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2007年08月31日
ツチクジラの解剖
網走では今年、4頭のツチクジラの捕鯨が認められています。
ツチクジラは国際捕鯨委員会の管理対象外で、今年は水産庁が総数66頭の捕獲枠を定め、全国で捕鯨が行われています。
ツチクジラは、アカボウクジラ科最大の種であり、ハクジラ類ではマッコウクジラについで体が大きい種だそうです。夏に日本近海に多く見られ、これまでの研究により太平洋・日本海・オホーツク海系群がいることがわかっているそうです。
本日午前2時、4頭目のツチクジラが捕獲され、網走港第三埠頭に水揚げされました(写真1)。体長約九・五メートルのオスでした(正確な体重、私は知ることが出来ませんでしたが、1m当たり約1トンらしいです)。今年、網走港に水揚げされた4頭はいずれもオスだったそうです。
約20名の作業員の方々が、約2時間かけて、全てをきれいに捌かれました。その脇で、水圏環境学研究室の塩本先生や水産資源管理学研究室の金岩先生がかつて勤務されていた(独)水産総合研究センター遠洋水産研究所の非常勤研究員の方が、黙々と各器官の計測や採集を行っていました。
作業後、この方とお話することができたのですが、面識のあった後輩であることが判明しました。世の中、狭いな!と実感しました。
写真2は、精巣と精巣上体です。この個体の精子は肉眼では観察できませんでしたが、先日、水揚げされた個体の精巣上体には精子が認められたそうです。
当研究室では、来年、器官分譲の申請をし、鯨類の生殖に関する研究も行いたいと考えております。
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2007年08月31日
おかえりなさい
道東の各河川でカラフトマスが、回帰しています。
我が国では、ほとんどのカラフトマスが道東の河川に遡上します。写真は知床にあるサケマス類遡上観察河川、遠音別川で撮ったものです。川一面、マスで真っ黒になっていました。
この時期、カラフトマスはオスメスともに銀色であった体色から黒から赤紫色のまじった濃い茶色になります。この色のため、欧米ではピンクサーモンと呼ばれています。また、オスは、背中が高くせり上がり、こぶ状になってきます。また吻が伸び、伸びた下顎にかぶさるようになります。このため、我が国では通称セッパリマスとも呼んでいます。また、道東では、カラフトマスをオホーツクサーモンと呼び、ブランド化しています。
脂ののったオホーツクサーモン、かなりおいしいです。道東におこしの際は是非御召し上がりください。
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2007年08月31日
御光?
網走国定公園に含まれる濤沸湖(写真)をご紹介致します。濤沸湖は、砂州が発達した細長い砂丘により海と遮断されて汽水湖になっています。湖の名前はアイヌ語の「チカンプトウ」(鳥がいつもいる湖)に由来します。多くの野鳥が飛来するこの湖は2005年11月、ラムサール条約登録湿地となりました。
湖ではカキの養殖、ヤマトシジミやアサリの漁獲をしているそうです。また、水産増殖学研究所が昨年レポートしているように湖沼性ニシンの増殖試験も取り組んでいるそうです。
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2007年08月31日
知床に行ってきました2
知床の世界自然遺産には、オホーツク海に面した知床半島とその沿岸海域が登録されています。ここでは、雄大な知床連山を間近にみることができます(写真1)。
知床五湖は、知床観光で最も有名な場所の一つです。ただし、ヒグマの生息地でもあります。今回は、ヒグマの出没状況によって、五湖のうち一湖と二湖までしか周れませんでした。知床連山や原生林を水面に映す素晴らしい風景は、幻想的です(写真2)。湖を周れる遊歩道には、エゾリスやエゾシカなどが観察できるそうです。また、この歩道には立派なエゾマツやトドマツがあります。しかし、近年、シカが激増し、その食害のため、エゾマツやトドマツの衰退傾向が危惧されています。次年度から生物産業学部では、文部科学省現代GPで、この問題の解決を目指し、研究を行っていきます。
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2007年08月29日
ルナーエクリプス
8月28日、ここ網走でも皆既月食を見ることが出来ました。さすが、道東。車で数分走れば、すぐ自然のプラネタリウムに到着します。早速、観察開始。皆既月食中の赤い幻想的な御月様を観察できました。残念ながら、現有のデジタルカメラでは写真のものが精一杯で、その美しい姿はカメラに収めることはできませんでした(申し訳ございません)。
私もよく理解していなかったので、月食について少し調べてみました。月食は地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかって月が欠けて見える現象のことを示すそうです。地球によって太陽が完全に隠された部分に入る現象を皆既月食、一部分だけが入る場合を部分月食と言うそうです。
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2007年08月28日
シロサケ定置網漁スタート
ニュースでご覧になられている方も多いと思いますが、シロサケ定置網漁が襟裳岬(日高管内えりも町)以東で始まりました。
定置網とは海に網を施設して、回遊してくる魚を引き込んで漁獲する漁法です。
先日、ふらっと寄ったウトロの港で、オホーツクサーモン(カラフトマス)の定置網に混獲された丸々と太った立派なシロサケが水揚げされていました(写真)。魚体は昨年よりやや小振りといいますが、それでも立派です。シロサケ漁は網走管区では11月中旬まで漁が続くそうです。
道東のサケマス類は、大きくかなりおいしいと評判です。機会がありましたら道東で捕れたサケマス類を御召し上がりください。
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2007年08月28日
知床に行ってきました1
先日、知床方面に行ってきました。水産増殖学研究室が、許可した人しか入れない場所をレポートされているので、当研究室では、数回に分けて観光スポットのレポートをします。
