 |
 |
|
|

|
2008年03月(1)
卒業式
3/17は卒業式でした。当研究室には7名の生物生産学科の学生さんが卒業研究を無事終え巣立っていきました。
これから彼らはそれぞれ社会人としての第一歩を歩んでいくことになります。北海道の大地での四年間を胸に、仲間や自分の力で過ごせた生活を糧に、辛いことにも立ち向かい、楽しいことを皆と共有し、力強く生活していって欲しいと思います。
ここからが、本番だ!がんばれっ!
|
 |
|
|


|
2008年01月(1)
各所各様
皆様今年もよろしくお願いいたします。
一月はハワイのホノルル(写真上)とサハリンのユジノサハリンスク(写真下)までそれぞれ別の会議に参加するため出かけておりました。
ホノルルでの最高気温が25℃、ユジノサハリンスクでの最低気温が-30℃でしたので、一月の体験気温は55℃の幅があり、あとから私自身にデータロガーを付けて置けば良かったと後悔しました。次に機会があれば是非付けて行きたいと思っています。
ホノルルでは太平洋に於けるカジキの資源管理に関わる会議に参加しました。太平洋にはカジキは6種(タイヘイヨウクロカジキ・マカジキ・メカジキ・シロカジキ・バショウカジキ・フウライカジキ)その中でマカジキとメカジキが主に漁業対象種とされております。これらの魚種が太平洋を広く回遊して暮らしています。
それ以外の種はスポーツフィッシングや、マグロを狙ったはえ縄漁業の混獲として採られることが多く、その回遊面積の広さもあいまって、生物学的にも生態学的にも漁業資源学的にも分かっていないことがたくさんあります。
例えばメカジキの場合昼間と夜間で棲息している水深が異なることが知られておりますが、それらの生態学的な意味はまだまだ分かっておりません。
また、カジキの特徴である角状の吻ですが、それらの形状や皮膚の触った感覚は種によって異なるのですが、それらの意味や利用のされ方も、様々な説があります。
このように、あまり分かっていないことがたくさんある種の資源管理は大変困難であり、不確定要素をたくさん含んだものになります。それらの不確定要素を内包した形で、資源管理を行う必要が出てくるのですが、その際に必要なのは良い意味での「いい加減さ」となります。つまりは、緩衝材を多めに取っておいて、少々予想と異なることになったとしても、十分安全な枠をつけておく必要が出てきます。
この緩衝材をどの程度取る必要性があるのか?関係各国間で決める試みの一つが今回私が参加した会議となります。
美しく且つ美味しいカジキの持続的な有効利用を目指す一端を担う手助けが出来たらと思っています。
|
 |
|
|

|
2007年12月(1)
ワカサギ釣り大会
12/20に網走湖にてワカサギ釣り大会を行いました。
当日は天気もよく、気持ちの良い釣り日和でした。我々は10時頃に網走湖に到着したのですが、既に100人を越す人がワカサギ釣りを楽しんでいました。
初めてワカサギ釣りをする者、何度もしたことがある者、様々でしたが、皆順調に釣り上げ大漁でした。
夕方には二チームに別れ、制限時間内に何匹釣れるか競い合いましたが、最も釣れた人で18分で18匹!一分一匹のペースで釣れ、釣り衝動も満足。
釣ったワカサギはその場でてんぷらにして皆で美味しく消費。食欲も満足。
網走ならではの休日の一こまでした。
|
|
|
 |
|
|

|
2007年11月(2)
あたま
調査では時々妙なものを見かけます。
写真は今年最後の調査で川の中で拾ったものです。因みにこの写真ではあまり見えませんが裏側には肉片も少し付いている、食肉目の頭骨です。
何の頭骨かわからなかったため、持ち帰り小林先生に同定してもらったところ、恐らく犬の頭骨だと言うこと。
野犬のものでしょうか?それともどこかの家犬が迷ったのでしょうか?
どちらにしろ、不思議な拾い物でした。
|
 |
|
|

