 |
 |
|
|

 |
2007年03月
クロマグロの畜養問題
日本水産学会の年次大会参加のため東京へ行ったついでに築地市場へ見学に行ってきました。
日本には世界中からクロマグロをはじめとしたマグロが集まってきています。この状況が今後どれくらいの期間続くのかは分りませんが、少なくとも今現在日本はマグロの資源管理に大きな責任を負っていると共に、効果的なカードを持っているともいえます。
日本の市場が率先して管理がきちんと行われているマグロのみを扱うようになっていけば、日本は成熟した水産管理国としての確固とした地位を築いていけると思います。また、そうならなければ日本の水産業は衰退していってしまうのだと思います。
そういう意味でもマグロの資源管理は重要であり、今後の資源管理のお手本となるべき存在であるが故に、最新の資源解析・管理手法が実践的に用いられている、すばらしい研究対象だと思います。
その中で今問題になっているのはマグロの畜養問題です。マグロの畜養とはいったん採ったマグロを生簀で数ヶ月飼育し太らせてから出荷させることを言います。
畜養の問題は様々なものがありますが、資源管理においては元の漁獲量が分らなくなるため、漁業が全体として水産資源にどれくらいの影響を与えているのかが分らなくなります。
この問題に関しては、きっちりとしたモニタリングシステムの確立が一つの解決策となると思います。そういった動きを日本が先頭を切って市場から動かせていけたら良いなと思います。
|
 |
|
|

 |
2007年02月
資源量指数の標準化
ハワイ大学にて開かれた高度回遊性魚類(マグロやカジキ)の漁獲量や漁獲努力量を標準化する手法を検討するwork shopに招待され、行ってきました。
水産資源は水の中に住んでおり、全数を数えることは難しいです。そのため、漁獲量を漁獲にかけた努力量で割った値(資源量指数)の変化で水の中に住んでいる数(資源量)の変化を見ることが多いです。
マグロやカジキははえ縄というなが〜い(数kmの)縄に浮子というブイをつけて浮かし、その間に枝縄と呼ばれる短い縄が等間隔につきその先に針と餌をつけるという、巨大な漁具を使って漁獲することがあります。
その際、浮子間は縄がぶら下がっているような形になるため、海の表面から針までの深さは、針によって異なってきます。
マグロやカジキの多くの種は移動する水深がある程度決まっているため、針によってかかりやすさが変わってきてしまう事になります。
このため、漁獲量を針の数で割った値では資源量をうまく表さない可能性があり、そういった変化を考慮に入れて計算することを標準化といいます。
マグロやカジキは国際的に重要な魚種とされていますので、この標準化に関わる研究も進んでおり、最先端の方法に触れることが出来ました。
このような手法は沿岸漁業の資源管理を考える上でも重要で、北海道の沿岸漁業管理にも応用していきたいです。
|
 |
|
|
 |
2007年01月
新年のご挨拶申し上げます
皆様新年のご挨拶申し上げます。
去年は新しく研究室を立ち上げ、あっという間に過ぎてしまった一年でした。新しい研究塔も建ち(写真はうちの研究室の外観です。この一階かどっこの部屋が我々の研究室です。)やっと出発が切れ、ほっとした気持ちとこれから先の不安を感じながら諸問題に対処してきました。
今年も水産資源管理学研究室は一歩一歩進歩していきますので、皆様温かくお見守るください。
このページでも、もっと水産資源管理学研究室が実際どんな研究を行っているのか?具体的にご紹介していけたらと思っておりますので、楽しみにしていてください。
|
 |
|
|
 |
2006年12月
凍結標本切片作成
アザラシの歯を薄くスライスしてみると、年齢を示す輪が観察できます。
それを使い、アザラシの年齢査定は行います。
しかし、薄くスライスするのは常温では難しく、一度凍結させたものをかんなの刃のようなもので削り取ります。
そのための機械がクリオスタットと呼ばれる機械です。
写真は生物生産学科4年生で小林先生についている学生さんが卒業研究の追い込みとして、切片を作っている様子です。卒業研究もあとわずか、頑張れ〜!
|
 |
 |
2006年11月
厚岸湾におけるアザラシによるシシャモ刺網の漁業被害。
シシャモはアザラシの大好物で、刺網にかかったシャシモの頭だけを残し腹の部分は捕食してしまいます。
この日は、刺網にかかったシシャモは250匹程度、しかしそのうちの96%が写真の状態でした。漁業者はこれでは漁を続けられないと深刻な状況だと訴えています。
こういった海生哺乳類と漁業者の対立(コンフリクト)は北海道各地で見られており、深刻な問題となっています。
|
 |
|
|
 |
2006年10月
ゴマフアザラシの解剖
定置網にて混獲されたゴマフアザラシを解剖しました。
写真は皮下脂肪の厚さを測っているところです。
アザラシは内臓脂肪が陸上哺乳類に比べると少なく、皮下に脂肪を貯めています。
アクアバイオ学科の一年生のうち希望者は恐る恐る?楽しく?見学もしました。
|
 |