まずは、オシンコシンの滝です。この滝は、途中から流れが2つに分かれていることから「双美の滝」とも呼ばれているそうです。オシンコシンという名前の由来はアイヌ語で「エゾマツが群生するところ」を意味する言葉から転じたそうです。滝の中ほどの高さまで階段で上がることができ、滝をすぐそばで見ることができます(写真1)。この滝は日本の滝100選にも選ばれています。マイナスイオンたっぷりの綺麗な滝です。
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2007年08月26日
オホーツク校キャンパス見学会
8月25日、26日の両日、オホーツク校でキャンパス見学会が実施されました。当研究室にもたくさんの方々がお越しになられました。そして、鈴木教授のクリオネに関するトピックなどを熱心に聞いてくださりました。先日、当HPでご紹介した生きたクリオネや研究室のパネル展示は大好評でした。お越しになられた皆様、ありがとうございました。 キャンパス見学以外でも、当研究室は随時、研究内容をご説明させていただきます。皆様のお越し、お待ちしております。
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2007年08月25日
旧友来室3
北海道大学名誉教授であり、現在、天使大学 大学院 看護栄養学研究科の斉藤昌之教授と先生のご子息で、私の大学院時代の同級生であり、現在、北海道大学医学部在学中の斉藤康二博士が当研究室にお越しになられました。本来は来室のみの予定でしたが、斉藤昌之先生には無理をお願いしてセミナーを実施していただきました。この場を御借りしてお礼申し上げます。
斉藤康二博士は「酵母を用いた細胞生物学」をテーマに研究されています。来月には留学し、語学そして技術の修行をされるそうです。斉藤康二博士と私は、大学院時代にはお互いに勉強し、技術を自身達なりに高め合った仲です。これからもこの友情は続くものと確信しています。斉藤康二博士のご活躍をお祈りいたします。
上記のように大学は「学ぶ」だけではなく、「絆」を結ぶ場でもあります。東京農業大学アクアバイオ学科をその場にしてみませんか?!
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2007年08月25日
笑友(エミュー)
網走市市役所のそばにある東京農業大学バイオインダストリーのアンテナショップ「笑友(エミュー)」に行ってきました。東京農業大学バイオインダストリーは、学生が主体となって会社を運営しています。経済産業省の特例制度を利用し、資本金1円の株式会社だそうです。大学と民間の人たちの協力のもと、オーストラリアに分布するダチョウの仲間、エミューを利用した製品などを取り扱っています。笑顔の友が溢れる店舗という笑友(エミュー)という店名にしたそうです。営業時間は午前十時から午後五時までで、定休日は日曜と祝日だそうです。お問い合わせは0152-43-7233です。
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2007年08月25日
魚拓
流氷科学センターには、流氷に関するさまざまな資料があります。さらに、様々な体験をすることができます。今回は、特別展示で魚拓道45年の松永正津さんの魚拓展示会をやっていました(写真)。東洋魚拓 拓正会によると、魚拓は本邦独特の文化だそうで、最古の魚拓は天保10年(1839年)のものだそうです。また、魚拓には魚体に墨などを塗り、その上に紙などをおいて拓す直接法と、魚体に紙などを置きその上から隅などをたんぽに付けて叩いて色付ける間接法があるそうです。太公望として、いつか、魚拓にできるような大物を釣ってみたいと思いました。
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2007年08月25日
とっかり
学科HPで紹介されている紋別市立オホーツクとっかりセンターに行ってきました(写真1)。写真の後方に見れるのは初代ガリンコ号です。
「とっかり」とはアイヌ語の浜言葉で「アザラシ」を意味するそうです。とっかりセンターでは怪我や網にからまって保護されたアザラシを治療し、自然の海へ返す等の保護も行っているそうです。写真2は、治療池にいた治療中のゴマフアザラシです。早く良くなって再びオホーツク海で泳げる日を待ち望んでいるようでした。
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2007年08月25日
紋別!タラバガニのはさみ脚の巨大オブジェ!
オホーツクタワーやオホーツクの雄大な自然が楽しめる海洋公園の港。そこにタラバガニのはさみ脚の巨大オブジェがあります(写真)。非常に大きなもので、かなりびっくりします。実は、紋別市のカントリーサインのデザインの一つは、タラバガニのはさみ脚になっています。
ここでタラバガニの名前に関するまめ雑学を2つ。タラバガニ、カニという名前がついていますが、実はヤドカリ類の仲間です。タラバガニのタラバ。生息域がタラの漁場と重なる(タラより深いところにいる)ことに由来しています。
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2007年08月22日
オホーツク海に出現した南方系の魚!
先日、小清水町の道の駅のすぐ横にあるフレトイさんに御邪魔したところ、メジマグロ(クロマグロの幼魚:写真1)とシイラ(写真2)が入荷していました。店長さんにお話を聞いたところ、いずれも斜里で獲れたものだと説明してくださりました。網走近海でも、毎年9月頃に、いずれも少しは獲れるらしいですが、今年はかなり早いそうです。また、今年、網走より北の地域では、ソーダガツオの仲間も獲れているそうです。
余談ですが、写真のシイラはオスです(写真のように頭部が出張っているのがオスの特徴です)。
今年の網走の夏、本当に暑いです。8月に入ってから、日中30度近い日が続いています。そして、以前、鈴木教授がTV取材で応じたように南方の魚がオホーツク海で獲れています。これは地球温暖化と関係するのでしょうか?その正確な答えはまだわかっていません。また地球温暖化の打開策は、はっきりとしていませんが、我々ができる最低限の防御策(ゴミの分別や生ゴミの処理など)はしっかりと行っていきたいと実感しました。
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2007年08月22日
牧草ロール+雄大な畑=夏の北海道!
