は、今後の社会生活で必ず糧になるものと信じています。
その後の懇親会では北大の院生と歓談し楽しく過ごせました。しかし、うちの学生達は酒を飲みませんでした。その理由は夜釣りです。本当に好きな連中です。その気持ちを卒業後も持ち続けてください。なお、山家が1名の学生の写真を撮り忘れたので、その学生は無関係のポスターと写っています。
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2008年11月(4)
研究室旅行 part 3
最終日は「なかがわ水遊園」を朝イチで見学しました。昼前からは、水遊園バックヤードツアー組と水遊園に隣接する栃木県水産試験場の見学組に別れて行動しました。水遊園では多くの淡水魚が展示されており、地下にある研究コーナーでも楽しく過ごせたようでした。なお、山家は日光ポスドク時代に何度も来たことがあるので、1F無料スペースで読書していました。水試では古くから付き合いのある職員の方にお願いして場内の案内と那珂川についてレクチャーして頂きました。
乗り継ぎ時間に余裕がないこともありましたが、とくにトラブルもなく皆無事に帰還してなによりでした。学生の皆さん、今回の「しおり」を大切に持っていてください(作った本人としては準備も添乗員業務も大変でした)。卒業までの1年半、4年生を参考に研究頑張りましょう。
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2008年11月(3)
研究室旅行 part 2
翌日は水研日光庁舎を見学し、アユ研究の最新情報を研究職員(山家の古巣先輩)から聞かせて頂きました。その後、自由時間とし学生達は博物館、中禅寺湖畔、華厳滝を見学したようです。そして夕方に次の宿泊地へ移動し、近くの食堂で夕食を取りホテルへ帰還後、1つの8畳間に集まりギュウギュウ詰めで残り半数のゼミ発表を行いました。そこでも皆活発に議論していました。
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2008年11月(2)
研究室旅行 part 1
11/13から11/15まで3年生の研究室旅行がありました。初日は殆ど移動するだけでしたが夕暮れの中禅寺湖を眺めることが出来ました。その日の宿は水研日光庁舎の元技官が経営する湖畔の民宿です。その方が現役の頃、山家は大変お世話になり、お陰様でサクラマスの性フェロモン物質が解明されました。当時の技官や職員の方々には幾ら感謝しても足りません。私にとっての日光でのポスドク時代は本当に幸せでした。サケ科の研究にとって日光庁舎はまさに桃源郷です。今後の日光庁舎の発展と存続、そして日光で研究に没頭する学生達の活躍を願ってやみません。なお、民宿では夕食後に1Fの食堂を貸し切って、ゼミ発表を行いました。普段のゼミでは殆ど質問をしない3年生もざっくばらんな質疑応答を楽しんでいたようです。
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2008年11月(1)
研究会発表へ向けて卒論実験のスパート
10月までは待った無しの各種実験で多忙でしたが、今月は12月の研究会発表へ向けて結果を出さねばなりません。ニジマスに雄性ステロイドを投与して嗅覚の偽成熟状態を作りフェロモン精製のための行動反応をみる(写真はデータ解析中)、サクラマス雄に生理的影響を与える性フェロモンの効果をみるため尿を嗅いだ雄の血中ホルモンを測定する、サクラマスのフェロモン副成分やニジマスのフェロモン主成分を液体クロマトグラフィーで検索する、などです。12月は函館で回転寿司が待っています。最近は3年生も加入し、4年生に実験を教わりながら、自分の卒論テーマを考えたりしています。4年生諸君、いま頑張って余裕のある年末年始を迎えましょう。
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2008年09月
サクラマス実験繁忙期
サクラマスは5月に遡上し9月に入ると完熟を迎え産卵します。そのため8月下旬から9月にかけて天然サクラマスをサンプリングし、その採尿と採血を行い、ホルモンやフェロモンを分析します。さらに、養殖業者からサクラマスを分譲していただき、カテーテルで採尿したり、尿の分析をしたり、フェロモン反応実験を行ったりします。サクラマスは採尿用の大きい遡河回遊型で20匹程度、行動実験用の小さい河川型で最低300匹は必要です。行動実験にはまとまった数でサイズもある程度揃っている必要がありますので、近隣業者の河川型の殆どを頂戴しています。ここに感謝の意を表したいと思います。
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2008年07月
天然サクラマスのサンプリング
性フェロモンの研究には沢山の魚が必要なので、一般に養殖魚を用います。しかし、養殖魚は選抜を受けたり継代飼育により遺伝的多様性が低下しています。また、外見に表れなくても内面の奇形が見られることもあります(嗅神経が極端に短いとか)。そのため、自然河川に遡上したサクラマスの尿を分析し、孵化場養成サクラマスによって得られた結果と比較する必要があります。そこで我々は、北海道から特別採捕許可証を頂き、網走管内の河川でサクラマスをサンプリングし、その尿中フェロモン成分を分析しています。
