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水産資源管理学研究室
NEWS
釧路川調査
  

2014年09月(1)

釧路川調査

 釧路川をドライスーツを来て流れる、フリー川流れ(仮称)をやって来ました。
 その際に様々な生物を見られたのですが、特に衝撃だったのは、巨大なウチダザリガニが何匹も見られました。
 写真はウグイの死体に群がる、ウチダザリガニです。これは中々根絶は難しいかもしれません。

知床調査
  

2014年08月(1)

知床河川調査

 8月3日に知床岩尾別川系列の河川調査を行ってきました。7月にも調査を行ったのですが、今回は再補率からの個体数推定と年齢査定用の鱗の採取が目的でした。
 天候にも恵まれ、知床財団のヒグマ対応見習い犬の「チャイ」も一緒に参加してくれて、和やかな調査となりました。
 写真はショッカーで採れる魚に興味津々のチャイです。調査のたびについてきてくれたら嬉しいですね。

カワシンジュガイ
  

2014年07月(2)

カワシンジュガイ調査

 当研究室では今年からカワシンジュガイの分布調査を美幌博物館と共同で行うこととなりました。
 カワシンジュガイの仲間は浮遊幼生期にサケ・マス類のエラに寄生するため、魚が遡上できる川でしか生きていけません。
 そのため、川に遡上阻害物が設置されると、その上流では個体群の絶滅が危惧されます。
 網走近郊の河川でもカワシンジュガイがほとんどいなくなってしまっているところもあります。
 一方で、カワシンジュガイは寿命が数十年と長いため、遡上阻害物ができてから数十年以内に、適切な魚道を作る等して魚を戻してやれば、個体群が回復する可能性があります。
 今年は幾つかな河川でまず現状把握に努め、今後魚道によるカワシンジュガイへの影響を見ていこうと考えています。

とっかりセンター
アザラシ説明
  

2014年07月(1)

海生哺乳類実習

 7月4日に1年生対象の海生哺乳類学実習を紋別の「とっかりセンター」で行いました。ここには、流氷で出産するアゴヒゲアザラシ、ワモンアザラシ、ゴマフアザラシが飼育されています。この実習では、実際に間近でアザラシを観察し、触ることにより、アザラシの体のつくりを知り、種による違いを学習しました。また、陸上ではイモムシみたいな鈍くさい動きですが、水中では優雅に泳ぐ姿のギャップは見事です。学生は、なかなか水族館でも体験できないことに、感激していたようですが、この実習も7年目を迎え、引率教員としては新しい実習を開拓しようかと考え始めています・・・。

石垣調査
  

2014年06月(2)

石垣島でのカジキ調査

 本研究室では今年から石垣島でのマグロはえ縄漁業で漁獲されるカジキ類の性による形態の差異についての研究を開始しました。
 網走とは全く異なる環境で、地元の漁師さんや漁協の方、水研の方にご協力いただいて無事サンプリングを行うことが出来ました。思い通りという結果ではなかったですが、来年に繋がる結果となりました。

シャチの群れ
イシイルカの子供(漂着個体)
  

2014年06月(1)

クジラ祭り

 6月に入り、羅臼でのクジラ調査が開始されました。シャチの個体識別が目的で、初日から20頭ぐらいのシャチの群れに歓迎されたそうです。また、その群れがミンククジラを3頭も狩りしていたとか・・・。すごい光景ですね。

 さらに、16日には網走の鱒浦海岸でイシイルカの子供が弱って漂着しており、回収に行きました。回収した時には、生きていたのですが、大学へ到着すると息を引き取っていました。最近、宗谷の方でも子供のイシイルカの漂着があったとのこと・・・餌不足なのですかね?