|
2007年11月(1)
調査〆め
今年最後の網走川上流魚類相調査を行ってきました。
この日は水温1度(!?)身も心も凍える寒さとなっていました。
雪もちらほらと積もりだした網走川ですが、それでも100匹以上の魚が採れました。改めてオホーツク沿岸地域の自然の豊かさを感じました。
四年生にとってはもしかしたら人生最後の調査です。水温・pH・流速を測る姿も趣き深く・・・・・・見えませんか?
|
 |
|
|

|
2007年10月(1)
秋深し網走川
河川の水温も5度近くにまで下がってきました。震え上がりながらの調査の中、エゾアカガエルを見かけました。
エゾアカガエルと本州に居るヤマトアカガエルは大変よく似ているのですが、エゾアカガエルのほうが短足です。
その分少しユーモラスな格好でかわいいですね。
冬眠準備でこのカエルも一生懸命餌を食べているのでしょう。調査チームもエゾアカガエルが冬眠するまでもう一頑張りします。
|
 |
|
|


|
2007年09月(3)
Keith Bigelow氏との共同研究
ハワイ大学の敷地内にはアメリカの水産研究所にあたりますNMFSの研究施設の一つがあります。そこのFish Biology and Bycatchグループの主任研究員Keith Bigelow氏とハワイ沿岸の延縄漁業データ解析に関する共同研究をするためにハワイに二週間滞在してきました。
具体的な研究成果は1)日本の公庁船データにおける延縄の空間構造の特徴を明らかにし2)多魚種のデータを用いることで延縄の空間構造推定が行える可能性を示しました。
これらの解析はマグロやカジキの解析時に有用なデータとして使用され、資源管理の基礎的な情報となります。
マグロやカジキは生息範囲が広いため生息範囲全域を覆うような非商業漁獲調査を行うことがほぼ不可能です。そのため、例えデータの質が悪くても商業漁獲データに頼らざるを得ないため、その標準化手法の確立は急務となっています。その一役を担う研究結果が出、今回の共同研究は実りのあるものでした。
写真上はNMFSの看板、写真下はKeithと飲み友達のBrenden Holland博士とバーにて。
|
 |
|
|

|
2007年09月(2)
大物来遊
我々の研究室では毎月網走川魚類相調査を行っているのですが、9月の調査では大物がたくさん取れました。
多くがサクラマスで、ニジマスやアメマスの30cm越えのものもいくらか取れました。
調査の目的自体とは直接結びつくわけではないのですが、そこは皆魚好き。大物が網に入ると歓声をあげ、ますます調査も楽しく行えるようになります。
フィールドワークは行うだけではなんら意味を成しません。どのようなデータを取れるか予想し、解析するためにはどのようなデータが必要かを考え、それをどのようにして手に入れるか調査プランを立て、調査し、いかに解析するか?といったプロセスをきちんと抑える必要があります。
しかしいくら良い調査計画を立てても実際にデータが得られなかったら、結果は良いものにはなりません。
オホーツクキャンパスの一つの強みは良質データをとれる調査地が、すぐ近くにものすごくたくさん存在することです。
フィールドワークをするのにここほど優れていて、フィールドワーカーとしての第一歩を踏むのに適している場所はありません。
また、解析も質の良いデータを使うと、その解析がどのような意味を持つのか理解しやすくなります。
そういう意味でも、オホーツクで野外研究を初められる学生さん達は幸せだと思います。
|
 |
|
|

|
2007年09月
ハナサキ・プログラム国内WSに参加
根室市では平成14年よりロシアとの共同でのハナサキガニ資源解析や生態調査を含むハナサキ・プログラムを推進してきています。
私、金岩はその資源管理部門・アドバイザーとして去年より参加し、ハナサキガニ資源の現状解析と今後に向けた提言を行っています。
今年のハナサキ・プログラム国内ワークショップは毎年9月に行われる根室カニ祭りと同時開催され、国内WS終了後祭り会場を楽しむことができました。
この後根室さんま祭りを始めとして、秋の食にまつわる様々なお祭りが開催されます。お近くにお寄りの方々は是非参加してみてください。
|
 |
|
|