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2008年06月(2)
第3回繁殖生理生態研究会
繁殖生理生態研究会が岐阜大学附属岐阜フィールド科学教育研究センター位山演習林で開かれました。岐阜大、福井県立大、近畿大、富山大などから教員や学生が集まり、肩肘の張らない発表と議論が行われました。農大からは山家と3年生の樋口君が参加しました。樋口君は3年生ながら、冬期や夏期休暇に岐阜大や岐阜県下呂にある河川環境研究所を拠点として淡水カジカ類の実験や調査を行っています。樋口君の発表は、内容量こそ多くはありませんでしたが、他の4年生や院生に全く引けを取らない上手なプレゼンテーションでした。研究会後は、懇親会が催され、世話役の岐阜大教官や学生達が飛騨牛の刺身やローストビーフをふるまってくれ、大変美味しく頂きました。余談ですが、網走へ帰還した日、ニュースで飛騨牛の偽装が発覚し、少しショックを受けました。
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2008年06月(1)
基礎実験(一)に用いるオショロコマのサンプリング
学生実験に用いる魚のサンプリングに4年生3名を連れて行きました。自称プロ達は楽しみながら作業をこなし、1時間程で約70匹のオショロコマを釣り上げ、臨海研究センターへ運びました。翌日、この魚を使い、採血の練習をした後、外部形態の観察と解剖して内蔵観察を行います。
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2008年02月
次期4年生の実験練習
試験期間も終わり、就職活動本番前に3年生が実験練習です。就職活動後にバリバリ成果を出せるよう、就職活動の合間を縫って実験手法を習得中です(写真1&2)。その合間に釣りに行っているようですが(写真3)。今年からフェロモン班では、甘美なる響き「フィールド調査」も行います。天然魚から採尿し、どれくらいのフェロモンを放出しているのか?あるいは、フェロモンの多様性の調査やフェロモン候補物質の検索が目的です。3人の自称「プロ」達には本領を発揮してもらえるでしょう。
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2007年10月
新天地での行動実験
いよいよ新天地での性フェロモンに対する行動反応実験が始まりました(10月半ばに終了し、次は2月以降)。幸いなことに大量の淡水掛け流しが可能の施設の一部を学外からお借りすることができました。ここに改めて感謝申し上げます。先ず、これまでとは違う場所、違う水、違う魚で上手くデータが取れるかどうか予備実験する必要があります。
研究室に所属する3年生1名には3週間ほど、施設にこもってもらい(本人は監禁されたと言っています)予備実験と僅かながら採尿も行いました。1枚目の写真の左側はサクラマス河川型雄を用いる行動実験用水路です。右の方は蓄養タンクです。予算が厳しく未だCCDカメラ遠隔観察システムが揃っていませんが、今後これらの備品を揃えることでサクラマスに続く意外性のある性フェロモンを発見していきたいと思います。また、2枚目の写真は採尿後の雌を開腹したものです。カテーテルの挿入状態が分かります。体腔側ではなく尿道へ挿入する事を言葉で教えることは困難で、勘と経験が大事です。このような研究には、生きている魚を扱うセンスと石の上にも3年のような忍耐が必要です。我々のキーワードは、正直、ひたむき、楽観的です。
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2007年08月
聖地
かつて(今も?)キャンパーやツーリングライダー達に聖地と呼ばれた場所、チミケップ湖が隣の研究室で紹介されました。そこで近隣の聖地をもう1つ。ヒントは清里町、斜里川です。ここは20年程前、TVで紹介されてから多くの旅行者が訪れるようになった小さな湧水池です。私は14年ぶりにバイクで立ち寄りました。この池には多くのイワナ属オショロコマが棲息していますが、釣りは禁止されています。とても静かな場所ですが、結構有名な観光地になっているようです。ダート道にも拘わらず、次から次に自動車や二輪車が訪れていました。ゴミ等が散らかってないのは幸いですが、残念なことに何を勘違いしてか小銭を投げ込む輩がいるそうです。学生達には、ぜひ池を見つけていただき、その畔で環境や生物について思いを廻らして欲しいと思います。
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2007年07月
研究室に新人3人が来ました
水圏科学を志望する生物生産学科の3年生はアクアバイオ学科の教員に師事することが可能です(恐らく当学科が出来る以前に入学した学生の特例と思われます)。そして生物化学研究室にも3名の新顔が出入りすることになりました。彼らはサケ科好きが高じて、サクラマスやニジマスの性フェロモンについて研究することになりました。淡水かけ流しで行う実験も、近隣の施設を利用させて頂けるよう教員が交渉中です。サケ科魚類を沢山触ってじっくり観察したい人は私達と一緒に性フェロモンの研究に没頭しませんか?
