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2009年03月(4)
卒業
過日3/17に卒業式が執り行われました。
当研究室からも8人の生物生産学科の学生さんと1人の産業経営学科の学生さんが無事卒業と相成りました。
これからは、社会人の一員として過ごしていくことになる人が多いのですが、大学生活での嬉しかったこと、悲しかったこと、楽しかったこと、辛かったことを糧にして、頑張ってくれることと思います。
特にこの数ヶ月はみんな卒論で一生懸命頑張って、一回りも二回りも大きく成長したと思います。このやりきったことを自信として、自らの宝として心にとどめておいてください。
みんな、おめでとうっ!!!
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2009年03月(3)
日本海アザラシ学術捕獲調査、リベンジ!!
前回の調査で思ったほど成果をあげられなかったため、2月23日から3月6日までの約2週間、抜海と礼文島にて再度日本海のゴマフアザラシの学術捕獲調査を行いました。
抜海では前回の失敗を生かして捕獲罠の調整をしっかりと行い、前回以上に地元漁師さんの協力を得て、計11頭のアザラシを捕獲することに成功。そのうち4頭に衛星発信機、2頭に個体識別用ワッペンを取り付けて放獣し、5頭は食性などを調べるために胃腸や頭骨をサンプリングしました。
礼文島でも同じように捕獲罠を使ってアザラシを捕獲する予定でしたが、潮流の影響などもあって思うように罠を設置することができませんでした。さらに、アザラシが集中しているのはトド島という離れ小島であったため毎回船で移動しなければならず、海況の良い日でないと調査が出来ないという厳しい状況でした。そこで行った苦肉の策が「タモ網作戦」。アザラシがいる場所に船でそっと近づき、上陸と同時にタモ網を持って走り、逃げ遅れたアザラシを網で捕獲しようという単純な作戦です。そんな簡単に捕まるわけがないと思いきや、その方法で7頭の捕獲に成功し、1頭に衛星発信機、1頭にワッペンを取り付け、5頭をサンプリングすることができました。
結果を見れば抜海で15頭、礼文島で7頭、合計22頭のアザラシを捕獲することができました。この22頭によって得られる様々なデータから、いまだ謎の多いゴマフアザラシの生態を解明できたら・・・。結果が楽しみです。
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2009年03月(2)
週刊プレイボーイに掲載
小林講師の抜海におけるアザラシ捕獲大作戦について、3/9発売の 週刊プレイボーイに、記事が掲載されました。
捕獲大作戦の様子が少しはイメージしやすい内容となっていますので、興味のある方は是非読んでみてくださいね。
この捕獲大作戦に関しては後日ホームページ上でも記事を載せます。斯うご期待。
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2009年03月(1)
ひな祭り
今日は桃の節句のひな祭り。研究室でもひなあられを用意して賞味いたしました。
卒論の手直しに忙しい学生たちも、ほんの一息付けたことでしょう。
糖分を取ると、頭の働きも良くなりますから、あと一息頑張りましょう。
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2009年02月(1)
ゴマフアザラシの標識調査
2月9日から13日の間に稚内漁協の方々と共同で、抜海では初のゴマフアザラシの学術捕獲調査が行いました。
抜海は1980年代からアザラシの個体数が急増し、今年1月18日に、今まで最多の個体数713頭が確認されています。
捕獲調査には縦2m、横1.5m、深さ約1mの箱型の罠を使用しました。アザラシへの影響を考え、充分大きな成獣には衛生発信機を取り付け、当歳獣をはじめとした小さな個体にはタグやワッペンを取り付けました。また他にも、回遊パターンや食性、繁殖場所を調べる予定でした。
しかし、麻酔道具や罠の開閉に不具合が生じ、陸にあげる前に脱走してしまうなどして調査は難航しました。その結果、今回の調査では計4頭しか捕獲できず、その上小さい個体しか捕獲できませんでした。そのため衛生発信機の取り付けは行えませんでした。今月末には、再度捕獲調査を行う予定です。
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2008年10月(1)
全国水産高等学校実習船運営協会研究協議会参加
函館で行われました、第55回全国水産高等学校実習船運営協会研究協議会に参加してきました。この研究協議会は全国にある水産系に関わる学科を持つ高校が持つ、実習船に関わる研究を話す協議会です。
金岩講師は実習船によるはえ縄実習の調査データを使い、カジキ類がいったいどんな場所を好んで住み、どこで餌を食べているのか?解明するために解析を行っています。
その内容の一部を、実際に調査を行っていただいております皆様方に還元するべく、報告させていただきました。
今回の会合では各高校の校長先生を中心に参加されておられましたので、今後の実習船を使った実習のあり方について興味深いお話しをお聞かせいただけました。
春には船長さんを中心に集まる回も予定されておりますので、また研究の進捗状況を報告させていただけたらと考えております。
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2008年09月(2)
松前でのクロマグロ調査
北海道の函館よりも更に南にある松前では毎年夏にクロマグロが水揚げされます。