 |
2006年09月
3rd International Symposium on Stock Enhancement & Sea Ranchingに出席
シアトルにて開かれた3rd International Symposium on Stock Enhancement & Sea Ranchingに出席し、発表してきました。
このシンポジウムは種苗放流と養殖に関するシンポジウムであり、様々な国から出席した発表者により、様々な発表が行われました。
特にタスマニアのRock Lobsterに関する発表が面白かったです。
Rock Lobsterはイセエビに似たロブスターで、生息深度によって体色が変わるらしいのです。日本や中国では赤色のロブスターが好まれるため、赤色になる比較的浅い深度で取れるロブスターが高値になります。
そこで、深いところで取れた赤色ではないロブスターを浅いところに再放流してやり、色が変わるのかどうか?と言うことを調べた発表でした。
ほんの数ヶ月で見事に体色が赤色になっており、恐らく経済効果としては30%の増収が見込めるそうです。
水産資源の有効利用の一方策だと思われました。
なお、私(金岩)の発表Power Point Fileはこのようなものでした。
|
 |
 |
2006年08月
University of Maine, School of Marine Scienceにて共同研究
アメリカ東海岸北東部に位置するMaine州OronoにあるUniversity of MaineのYong Chen準教授のもとで一月間お世話になり、共同研究を行ってまいりました。
一月間はキャンパス内の学生寮に住み、ちょっとした学生気分を楽しみました。
Maine州ではアメリカンロブスターの漁業が主要産業の一つとなっており、その資源管理モデルとして、金岩講師とChen準教授が構築したモデルがpeer reviewの上採択されたため、より現実的な管理手法に対する予測が行えるよう、モデルの改良を行い密度の濃い一月となりました。
|
 |
 |
|
|
 |
2006年07月
国際カジキ釣り大会にてサンプル採集
静岡県下田市で行われました国際カジキ釣り大会にお邪魔致しまして、釣り上げられたカジキのサンプル採集をお手伝いに行って参りました。
写真は144キロを超えるクロカジキの腹を割いて、生殖腺と胃内容物を採集しているところです。
これらの他に、筋肉組織、背びれを取り、遠洋水産研究所のほうでDNA情報や年齢を査定したデータを収集いたします。
これらのデータはカジキの資源管理における基礎的な知見となります。
|
 |
|
|
 |
2006年06月(2)
スペイン出張
スペインまで大西洋クロマグロの資源管理に関わるWorking Group出席のため出張いたしておりました。
忙しいスケジュールでしたが、すばらしい気候に恵まれて、大変気持ちよい日々を過ごしてきました。
写真はスケジュールの合間を縫って会議を抜け出し行ってきたソフィア美術館です。ピカソのゲルニカを初めて見て、その大きさと力強さに驚いてまいりました。
|
 |
 |
2006年06月(1)
アクアバイオ学基礎実験
当研究室が担当したアクアバイオ学基礎実験ではアザラシの頭骨を用いました。その準備のために研究室には骨、骨、骨!それを知らずに入ってきた事務員のSさんは、「な・なんですかぁ・・・これはぁ〜っ!!」と悲鳴を上げておりました。
それでも、学科の学生さんは楽しくスケッチ、観察、計測を行いました。
|
 |
 |
2006年05月
出産ピーク!
北海道厚岸市大黒島にてゼニガタアザラシの出産ピークです。赤ん坊は岩礁の上で生まれ、二週間お母さんと一緒に暮らします。 |
 |
 |
2006年04月
水産資源管理学研究室:別名小林・金岩組オープン&それを祝して(?!)ベルーガ(白鯨)が4/10羅臼に出現!
トピックス1:海生哺乳類学および数理生物学を専門とする水産資源管理学研究室が営業を始めました。この研究室にについて知りたいこと、おしゃべりしたい人誰でも遊びに来てください。
トピックス2:ベルーガはシロイルカともよばれ、その名前のとおり真っ白な体をしています。また子供の頃の体色はグレーで、成長するに従って白くなっていきます。他の鯨類と違い背びれがないため、首を傾けることができることが特徴です。北極とその周辺部という寒い地域に住んでいるため、羅臼海域で目撃されるのは大変珍しいです。 |
 このページのトップへ戻る
|