プロミナを覗くY
  

2014年05月(4)

襟裳調査

 現在、水産資源管理学研究室では、北海道の南東端に位置する襟裳岬にてゼニガタアザラシの調査を行なっております。4月下旬から6月上旬はゼニガタアザラシの出産期であり、Pup(アザラシの子供)が沿岸の岩礁帯で観察することができます。調査員達は、強風吹き荒れるえりも岬で1時間ごとにアザラシの個体数をカウントし、風に心が負けそうになりながらも、可愛いPupを支えにとても楽しく調査を行なっております。

山本研究員と後藤先生
  

2014年05月(3)

手作り魚道から始まる地域の自然再生

 2014/5/24に美幌にて第14回 北海道淡水魚保護フォーラム・平成26年度 美幌博物館フォーラム「手作り魚道から始まる地域の自然再生」に参加してきました。
 水産資源管理学研究室からは、山本研究員が美幌の河川での手作り魚道が河川物理環境にどのような影響があるかポスター発表しました。今後は遊泳能力の少ない魚の移動や、上流環境での生態学的な影響を見ていきます。

ゼニガタアザラシの親子
  

2014年05月(2)

ゼニガタアザラシの出産期調査開始

 5月の中旬が出産ピークであるゼニガタアザラシの出産期調査が襟裳岬と厚岸地域にある無人島の大黒島で開始されました。多くの学生が1週間ごとにメンバーを変えて、参加してくれます。天気が良いことを祈ります(過去にはこの時期に雪が降ったことも・・・)。
 ゼニガタアザラシは、ゴマフアザラシと異なり、岩礁上で子供を出産するので、岩礁の保護色となる母親と同じ毛色で生まれてきます(ゴマフアザラシのような白い産毛ではありません)。

抱卵ウチダザリガニ
  

2014年05月(1)

網走川本流にて抱卵ウチダザリガニ発見

 網走川本流の頭首工にて魚類相調査を行ってきたのですが、抱卵したウチダザリガニが捕獲されました。
 ウチダザリガニは国が指定する特定外来種で、網走近辺でも美幌川を中心に分布域を広げています。抱卵個体が発見されたことは網走川でも再生産をしている証拠であり、今後何らかの対策が必要と考えられます。

発信機を装着されてオホーツク海に帰って行くクラカケアザラシ
  

2014年04月(1)

流氷上で出産するアザラシ保護が最盛期

 今年度、当研究室には母親とはぐれて弱ったアザラシが3頭(クラカケアザラシ、ワモンアザラシとゴマフアザラシ)、餌を求めて網に絡まって保護されたアザラシが4頭(クラカケアザラシ)を保護しました。今年は流氷が長く、広く滞在してることから、通年と異なる(通年ではほとんど見られない)種が、保護されており、クラカケアザラシ、ワモンアザラシなどがそれに当たります、本来ならこの時期に多いのはゴマフアザラシです。 学生が毎日、お世話をしてくれています。これらのアザラシは健康状態を見て、発信機を装着して海に返したり(クラカケアザラシ2頭)、水族館で飼ってもらったりすることになっています。


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 所属教員と研究テーマ

小林 万里 教授 e-mail:

【専門分野】

海生哺乳類の生態学・行動学および保全学

【現在取り組んでいる主な研究課題と内容】

1)知床における海生哺乳類の季節ごとの生息数把握と漁業との軋轢(羅臼)

 知床においてどんな海生哺乳類が何時の季節にどのぐらいの来遊があるのかを通年を通して把握し、また海生哺乳類と漁業との軋轢とどのような関係があるのかを調べ ています。

2)日本海側に来遊する個体の特性と漁業との関係(焼尻)

 近年、日本海側に来遊してくるゴマフアザラシの個体数が増加傾向にあります。それらの個体の年齢構成、雌雄、また夏の生息地を調べるとともに、食性なども調べ漁業への依存度を解析しています。

3)厚岸大黒島におけるゼニガタアザラシの上陸パターン解析と上陸場の役割(厚岸)

 北海道で2番目に大きなゼニガタアザラシの上陸場である大黒島で、日周期および年周期で上陸個体数と環境要因(波の高さ、日照、水温、気温など)の関係や上陸している個体の特性を把握して、彼らの熱代謝などからアザラシにとって上陸の意味を探っています。

4)サハリンにおける夏の上陸場所とその個体数の把握(サハリン)