夏の北海道の牧草地では、丸い牧草の塊が点在しているのをよく見かけます。この塊は「牧草ロール」と呼ばれています。1個の重さが約350キロ、直径約1.5 メートルもあるそうで、牛のエサとなっています。牧草の収穫は年に約3回で、初夏から秋にかけて行われるそうです。今は、ちょうど牧草の「2番刈り」の時期だそうです。
TVでしかその作製過程を見てませんが、実際に見た人によるとあっという間の出来事で、ただただ驚き!と言っていました。広大な丘陵地に点在する牧草ロール(写真1)。幻想的な風景ですね。
続いて、夏の北海道を代表する景色と言えば、さらに広大なジャガイモ畑(写真2)です。車で数分間走ってもこの景色は変わりません。それほど、畑は広いのです。今の季節、まだジャガイモの花が咲いており、ほのかに甘い香りがジャガイモ畑の周りを覆います。夏の終わりの道東、たくさんの見所があります。是非、足を運んでみてください。
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2007年08月22日
サロマ湖に行ってきました
サロマ湖は道内では一番、全国でも琵琶湖、霞ヶ浦に次いで三番目に大きな周囲約90kmの湖です。また、日本最大の結氷湖として知られています。サロマ湖は約20kmもの長大な砂州によってオホーツク海と隔てられた湖です。オホーツク海とサロマ湖は昭和4年と昭和53年に人工的に開削された2つの湖口によりつながったそうで、現在サロマ湖は海水湖です。湖面の独特の美しい青色は「サロマンブルー」と呼ばれています。また、サロマ湖東側湖畔にある「栄浦」は夕陽の名所として知られ、湖岸からすばらしい夕陽が望めるそうです。写真1は、サロマ湖展望台からのもので、広大なサロマ湖が一望できます(写真は半分しか写すことができませんでした、、、申し訳ございません)。
サロマ湖はホタテガイ養殖発祥の地で(写真2は発祥の地の記念碑)、現在のホタテガイ養殖の基礎を確立した地域です。現在では中央部を中心として湖面の50%以上がホタテガイとカキ養殖に利用されているそうです。また、沿岸域では北海シマエビ漁業などが行われているそうです。広大なサロマ湖で生産されたホタテガイを食しましたが、格別に美味でした。一度、是非味わってみてください。
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2007年08月21日
網走タイムズ、経済の伝書鳩そして読売新聞の取材
地元新聞社で普段から当研究室がお世話になっている網走タイムズさんと経済の伝書鳩さん、そして全国紙の読売新聞さんからホルモン投与せず自然に近い状態でウナギの精子を採取し、人工授精させることに世界で初めて成功したことについての取材を受けました。前回のTV取材での反省点を改善し、個人的にはテキパキと簡易的に説明したつもりです。この内容は、今週中に出るそうです。道内だけの掲載だそうですが、各社のHPなどからご覧いただけましたら幸いです。
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2007年08月17日
秘湖探訪
道東には、人目につかない場所にひっそりとたたずむ美艶な湖があります。今回は、オンネトー(写真1)とチミケップ湖(写真2)に行ってきました。
オンネトーは、雌阿寒岳の火山活動でできた堰止湖と考えられています。周囲約2.5km、水深約10mの小さな湖です。天候、風向き、見る位置によって、湖水の色が様々に変化するので五色沼とも言われているそうです。オンネトーとは、アイヌ後で年老いた沼とか大きい沼という意味があるそうです。水は酸性で魚類は棲めないそうですが、エゾサンショウウオとニホンザリガニが棲息するそうです。
チミケップ湖は、阿寒の山塊の北麓に広がる森の中にあります。周囲約12km、水深約22mの湖です。地殻変動による地滑りで谷がふさがれてできた堰止湖と考えられています。チミケップとはアイヌの人々の言葉で「崖を破って水の出るところ」という意味だそうです。この湖にはアメマスなどが生息しています。また、我が国のヒメマスの原産は、このチミケップ湖と阿寒湖だと言われています。ただし、チミケップ湖のヒメマスはかつて減少し、移入されたことがあるため、遺伝学的に完全な純系ではないそうです。余談ですが、現在、全国各地に放流されているワカサギの原産は網走湖です。もしかしたら、ご覧になられている方々も網走管区起源の魚を口にしているかもしれません。
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2007年08月17日
メルヘンの黄昏
メルヘンの丘は、女満別空港から網走へ向かう国道39号沿いにある道の駅の対面にあります。ここは、地平線が身近に感じられる丘陵地です。かつて、黒澤明監督が映画「夢」の撮影をしたそうです。たそがれ時や四季折々に見せる風景は、アマチュア・プロ問わずフォトポイントとして有名で、素人中の素人である私も1枚撮ってみました(写真1)。
また、女満別空港から網走へ向かう国道39号を呼人地区から東京農大方面に進んだところにも良いフォトポイントがあります(写真2)。名前はまだ無いと思うのですが、天都山中にあるのでメルヘンの峰といったところでしょうか、、、。黄昏時に、網走湖に写る太陽は幻想的です。網走管区にお越しの際には是非御立ち寄り下さい。
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2007年08月17日
花の都
網走管区では、各地域の住人の方々がボランティアで道沿いに花壇を置いてくださっているので、町全体が花で飾られている感じがします。天都山にあるレークビュースキー場にある「フラワーガーデン はな・てんと」もその一つです。ここでは、市民、企業団体やグループなどが場内の一定区域と養子縁組し、その区域の清掃・緑化などの整備を各自で行っています。まだ少し時期が早いのですが、マリーゴールドなどが咲き始めました(写真1)。
また、臨海センターから数10km離れた卯原内園地で、アッケシ草(サンゴ草)が少しずつ色付き始めました(写真2)。
いずれも、来月頭には見頃の予定です。その時期に再度レポート致します。お楽しみに!