|
2007年08月(3)
日本海区の資源評価ブロック会議に参加
日本海区での資源評価ブロック会議に参加するため新潟の日本海区水産試験場を訪れてきました。
日本の沿岸漁業は毎年、水産総合研究センター主導のもとブロックごとの会議で持って資源管理の方向性を定めていくことになっています。
日本海区の資源管理対象種は様々な問題を抱えているものが多く、確固とした資源管理の方向性を定めるのが難しい種もたくさんあります。
その中で大事なことはまず現状を正しく表現し全員の共通認識とすること。そしてその現状の中でいかに現実的且つ、関係者皆がある程度の妥協と納得ができる管理方策を構築することだと思います。
今回ブロック会議に参加して後者のほうへ少しばかり偏っているのではないか?という気がいたしました。
もう少し理想論も入れた形での現状認識をきちんと示し続けるのが重要ではないか?と感じました。
|
 |
|
|

|
2007年08月(2)
原体験としての自然
野外調査を行っていると、目的の物以外のものを見かけることがあります。写真は魚類相調査を行った際にY副手が見つけたちっちゃい、ちっちゃいニホンザリガニです。いまや希少種となったニホンザリガニですが、道東の川にはまだまだ生息しており、小さいはさみを振り上げて威嚇している様はかわいらしいです。
環境保護や自然保護を訴える際に、保護の方法論は大切です。しかし、それはあくまで方法論であり、本質的な重要性は乏しいです。環境保護や保全を考える上で最も重要なことは一体どのような状態を目指すのか?という目的意識です。自然保護に関わる人はこの目標を肌で感じ、ある程度の共通認識として持っている必要性があります。 道東の自然はその目標を定めるために必要な原体験を我々に与えてくれる気がします。
|
 |
|
|


|
2007年08月
水生昆虫相調査
当研究室では網走川上流での魚類相調査を行っておりますが、それと平行して淡水魚たちの餌となる水生昆虫と河川環境の関係も調べています。
調査方法はコロラードと呼ばれる四角い枠内の水生昆虫をネットを使い全て採集し、60%エタノールで固定し、研究室に持ち帰り、種の同定を行います。
今年は18箇所の調査点を6回ずつコロラード法にてサンプルしました。
網走川周辺で同時期に魚類と水生昆虫の相互関係を調べた例は乏しく、河川環境保全に役立つ基礎的なデータが取れたらと、期待しております。
|
 |
|
|

|
2007年07月(2)
研究室メンバーでBBQ
水産資源管理学研究室はアクアバイオ学科の一学科なのですが、アクアバイオ学科には未だ卒業研究を行う学生さんがいないため、生物生産学科の学生さん7名が小林・金岩両講師の指導の元、卒業研究を行っております。今日はそのメンバー+研究室の関連者でBBQを行いました。
研究に疲れた体と精神を休め、美味しい魚介類とお肉や野菜を、晴天の下食べるのは最高の気分です。
この時ばかりは皆日頃頭を悩ます卒業研究を忘れ、海と大地の恵みに感謝。パクパク食べて笑って楽しみました。
|
 |
|
|

|
2007年07月
ISC作業部会参加
北太平洋のマグロ類やカジキ類はInternational Scientific Committee for Tuna and Tuna-like Species in the North Pacific Ocean: ISCという国際団体が管理をしています。そこでは、様々な魚種ごとに作業部会が分かれ、資源の現状推定や今後の資源管理の方策を検討しています。
今回そのクロマグロとメカジキの作業部会に参加するため韓国の釜山まで行ってきました。
太平洋でのクロマグロの現状は決して明るいものではないですが、様々な新しい情報を手に入れることができ、有意義な時間をすごせました。
クロマグロは世界で最も注目を浴びている水産資源の一つであるため、その資源解析手法には最新の科学的成果が使われており、最も進んだ解析手法を体得するのに良い魚種だと思います。当研究室の学生にはこういった国際的な舞台で活躍している科学者達と共同で最新の解析手法を身につけ研究するチャンスを提供できます。
会議の後には屋台街へ出歩きおいしいチヂミやおでん、プルコギ等を楽しみました。これも海外での国際会議参加における楽しみの一つです。
|
 |
|
|