 北海道に来遊してくるゴマフアザラシの主な夏の生息地はサハリンであると考えられています。そのサハリンにどれだけのアザラシが生息しているかを把握します。

5)北方四島と北海道との移動パターンとゴマフとゼニガタアザラシの交雑(北方四島)

 アザラシは、北方四島と北海道をどのように行き来しているか、また北方四島に同所的に存在するゴマフアザラシとゼニガタアザラシの交雑にも注目しています。


金岩 稔 准教授 e-mail:

【専門分野】

個体群生態学・個体群動態学

【現在取り組んでいる主な研究課題と内容】

1)マグロ類、カジキ類の資源量指数の標準化

 マグロ・カジキ類ははえ縄と呼ばれる漁具とまき網と言う漁具で大規模な漁獲が行われており、その有効漁獲能率は場所や季節・年・漁具形態によって異なります。それらに注目して資源量を現す指標をどのように推定するか?検討しています。

2)種苗放流の遺伝的影響

 漁業対象となる魚や甲殻類、貝類などの子供を放流することを種苗法流と呼びます。この種苗は人工的に大量に生産されることが多く、天然のものとは遺伝的に異なる性質を持っている場合があります。そういった種苗を放流した時に天然の集団の遺伝的組成を変化させてしまう可能性があります。どのような放流でどのくらいの影響が起こるのか?どうすれば影響の少ない種苗法流が出来るのか?を検討しています。

3)移入種除去に関わる理論的研究

 その場所に本来いなく、自然には起こりえない距離や量で人為的に移動が行われた生物種で定着した種のことを移入種と呼びます。最も有名な例はブラックバスやブルーギルでしょう。こういった種は一度定着すると完全に除去することは非常に難しいのですが、それを効率的に進める手法の検討を行っています。

4)アメリカンロブスターに関わる資源解析、資源管理手法の検討

 アメリカ東海岸に位置するMaine州ではアメリカンロブスター漁業は主要な産業の一つです。しかしながら近年その漁獲量の減少や漁獲物のサイズの減少が心配されています。そこで、アメリカンロブスターのサイズ組成を考慮に入れた資源解析モデルの構築、そのモデルの精度検証、管理手法の検討を行っています。

5)ウニの資源解析、資源管理手法の検討

 アメリカ東海岸に位置するMaine州では1990年代初めにホクヨウオオバフンウニの漁業が始まり2000年初めには大幅な漁獲量減少が起こり漁業はほぼ壊滅しました。そこで現状把握、原因の究明、今後の回復計画の検討を行っています。

6)資源解析手法の精度評価

 現在多くの魚種で総漁獲量を管理することによって資源管理が行う手法(TAC制度)が使われています。しかしながら、その多くの場合それがどの程度確からしい管理になっているのかが評価されていません。現状の推定と精度向上を検討しています。


人間活動が野生生物に与える様々な影響を数理的手法を用いて、起因原因の明確化とその対応策の提言を行っております。

特に性差が影響する動態の変化や問題解決手法に興味を持って研究を行っております。



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 卒業研究のテーマ

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 当研究室を志す人が読んでおくべき書籍
     東京農業大学の学生で当研究室を志す人は蔵書検索で図書館での貸し出し状態をチェック等して、是非一読しておいてください。
    【小林組・金岩組共通】
  • 本を読む本 M.J.アドラー C.V.ドーレン著 ISBN: 4061592998 講談社学術文庫