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2007年08月15日
阿寒湖畔エコミュージアムセンター
阿寒湖畔の東のはずれにある阿寒湖畔エコミュージアムセンターに行ってきました。このセンターでは、阿寒国立公園の緑とそこに棲む生物の繋がりに関する大型のタペストリー・床面には阿寒の森と湖・火山の航空写真・航空写真の周辺には様々な解説・特別天然記念物のマリモやイトウなどの展示水槽(写真)など、阿寒の雄大な自然に関する様々なものについて展示しています。いずれもわかりやすく展示されており、感動しました。
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2007年08月15日
網走神社祭
8月14日と8月15日、網走神社祭が行われています。このお祭りのメインは、網走市の4条通り(通称apt.4)、約1キロ弱に渡って出店されている200弱の露店です。この期間だけ、apt.4、歩行者天国となっています。8月に入ってから、とても暑い日(日中は30度超)が続いている網走ですが、暑さにも負けず、たくさんの方々がこのお祭りに来られ、楽しんでいました。お祭りはいくつになっても楽しいな!と思いました。
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2007年08月13日
フナ
釣りは「フナに始まってフナに終る」と言われています。フナは釣りの入門魚として手ごろですが、いざ釣り始めるとその奥は深いという意味だそうです。実験に関しても同じで、フナの研究は奥深く、未だ謎が多くの謎が残されています。当研究室の鈴木教授は、これまで、網走湖のギンブナが、「ほとんど3倍体でオスがいないこと」や「他の地域のギンブナの鱗を網走湖産に移植してもはがれ落ちてしまうが湖産同士では落ちない、すなわち網走湖産はクローン集団であること」などを確認しています。当研究室では、現在、網走湖産のギンブナがなぜそのような生活様式をとるようになったのかを探っています。写真は、臨海センターで飼育している実験中のギンブナとヒブナ(突然変異で黒い色素を欠き赤変したギンブナ)です。
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2007年08月13日
うらい
網走川にうらい(サケマス類を捕獲するものです。梁に似ています)が設置されました。このうらい、実は網走駅の前にあります。町中でこのうらいが見ることができるのは、北海道でも千歳と網走川くらいしかないそうです。川の水温がまだ20度強あり、魚はあがってきていません。第一弾は、オホーツクサーモンと呼ばれているカラフトマスの予定で、今月下旬から見られるそうです(カラフトマス、沿岸には寄ってきているそうで網走で夏休みを過ごしている学生さんは日々釣りに出かけ、楽しんでいます。アクアバイオ学科の2年生が先週、ルアーで2尾釣ったと報告してきました)。捕獲されたサケマス類は、10月頃まで網走川の上流まで運ばれ、数日畜養し、採卵するそうです。年間で約30万匹のサケがあがってくるそうで、その様子は圧巻だそうです。採卵の様子は、再度、ご報告致します。お楽しみに!!
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2007年08月10日
ポリプテルスの研究
本日は、ポリプテルスの研究の様子をご紹介します。当研究室では、4年生2名がポリプテルス研究班です 。ポリプテルスの仲間は、同物異名(シノニム)がたくさん存在します。彼らは、外部形態の差異を探し、異名を同名にしようという研究を行っています。写真は、原産地のアフリカで捕れたポリプテルス・デルヘッジとポリプテルス・セネガルスと思われる個体の各部位をノギスで測定している様子です。卒業論文がかかっているので必死です。頑張れ、4年生!!
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2007年08月10日
幸せの黄色の大地
女満別空港周辺でヒマワリが咲き始めました。網走管区のヒマワリは一般のヒマワリより背丈が低く、一般のより20日前後早く咲く(45〜50日くらいで花が咲く)という特徴をもつ矮化ヒマワリです。網走管区の畑では、小麦を刈り取った後に、種をまくので、広大な畑に花が咲くのは、9月中旬から10月中旬になります。これらのヒマワリは翌年の作物の肥料となるそうです。あと1月後には、6000万本の花が咲くと予想されており、今から楽しみです。満開の頃、またレポートいたします。
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2007年08月9日
テレビ取材その2
本日、NHKの取材をうけました。取材内容は、世界で初めてホルモン投与を行わずに精子を採取できたウナギとその子供たち(以前、当HPでご紹介しました)についてです。取材では、子供たちがホルモン投与をせずに自然に子孫を残す可能性があるかもしれないスーパー鰻(マン)やウルトラ鰻(マン)であると説明をしました。
普段は授業や学会で話をすることは慣れているのですが、いざマイクを向けられたら緊張し、ぎこちない話になってしまいました。まだまだ修行が必要です。お盆中にNHKのニュースで放送予定(北海道及び全国版で8月15日、放送されました)です。お粗末な話ですが、ご覧いただけましたら幸いです。写真は臨海センターでの取材の様子です。
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2007年08月9日
顕微鏡の展示会
オリンパスさんに顕微鏡の展示会をアクアバイオ学科で実施していただきました。多彩な機能を持つ新機種の顕微鏡を実際に触ることが出来ました。どれも素晴らしい性能で、ただただ驚くばかりでした。自分のサンプルも研究室の顕微鏡で見るより数倍美しく観察できました。いつか購入できれば、、、と夢みています。写真は、新機種の顕微鏡を体験する当研究室の卒論生です。
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2007年08月8日
オホーツクわくわく探検隊