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2007年06月
ボンソワール
第8回国際魚類繁殖生理学シンポジウムがフランス北東部海岸のサンマロで開催されました。一緒に行った松原講師とは違うレポートを載せます。私の専門は魚類の性フェロモンであるため、前回のような繁殖行動生理のセッションが設けられなかったのが残念でした。しかし、現在その分野をリードしている米国ミシガン州立大学ポスドクとも交流を持ったのは幸いでした。
エクスカーションではユネスコ世界文化遺産のモン・サン・ミッシェル修道院を訪れました。そこは長い歴史の中で監獄や要塞としての機能も果たしてきました。サンマロでも同様に、その城郭の構造は文化、歴史、慣習の違いから、日本の城とは大きく異なるようです。日本では城壁の外側に民が住み、戦争で城主が替わると新城主に従うようになりますが、西洋では民も城壁の内側に街を作り居住します。侵略された場合、城主共々最悪の結末を迎える事が多いそうです。
私達はフランス最後の日に映画「ダ・ビンチ コード」にも出てくるルーブル美術館を訪れました。一部の絵画と彫刻を除き、撮影禁止の物が多くありました。有名な童話「フランダースの犬」に出てくる少年ネロは、最期の時をピーテル・パウル・ルーベンスの絵画「キリスト降架:アントウェルペン大聖堂所蔵」の下で迎えます。勿論その絵を見ることは出来ませんでしたが、館内にあるルーベンスホールの数々の絵画の他、モナリザをはじめ、かつて教科書でよく目にした絵画や彫刻等を直接見ることが出来ました。
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2007年04月
お気に入りのポスターの前の山家秀信氏
この4月から水圏生物化学研究室に山家(やんべ)秀信講師が着任しました。山家氏の出身は札幌ですが、これまで日本縦断的に4つの大学と1つの研究所を渡り歩き、今回はなんと沖縄からの転勤です。専門は魚類の性フェロモンに関する研究であり、国内では草分け的存在とのこと。彼の加入により、研究室や実験室にも活気が出てきました。山家氏のテーマは、かつて海外の研究者より提唱されたホルモン様フェロモンの概念と一線を画している「サクラマスの性フェロモンシステムの解明」を主としますが、魚類の性フェロモンに関する様々な研究テーマを有しています。魚達の♂と♀とのケミカルコミュニケーションの謎を解き明かしたい学生はぜひ足を運んでみてください。
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| 所属教員と研究テーマ |
坂井 勝信 教授 e-mail:
【専門分野】
魚病学
【現在取り組んでいる主な研究課題と内容】
魚病細菌を抑える天然物質を見つけ出す研究
細菌による魚病の治療に抗生物質などの医薬品が使われており、薬づけの養殖魚と言われないために、医薬品に替わって治療効果があり、魚やそれを食べるヒトにも悪影響のない天然物質を探し出す。また、それを予防に使えるか検討する。薬事法で医薬品を予防に使うことはできない。
山家 秀信 講師 e-mail:
【専門分野】
行動生理学、繁殖生物学
【現在取り組んでいる主な研究課題と内容】
・サケ科魚類の性フェロモン物質の解明、機能解析、受容&分泌機構の解明
・魚類の性転換に関する行動学的研究
・外来魚の個体群管理のためのフェロモントラップの開発
・環境ホルモンがフェロモン応答に与える影響
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| 卒業研究のテーマ |
魚病細菌感染症を抑える天然物質の研究(細菌ごと・物質ごと)
サクラマスにおける雄誘引フェロモンの副成分の検索
サクラマス成熟雄尿中の忌避フェロモンの同定
ニジマスやギンザケにおける雄誘引フェロモンの単離精製
淡水カジカ類における性フェロモン同定
ヤツメにおける性フェロモン同定のための活性試験法の開発
魚類の泌尿生殖孔の形態調査
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