  • 保全生態学入門 鷲谷いづみ&矢原徹一著 ISBN: 482993039X 文一総合出版

  • ゼロからわかる生態学 松田 裕之著 ISBN: 4320056191 共立出版

  • 動物生態学 伊藤 嘉昭 他著 ISBN: 4789120481 蒼樹書房

  • 生態学入門 日本生態学会 編集 ISBN: 4807905988 東京化学同人

  • 【小林組推薦図書】
  • ゼニガタアザラシの生態と保護 和田 一雄 他編集 ISBN: 4486009258 東海大学出版会

  • 哺乳類の生態学 土肥 昭夫 他著 ISBN: 4130601679 東京大学出版会

  • 鰭脚類 和田 一雄&伊藤 徹魯 著 ISBN: 4130601733 東京大学出版会

  • 【金岩組推薦図書】
  • 魚をとりながら増やす 松宮 義晴著 ISBN: 4425850017 成山堂書店

  • 数理生物学入門 巌佐 庸著 ISBN: 4320054857 共立出版

  • 行動生態学入門 粕谷 英一著 ISBN: 4486011317 東海大学出版会

  • 生物学を学ぶ人のための統計のはなし 粕谷 英一著 ISBN: 4829921234 文一総合出版


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 アクアバイオ学科在学中に取っておくと良いかもしれない資格・試験
     アクアバイオ学科の学生の何人かに「どのような資格を取っておくと良いですか?」という質問を受けました。
     残念ながらあまり資格には詳しくない上、どのような職を目指すかによってアドバンテージは変わると思います。
     それでも、このような資格もあるのだよ・・・・・程度で参考にしていただければ、幸いです。
     また、こんなよさそうな資格・試験があるよ!と言う情報もお待ちしております。
     なお、当研究室配属希望者が多数を占めた際の選考には下記資格や試験結果を参考とします。

  • 学芸員
    当学科でも必要な専門講義を受けることで所得可能です(詳しくは博物館情報学研究室のページを参照してください)。
    動物園、博物館、水族館での公募の際必須条件とされることもあります。

  • TOEFL(R)
    Test of English as a Foreign Languageの略で、英語を母国語としない者の英語力を示す指標となる試験です。
    海外留学には必須となりますし、就職の際の英語力アピールにもなり得ます。

  • GRE(R)
    Graduate Record Examinationの略で、アメリカの大学院を受験する際に必要とされる共通試験です。

  • TOEIC(R)
    Test of English for International Communication の略。
    日本や韓国での知名度は高いですが、国際的な知名度はTOEFLよりは少し落ちます。
    それでも、日本の企業への英語力アピールには十二分に使えますので、ポイントを上げておくのは良いと思います。

  • 潜水士
    厚生労働省管轄の国家資格。
    潜水器を使った業務を行う際には必要とされる資格です。
    水族館勤務ではアピール材料となり得ます。

  • 生物分類技能検定
    生物に関心をもつ方々を対象に、分類の知識向上を目的とし、野生生物や自然環境の調査・保全を担う人材を育てるとともに、動物分類学や植物分類学の発展に寄与しようとするものです。
    さらに、野生生物調査に関わる生物技術者の育成と、自然環境調査の精度向上への貢献をめざします。
    生物分類技能検定1、2級登録者は、環境省の一般競争(指名競争)申請時に有資格者として認められています。

  • 危険物取扱者
    消防法によって規制される危険物を取り扱える国家資格。
    汎用性があるため所得しておいて損の無い資格だと思います。
    蛇足としまして、乙種4類はガソリンスタンドのアルバイト等で喜ばれます。

  • 環境計量士
    主に大気や水質の汚染を計る経済産業大臣認定の国家資格。
    環境コンサルタント会社等ではありがたがられる資格ですが、難易度は高いです。
    受験資格には特に制限はありません(2006年現在)ので、トライしてみる価値はあります。

  • 技術士・技術士補
    高度な科学技術に関する専門的応用能力持つものをあらわす国家資格です。
    合格率10%程度の難関ですが、生態系調査会社等を志願する場合に技術士補でもアピール材料とはなりえます。

  • 狩猟免許・銃所持許可
    野生生物を利用するにあたり、水産資源に関しては漁業法による規制が多いですが、陸上生物の場合権利的な問題はあまりありません。
    そこで、それらの理解を深め伝統的な利用方法を知るためにも、自分で実際に行ってみることは有用だと思います。
    公安委員会によっては学生の所得を快く思わない地方もあるようですが、幸い網走近辺は理解が進んでいると思われますこともオススメの一因です。

    以下、調査中の資格。

    NACS-J自然観察指導員
    ビオトープ管理士
    環境カウンセラー
    環境管理士


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