先日、網走市内の小学生で結成されている「オホーツクわくわく探検隊」が丸万川の環境や生物を観察しました。隊長は、当研究室の鈴木教授です。鈴木教授は、自然豊かな網走の魅力を子供たちにたくさん感じてもらうために参加されました。写真は、採集した生物の説明をする隊長とその説明を熱心に聞く隊員たちです。数年後、アクアバイオ学科への入学が期待されます。
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2007年08月6日
キャンパス見学会(アクアゲノムサイエンス研究室編)
世田谷キャンパスで、当研究室の紹介を行いました。お越しになられた皆さんは、以前、当HPでご紹介させていただいたクリオネの歯の電子顕微鏡写真、雌雄同体であるクリオネの生殖腺の写真、そして自然成熟したウナギについての写真をご覧になられながら説明を聞いてくださり、当研究室の新発見に『へぇー』と驚嘆されていました(写真は当研究室の展示ポスターの一部)。
当研究室では、8/25(土)そして8/26(日)にオホーツクキャンパスで行われる見学会でもたくさんの展示物を用意し、教員総動員でご説明いたします。皆様のお越しをお待ちしております。
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2007年08月6日
鮎まつり
網走市と友好都市で、東京農業大学の厚木キャンパスのある厚木市で「鮎まつり」が8月3日から8月5日まで開催されました。厚木市は水量豊かな相模川が流れており、昔からたくさんの鮎(写真)が生息しています。このおまつりは、そんな鮎にちなんだおまつりで、今年で61回目を迎えたそうです。農大の応援団もこのおまつりに参加、名物「大根踊り」を披露し、多くのお客さんから拍手喝采されたそうです。いつか網走でも、クリオネまつりやキチジ(キンキ)まつりができたら、、、と思いました。
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2007年08月2日
展示
アクアゲノムサイエンス研究室では、いつどなたがお越しになられても研究内容がわかるように、研究室前パネルを展示しております。もちろん、生きたクリオネも展示しています。教員がいる際にはいつでもご説明いたします。是非、ご興味のあるお方はお越し下さい。お待ちしております。
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2007年08月1日
旧友来室その2
大学院時代の同級生、藤井さんがアクアゲノムサイエンス研究室に立ち寄ってくれました(写真)。現在、藤井さんは社団法人北海道栽培漁業振興公社の主任技師です。本日は鈴木教授と共同調査している網走管区の河川における魚類資源についての調査報告を行いに大学に来られました。数年ぶりに会ったのですが、藤井さんは昔と全然変わっていませんでした。旧友の来室に暑さも吹き飛びました。そして、友は人生にとってかけがえのないものだと感じました。
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2007年08月1日
湖上セミナー
網走湖エコツアーに参加しました。国土交通省北海道開発局網走開発建設部治水課の羽石さんが、網走湖の水質状態について船内でお話くださりました。これまで、網走湖では青潮やアオコが発生し、湖の自然環境や水産資源生物の生息が危機的状況にあったそうです。しかし、近年、国土交通省が取り組んでいる網走湖の汚染防止策(青潮には塩水遡上制御対策、アオコには植生利用浄化など)により、徐々に網走湖の水環境が改善されているそうです。次世代にこの美しい環境を残すためにも、我々は今、自分たちができる最低限のこと(節水、汚物の流出を防ぐなど)をするべきだと改めて思いました。
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2007年07月30日
土用の丑の日
本日は、今年の土用の丑の日です。土用は、五行思想に基づく季節の分類のひとつで、各季節の終りの約18日間のことを示します。そして、丑は十二支のひとつです。ご存知のとおり夏の土用の丑の日には暑い時期を乗り切るために栄養をつけようとビタミンB類が豊富に含まれているウナギを食べる習慣があります。ウナギを食べる習慣についての由来には、平賀源内が発案したという説が一般的ですが、万葉集にも大伴家持が夏痩せの友人にウナギを食べるように勧めている和歌が収められているそうです。
写真は臨海センターにいるウナギです。食べられる心配がないので、のんびりと休んでいました。
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2007年07月30日
乱獲
スーパーで超小型キチジを激安で販売しておりました。体長約10cm、6匹で100円ちょっとでした(写真)。これはうれしいことではありません。キチジはこのサイズになるまで2〜3年もかかるのです。解剖したところ、これらには肉眼で観察できる生殖腺がありました。おそらく、あと数年で繁殖できたと思われます。一方、魚体には鱗がほとんどありませんでした。したがって、これらは刺し網で獲られたものと思われます。網走のキチジは、はえ縄漁で釣れたものなので魚体には傷がつきません。また、このように小さいキチジは釣れません。後世にこの魚を残すためにも、網走の漁師さんの漁法や漁獲サイズの規制を見習って、世界レベルで本種を保全するルールをつくるべきだと思いました。
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2007年07月30日
はれるん
網走地方気象台の見学会にお邪魔しました。小雨だったにも関わらず、たくさんのお客さんが来ていました。写真は、気象庁のマスコットキャラクター「はれるん」との記念撮影です。館内では、職員の方に今年10月1日からはじまる緊急地震速報のシステム、網走管区で起こった竜巻の謎そして南極観測の意義について教わりました。いずれも興味深いものでした。今後、当研究室で行う新たな研究のネタも仕入させていただきました。この研究が成功しましたら当HPでご報告させていただきます。
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2007年07月27日
解剖、そして料理?