|
2007年06月(2)
ハナサキガニ資源調査
毎年根室市ではハナサキガニの定点調査を行っております。その調査船に同乗させて頂き実際の漁獲風景や状況を拝見&体験させてもらいました。これらのデータはハナサキガニの許容漁獲量(道内TAC)を計算するの重要な指標として使われています。
しかしながら、資源調査は漁期のきわめて早い時期にしか行われておりません。
当研究室では将来的に、漁期を通してのハナサキガニ資源の資源量調査の実現を目指して、その下準備としての調査を行っております。
漁期を通しての調査を行うためには漁師の方々の協力の下オブザーバーとしての乗船が必要となります。もう少し学生さんが増えたら是非やって行きたいと思っています。
|
 |
|
|


|
2007年06月(1)
網走川魚類相調査
網走川での調査を本格的に開始しだました。エレクトリックショッカーと呼ばれる電気を使った漁具で魚をしびれさせ、しびれている間に網ですくって捕まえます。調査区間全域を調べるためには下流から川をさかのぼってショッカーをかけていくのですが、川の水流がきついところもあり中々大変な作業です。
取れた魚は速やかに氷水で冷やして麻酔をかけ、体長と体重を量り、常温で少し休憩させてから川に戻します。この日はヤマメの他にアメマス、フクドジョウ、ヤツメウナギ等が取れました。
今後、場所や季節による変動を追っていき、どのような条件が魚にとって適しているのか?調べていきます。
|
 |
|
|


|
2007年05月(2)
ハナサキガニ資源管理の打ち合せ
ハナサキガニ資源管理の打ち合わせで根室市まで行ってきました。ハナサキガニは根室市にある花咲港で水揚げされるところからその名前が付きました。写真(上)は花咲港の写真で、整備された大きな港であることが良く分かります。
ハナサキガニ資源量はハナサキガニ水産試験場が行う試験漁獲によって推定されていますが、個体数密度と漁獲の関係や、生息域が北方領土と重なっていることから来る情報不足で必ずしもうまく言っているとはいえません。
今後は漁獲量制限だけでなく、様々な管理手法の検討が必要であるのかもしれません。
写真(下)は根室市水産試験場に着いた時に我々を出迎えてくれた野性のエゾ鹿。
|
 |
|
|

|
2007年05月
網走川上流魚類相調査
当キャンパスのある網走市を縦断するかのように流れる川を網走川といいます。この網走川を伝って上流に車で一時間ほど行ったところに津別町相生と言う町があります。
その川にすむ魚の種類を魚類相と呼びその川の性質を現す一パラメータとなります。その把握によってその川がどのくらい健全な状態でいるのか?周りの環境はどうなのか?推し量る重要な指標となります。
今後当研究室では月一度ほど調査を行い、網走川の”健康チェック”を出来ていけたらと思っています。
|
 |
|
|

|
2007年04月
知床半島羅臼側の調査
世界自然遺産に指定された知床半島は野生生物の宝庫であり、様々な生物が訪れます。
写真は知床半島の羅臼側での船上からのセンサスで見られたハシボソミズナギドリの大群です。
この鳥は遥か南のタスマニア島で産卵・繁殖し32,000kmの長い道のりを太平洋を越えて知床まで飛んできます。
この日はベタ凪の調査日和。新しい学生も加わり寒さに震えつつも、野生生物の逞しさを感じた一日でした。
|
 |
 このページのトップへ戻る
|