このクロマグロは、同じ津軽海峡に面している北海道戸井であがるクロマグロとは異なる個体群であるといわれています。なかには日本海系群と太平洋系群では生活史が異なるともおっしゃる方もおられます。
当研究室では境港での調査に続き、松前にて8月10日〜9月21日まで長期体長測定を行いました。
これらのデータと津軽海峡に面するいくつかの漁港でのデータを比較することで、クロマグロの津軽海峡での動きを推定するとともに、境港のデータと比較することで、日本海でのクロマグロの動態を追うことが目的です。
今回長期に渡って調査を行ってくれた、当研究室三年生二名の卒論として、来年解析結果が示せれば・・・・・と思っております。
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2008年09月(1)
鳥取県境港でのクロマグロ調査
当研究室では鳥取県境港で水揚げされるクロマグロの体長データを用いた解析を行っています。このデータは鳥取県水産試験場の研究員の方々によって計測されていますが、データ解析の際にそのデータがどのような過程で取られ、どのように集積をされているかを知ることは、非現実的な解析を行わないためにも重要です。そこで、6月21日から2週間、体長測定のお手伝いをしてきました。
境港では日本海を回遊する産卵親魚をまき網で漁獲した個体が水揚げされています。漁期中は一日20〜100トン、尾数にして400〜1000個体が水揚げされます。水揚げは6時若しくは7時から始まり、測定は水揚げ開始から競り開始までの間に行います。
水揚げ個体は内臓を除去し、氷を敷いた上に並べ、腹の中に氷を詰めます。氷を詰め終わった個体の体長を、2人か3人一組で測定していきます。体長は130〜170cm程度です。これは4〜5歳の産卵魚に相当するそうです。水揚げ現場では体長・体重のほかに、体温・pH・生殖腺重量も測定します。
これらのデータを使い、どの年齢のどういった状態のクロマグロが、どの程度の割合で漁獲され、且つそのデータはどの程度信頼の置けるものなのかを解析していきます。
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2008年08月(2)
網走川魚類相調査2008
当研究室では昨年に引き続き、網走川の魚類相調査を行っています。今年は、去年同様の電気漁具による採捕(写真1)に加え、投網による調査も行っています(写真2)。また、今年の6月の調査からタグによる個体識別を行ってきましたが、7月の調査から小型個体用に蛍光イラストマーによる識別を併用すべく、7月19、20日に奈良女子大の佐藤拓哉博士を講師に招き、蛍光イラストマーのタギング技術を教えて頂きました。写真3は通常のタグと蛍光イラストマーを施した状態です。蛍光イラストマーはシリコン樹脂からできており魚体に影響はありません。両頬と頭頂部の内の2カ所と青、黄、オレンジ、ピンクの色の組み合わせで再放流地点を区別しています。
網走近郊の釣り具店には掲示していますが、網走川でタグまたはイラストマーの入った魚(アメマス、ヤマメ、ニジマス)を釣った際には、1)釣った場所2)釣った日3)タグの色や文字4)できれば、尾叉長(口から尻尾の切れ込みまでの長さ)と体重を記録し、当研究室携帯電話(090-2054-6339:担当者・中野)までご連絡下さい。粗品を進呈致します。
末筆となりましたが、佐藤拓哉博士には網走までおいで頂き、かつ貴重な技術を教授して頂きありがとうございました。
画像の提供も佐藤博士です。なお、調査は7月のもので掲載が遅れたことお詫びいたします。
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2008年08月(1)
アクアバイオ学専攻実験
当研究室所属の三年生はアクアバイオ学専攻実験として、アザラシ一体を全身骨格標本にしてもらい、アザラシの体の構造を知ることやそのサンプル方法、骨の処理方法を学んでもらいます。
まず、アザラシの死体を入念にチェックし、傷や外部形態に異常がないか?を見ます(写真1)。
次に開腹し、内臓の位置や構造をチェックしていきます(写真2)。必要なサンプルはそれぞれ分類して冷凍保存いたします。
さらに、骨の処理を進めて、最終的には骨格標本といたします(写真3)。それぞれの骨の構造や名称をこのときチェックいたします。
一週間以上にわたって集中して行うことになりますが、これらの経験によってアザラシだけでなく、その他の脊椎動物の構造の調べ方も学ぶことが出来ます。
(注)今回画像はぼかしを入れています。クリアな画像を見たい方は画像をクリックしてください。
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2008年07月(2)
ニジマス浮上稚魚の生息環境調査
当研究室では4月に行ったニジマスの産卵床調査に続き、ニジマスの浮上稚魚の生息環境を調査しています。
ニジマスは卵から孵化してしばらくは産卵床の礫の中でヨークサック(yolk sac、卵黄嚢)中の卵黄を吸収して育ち、卵黄がなくなるころに礫底から浮上します。写真1はヨークサックを抱えた仔魚。写真2は浮上した稚魚です。浮上稚魚は、浮上した直後は産卵床の真上で群れをなしていますが、次第に餌や隠れ場を探して分散していきます。
写真3は稚魚の定位点に目印のついた釘を刺したところ。産卵床の真上なのか、好適な環境なのか稚魚が群れていました。これらの定位点の物理的環境を計測し、ニジマスの稚魚がどのような場所を好むかを調べるのが今回の調査の目的です。