養殖ウナギを解剖し、性別(オスでした)などを調べた後、蒲焼き用にひらいてみました。この技術はプロでも3年かかるという難しい技です。写真は臨海センターの西尾さんが果敢に挑戦している様子です。当研究室では、このように、研究だけでなくいろいろな体験ができます。お気軽に研究室を体験にお越しください。このひらいたウナギはオホーツクキャンパスで行われるイベントに提供する予定です。詳細がわかりましたら当HPでお知らせいたします。
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2007年07月25日
水産有用魚の雌を安全に大量につくりだすための実験を始めました
魚類の性比は基本的に1:1です。しかし、魚類では受精後?稚魚の期間は遺伝的に決められた性でも外部からの刺激に対して感受性が高く、性転換をおこす種もいます。現在我々は魚類のこの性質を利用して、安全に、価値のある性を大量につくろうと企てています(例えば、サケ科魚類はイクラを持つ雌、フグでは白子を持つ雄)。まずは、飼育環境下では雄の出現率が高い魚を用いて、雌の出現率を高くする条件を見つけ出そう!という実験を開始しました。この実験が成功したか否かは今年度中にわかる予定で、結果が出ましたら、随時本HP でご報告します。
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2007年07月23日
祭
網走管区にお祭りの季節がやってきました。先週は「網走川祭り」、「あばしりオホーツク夏祭り」等がありました。今回はたくさんのお祭りの中から、アクアバイオ学科が常にお世話になっている西網走漁業協同組さんが行った「みずうみ感謝祭」をご紹介させていただきます。漁協さんの駐車場に作られた特設会場で網走湖産のシジミや活コイ、能取湖産のホタテ、ホッカイエビ、青ツブ貝、そしてウニなどを格安で販売しておりました。大行列に圧倒されつつ、見学させていただきました(写真)。今、網走管区はイベント盛りだくさんです。是非、お越しになられてオホーツクの夏をご堪能ください。
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2007年07月19日
天使の道
現在、アクアバイオ学科2階アクアゲノムサイエンス研究室前で、大小様々な生きた流氷の天使(クリオネ)を見ることができます。といっても特別な水槽を設置したわけではなく、可動式の冷蔵庫内に容器(牛乳瓶やペットボトル)を置いてその中にクリオネを入れただけなのです。これらの簡易飼育法はクリオネ研究の第一人者である鈴木教授が長年の研究で開発した、まさに「匠」の技です。水族館では見ることができない、たくさんのクリオネ、巨大クリオネや彼らの意外な姿(泳がず、容器の底でじっとしている様子)を観察することができます。是非、天使を見にお越しください。写真はクリオネロード設置記念で、鈴木教授、アクアバイテク分野の先生たちそしてアクアバイオ学科の縁の下の力持ち篠原さんです。
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2007年07月17日
網走感動朝市
今年も網走感動朝市の季節がやってきました。網走感動朝市とは、自然豊かな網走の海産物や農産物を格安で購入できる朝市です(写真)。また海産物や農産物を使用した「朝市食堂」もあります。土日には、模擬セリや即売会などのイベントが行われるそうです。今年は、7月15日(日)10月14日(日)まで網走市港町4番地にある網走漁港特設会場にて、毎朝午前6時30分から9時30分まで開催(土・日は午前10時30分まで)しているそうです。
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2007年07月17日
能取岬
網走市街から約10km、車で約20分のところに絶好の観光スポットがあります。そうです。能取岬です。ここは、網走湖・能取湖・濤沸湖・藻琴湖・知床連峰を一望できる名所です。また、岬に行くまでの道も旅行雑誌にもよく載っている有名な場所です。断崖から見下ろす澄み切ったオホーツク海は、圧巻です。網走管区にお越しになった際には是非、訪れてみてください。四季によって様々な「かお」をみせるそうなので、随時、能取岬レポートします。
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2007年07月13日
テレビ取材
当研究室の鈴木淳志教授がTBSの取材をうけました。テーマは地球温暖化が水圏生物の生態に及ぼす影響です。鈴木教授は、記者からの「オホーツク海で本州以南の魚類が捕れているか否か?」などの質問に的確に応じていました。そして、「海水温が10度以上になると死んでしまうクリオネをマーカーにしてオホーツク海の様子をモニタリングしたら良いのでは!」と提言されていました。この模様は7/29(日) TBS 17:30〜18:24の報道特集で放映される予定です。
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2007年07月11日
エイリアン?
流氷の天使(クリオネ)がミジンウキマイマイを飲み込む様子はよく知られています。しかし、皆さん。彼らの歯を見たことがあるでしょうか?おそらく、誰も見たことがないと思います。そこで、当研究室の鈴木淳志教授は電子顕微鏡を用いてその歯を観察することを試みました。その結果、実はクリオネ、エイリアンみたいな歯を持っていたのです(写真)。歯は消化器官側に向いており、捕らえたミジンウキマイマイをこれらの歯を巧みに利用し、消化器官に送っていると考えられます。
クリオネにはまだ多くの謎が秘められています。当研究室では引き続き、その謎に迫ります。
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2007年07月10日
中田和義博士、東京中日新聞に掲載
先日ご紹介させていただきました然別湖におけるウチダザリガニ駆除に関する記事が、国内ザリガニ類研究の第一人者である中田博士のコメントつきで7月9日の東京中日新聞に掲載されました(北海道内のNHKでも紹介されました)。中田博士の指揮のもと、近隣の小学生、ボランティア、鹿追町町役場及び環境省の方々と共にその作業を行っていたアクアゲノムサイエンス研究室教員も、ちゃっかり写っています(写真)。現在、中田博士と当研究室はその時に捕獲したウチダザリガニについて解析しており、いくつか興味深い結果が得られています。詳細は後日、ご紹介いたします。
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2007年07月7日
高校訪問
網走近隣で麻疹患者が出たので人生2度目の予防接種を受けた後、宮崎、鹿児島そして大分県にあるいくつかの高校にご挨拶に伺いました。
まずは、宮崎県です。大きなヤシの木並木に圧巻されつつ宮崎第一高等学校と宮崎海洋高等学校(写真1)に訪問させていただいた後、美しい日南海岸を横目で見ながら、日南農林高等学校、都城農業高等学校そして高原高等学校に訪問させていただきました。
鹿児島では桜島と魚介類の宝庫である錦江湾を眺めつつ、鹿児島実業高等学校、加世田高等学校そして鹿児島水産高等学校(写真2)に訪問させていただきました。移動中、知覧にある特攻平和館(写真3)に立寄りました。そして、戦争をする国々ではお互いに多くの血と涙が流れたことを改めて感じました。戦争で亡くなった方々のご冥福をお祈りし、現在行われている戦争や紛争の一刻も早い終結、ひいては世界の平和を願いました。
最後に、大分県です。素晴らしい山並みを見ながら、海洋科学高等学校(写真4)、大分高等学校、玖珠農業高等学校、中津北高等学校そして山香農業高等学校に訪問させていただきました。
今回は限られた高校しか訪問できませんでしたので、ここでオホーツク校についてご紹介させていただきます(今回、話を聞いてくださった上述の宮崎、鹿児島そして大分県の高等学校さんにこの場をお借りしてお礼申し上げます*オホーツク校についてもっとお知りになりたい全国の高校生の皆さん。ご連絡いただければ、随時ご返答させていただきます。下記、教員アドレスに遠慮なくご連絡くださいませ)。
オホーツク校に在学している学生さんの出身都道府県ですが、実は北海道2割、道外は8割なのです。そして、学生さんたちは入学直後から全国各地から来た仲間と友達となります。
空港まで20分弱とアクセス抜群、世界自然遺産まで1時間ちょっと、理系としては安い学費そして安い物価などなど、、、このように親御さんに負担をかけずに大自然を満喫できる大学はオホーツク校以外ないと言っても過言ではありません。また、オホーツク圏では多くのことが未だ知られておらず、日々、新発見の連続です。そんなオホーツク校で学んだことは、日本のみならずどの世界でも適応できるでしょう。
オホーツク校で全国各地から集まった仲間たちと一生に一度しかない学生時代を楽しく過ごしてみませんか。
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2007年06月29日
長ものつながり
フランスの学会で再会したヨーロッパウナギ研究者のArjan Palstra博士(オランダ、Leiden大学)とAsturiano Juan F博士(スペイン、Politecnica de Valencia大学)から論文集などが届きました(写真)。それらには彼らが出したヨーロッパウナギの最新の知見が掲載されていました。そのひとつに、ヨーロッパウナギ雌をホルモン投与せずに、単に5500km(ヨーロッパから推定生まれ故郷までの距離)泳がせ続けると卵母細胞が少し大きくなるという興味深いデータがありました。今後、彼らとは共同研究を行う予定です。当研究室では他にニュージーランドOtago大学P.M.Lokman博士や国内の様々な研究室とも共同研究を行っています。世界に広がるウナギ研究の輪。ご興味のある方は是非当研究室にお越し下さい。
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2007年06月22日
花園
網走市内北浜の白鳥公園そばの濤沸湖湖畔でヒオウギアヤメが咲いています。ヒオウギアヤメは青紫色の美しい花です。ヒオウギアヤメの群生地は網走支庁と地域住民の皆さんが牧柵や遊歩道を設け、完成したそうです。この群生地には網走ポニーが放牧されていました(写真1)。ポニーはヒオウギアヤメを食べずに他の草を食べるそうです。ヒオウギアヤメ、濤沸湖そしてポニーという素晴らしい景観を是非お楽しみください(余談ですが、この時の様子はNHKで放映されました)。
続いて、国道244号線に沿い、オホーツク海と濤沸湖に挟まれた細長い砂丘に広がる小清水町小清水原生花園に行きました(写真2)。神秘的な黒い花、クロユリが終わり、ハマナスなどの花が咲き始めました。これから、黄色、ピンクそして紫といった色鮮やかな花々で原生花園が賑わいます。
網走管区は今、花の季節。是非、ご覧下さい!皆様のお越しをお待ちしています。
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2007年06月22日
インベーダーの駆除
ミヤベイワナが世界で唯一存在する鹿追町然別湖で行われたウチダザリガニの駆除に鈴木教授と初参加しました。
然別湖は約1万5千年前に大雪山系の火山噴火によりできたと考えられています。その際、川と海を往復していたオショロコマが湖に陸封化し、湖沼内で独自の進化を遂げたものがミヤベイワナです(写真1)。この和名は、最初に発見した宮部博士にちなんで、サケ科魚類研究の第一人者である大島博士が1938年に命名したものです。オショロコマとの違いとしては、尾鰭や胸鰭が大きいことと、鰓把数が若干多いことなどです。鰓把数が多いのは、ミヤベイワナが然別湖に生息するプランクトン類や昆虫類を主食とするようになったことによるとされています。