ニジマスに罪は無いのですが、ニジマスは移入種であり、在来の生態系に少なからずインパクトを与えることは事実です。一度定着した生物を完全に除去することはとても難しいことです。少なくとも現在ニジマスのいない河川にニジマスなどの外来魚を放流することはやめましょう。
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2008年07月(1)
野付半島でのゴマフアザラシ調査
当研究室では週一回程度、尾岱沼港から、野付半島のトドワラまでの観光船を
利用したゴマフアザラシの個体数調査を行っています。
この辺りは北海道でも珍しくゴマフアザラシが夏にも観測される場所となっています。そのため、この周辺で個体数の変動把握を行うと、過去の個体数変動データとの比較が期待できます。
浅瀬で休むゴマフアザラシは、濡れるのが嫌なのかシャチホコのようにえびぞりの形となっています(写真1)。見ているこちらが疲れそうですね。
野付半島周辺では北海道遺産になっている打瀬船によるシマエビ漁業も最盛期です(写真2)。野付湾内は水深が浅いため、原動機を使うとシマエビの棲息地であるアマモを傷つけてしまいます。打瀬船漁はそれを防ぐためにヨット状の船を使って行う伝統的な漁業です。のんびり水面に浮かぶ姿は、見る人を和ませてくれますね。
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2008年05月(2)
取水堰での調査(投網編)
前回の調査を行った同じ場所で一週間後、投網による魚類相調査を行ってきました。
前回は水が枯れ干上がっていた川も今回はたっぷり水が流れています(写真1)。早速、投網班班長の竹内君が網を投げます(写真2)。
今回はウグイの集団がごっそりと取れました(写真3)。婚姻色もきれいに出ており、卵や精子をたっぷり持っている個体もたくさんいました。
一方前回あれほどたくさん取れたヤツメウナギは投網では全く取れません。ヤツメウナギは泥の中に潜んでいますから、このような上から覆いかかる方式の網では中々取れないのですね。
こういった、漁具による採捕効率の違いを、漁具効率の違いと言いまして、漁獲データから資源量を推定するためには大変大事なデータとなります。
簡単そうに投げている投網ですが、中々技術がものを言う漁法でして、魚がいるであろう場所を見る目、そこにうまく網を丸く広く投げ込む腕、網に入った魚をすばやく捕らえる腕によって大きく漁具効率は変わってきます。
我が研究室の調査隊長山本さんの一網ではご覧のようなきれいなサクラマスも捕獲されました(写真4)。竹内君も今年の調査が終わる頃には、その域にたどり着けることでしょう。
(注)当研究室では北海道より特別採捕許可を得て調査を行っております。許可のない漁具による採捕は法律によって罰せられます。
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2008年05月(1)
取水堰入れ時の調査
網走川では毎年農業用の取水を確保するため取水用の堰を春に入れ空きに上げます。
堰を入れた際には堰の下流側が数十分間干上がり、そこにすごしている生物が採り放題となります。魚類相調査には絶好の機会ですので、今回美幌博物館さんに声をかけて頂き、研究室メンバー数名で行ってまいりました。
写真1が入れる前の堰です。この時点では川はせき止められることなく流れています。
写真2のように二つの堰を一つずつ、油圧ポンプで入れていきます。完全に堰が入ると写真3のように川が干上がってしまいます。さぁ、探索開始です!
おもしろいようにたくさんの魚が捕まえられますが、一番驚いたのは水が干上がりしばらくすると川の縁側の泥の中から、何百匹のヤツメウナギが出てきたことです(写真4)。
この他にも、ウグイやヤマメ、アメマス、ウキゴリ、ドジョウ、フクドジョウ等々が取れました。この結果は次回のNewsで紹介予定の調査と繋がります。ご期待ください。
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2008年04月
ニジマス産卵床調査
当研究室では網走川水系の魚類相調査を行っていますが,網走川上流域のいくつかの支流でニジマスが自然産卵しているようです。
ニジマスは「世界の侵略的外来種ワースト100(100 of the World's Worst Invasive Alien Species)」に選定されており、在来の生態系に与えるインパクトが大きい魚です。当研究室では,網走川でのニジマスの産卵環境と稚魚の利用環境を調べ、今後の駆除方法確立のための基礎的研究を行っております。
写真1は先日(4月27日)行ったニジマスの産卵床調査の1枚です。手前の学生が指をさしている辺りに先週(4月20日)に確認された産卵床があり、奥の学生が指を指している辺りに真新しい産卵床が造成されていました。
写真では見えないかもしれませんが、ニジマスの産卵床(サケ科の魚はほぼ同じ形です)はピットと呼ばれるヘコミとマウンドと呼ばれる盛り上がった山からできています(図)。
産卵床を見つけるコツはこのピットとマウンドを見つけることです。最初見つけることができなかった3年生たちも半日後には見分けることができるようになりました。
しかし、この調査は川を見ながらひたすら(6キロほど)歩き,産卵床を見つけ次第計測、といった内容です。釣り好きが多く,川を歩き慣れているはずの当研究室の3年生たちですが,さすがにこの日は疲れたようでした。ゆっくり休んでまた手伝って下さいね。
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