然別湖では、上記のミヤベイワナや絶滅危惧種ニホンザリガニが生息しています。ところが、近年、湖内ではニホンザリガニが消え、放流された特定外来生物であるウチダザリガニが増え続けています。そこで、ザリガニ研究の第一人者である独立行政法人土木研究所の研究員である中田博士、環境省と鹿追町が立ち上がり、昨年からウチダザリガニの駆除が行われています。計4日間行われた駆除には近隣の小学生もお手伝いに参加してました。小学生達はウチダザリガニについて予習していましたが、さらに多くのことを学ぶために中田博士の説明を熱心に聞き、質問をしていていました(写真2)。キラキラした眼差しで野外授業を受ける彼らの様子には感激しました。数年後、彼らが農大に入ってくれないかなーと思いました。
中田博士と当研究室の教員は、採集されたウチダザリガニを詳細に調べていく予定です(写真3)。今回採れた個体がどんな情報をくれるのか今から楽しみです。
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2007年06月22日
再会
三重県南伊勢町中津浜浦にある独立行政法人水産総合研究センター養殖研究所に行ってきました(写真1)。そして、フランスの学会で発表したウナギの子供たちと3ヶ月ぶりに対面してきました。この子供たちは、世界で初めて飼育環境下でホルモン投与を行わずに成熟したウナギの精子とホルモンを投与し成熟したお母さんウナギの卵を受精させてできたものです(写真2)。田中秀樹博士を筆頭に繁殖グループ皆さんにより飼育されている彼らはシラスウナギから蒲焼き数歩手前くらいまで成長していました。1年前は生まれたばかりの小さな仔魚だったのに、本当にびっくりしました。
ウナギはホルモン投与を行わない限り飼育環境下では決して成熟しないと考えられてきました(下記、研究テーマ参照)。しかし、ホルモン投与は経費がかかるなど問題点があります。従って、ホルモン投与をしないで成熟させる技術の確立が望まれています。
これらの個体はホルモン投与をしないで成熟させる技術を成功させるためのなんらかのヒントを持っていると思われます。一方、異父兄弟(先述のお母さんとホルモンを投与し成熟したお父さんの子供)も順調に大きくなっていました。今後、これらの違いを詳細に調べ、その情報を基にホルモン投与をしないでウナギを成熟させてみたいです。
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2007年06月17日
ヨーロッパウナギ
先週、ヨーロッパウナギがワシントン条約附属書IIに掲載されました。また、欧州連合(EU)の農漁業相理事会でも、EU内のシラスウナギの漁獲量を13年までに60%減らすと決めたそうです。ヨーロッパウナギは原産国の欧州でも消費されていますが、主に中国などアジア向けにそのシラスウナギが輸出されています。日本国内のウナギ製品の約8割は輸入品で、うち7割は中国から輸入されていると考えられています。従って、今後、日本でのウナギの価格があがるかもしれません。当研究室ではニホンウナギをふやすための研究を行っていますが、ヨーロッパウナギに関しても行っています。写真は、能取湖の臨海センターで飼育しているヨーロッパウナギです。ヨーロッパウナギの生殖腺形成のメカニズムを詳細に調べ、得られた成果をその保全に貢献できれば、、、と考えております。
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2007年06月17日
網走スポーツトレーニングフィールド
農大オホーツク校のすぐそばにある網走スポーツトレーニングフィールドに行ってきました(写真)。ここには、天然芝コート、サッカー場、ラグビー場、野球場、テニスコートやアーチェリー場などたくさんのスポーツ&レクリェーション施設があります。これまで、Jリーグの数チームやラグビー日本代表などが合宿を行った実績があるそうです。また、6月から9月までの日曜日(不定期、13:00-16:00)には、ふれあい動物園を開園しているそうです。広大な敷地は一見の価値があります。是非一度遊びに行ってみてください。
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2007年06月15日
ニューマシン
当研究室に新しい機器が入りました。その使用説明会には生物生産学科の橋詰教授、食品科学学科の藤村助教そしてアクアバイオ学科の山家講師が参加してくださりました(写真)。この機器は、1台で、DNA濃度の測定などで用いる吸光度測定、活性酵素などの測定に用いる発光測定、蛍光強度/偏光測定そして時間分解蛍光測定ができます。これからこの機器は当研究室のルールに基づき管理されます。学科を問わず、多くの学生さんや教職員のみなさんにこの機器が使用され、良いデータが出ることを祈ります。
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2007年06月14日
ボンジュール
フランス、サン・マロで開催された第8回国際魚類生殖生理学会にアクアバイテク分野の山家先生と参加しました。
日本から飛行機とTrans a Grande Vitesse(TGVと呼ばれています。日本でいう新幹線のような高速列車:写真1)を乗り継いでサン・マロに着きました。
サン・マロは海の男たちの町として知られています。この町にある港から多くの船乗りが就航し、大海原での数々の武勇伝(カナダを発見した16世紀の冒険家ジャック・カルチェなど)を残しています。17世紀には海賊の拠点ともなり、フランス最大の港として栄えたそうです。
旧市街地には12世紀から18世紀まで作られた城壁があります(写真2)。残念なことに町の8割が第二次世界大戦時に破壊されてしまったそうですがサン・マロの人々の並々ならぬ苦労により瓦礫を復元し、現在見られる美しい城壁となったそうです。
城壁から数百m先には海上の要塞があります(写真3)。サン・マロの守りを強固なものにするため、1689年、ヴォーバンにより築かれたそうです。干潮時にはそこへ歩いて渡ることができます。また、干潮時には、周りに広がる海岸線の素晴らしい眺めが楽しめます。満潮時は写真4のような状態になります。このような干満差が激しい海岸線で生物調査をしたら、かなりおもしろい結果がでるのでは!と思いました。
フランスでは、精肉屋さんに比べると魚屋さんの数は少ない感じがしました。町中の魚屋さんでは、ボラ、ヒメジの仲間、カレイの仲間、サケの仲間、サバなどを売っていました(写真4)。他にもカキやイガイの専門店などがありました。
学会は、世界各地から集まった研究者達によってサケマス類、タイ、メダカ、ティラピア、ゼブラフィッシュ、ウナギやスズキの仲間の生殖に関する最新の研究発表が行われました。北海道大学、水産総合研究センター、東京海洋大学、静岡大学、基礎生物学研究所、熊本大学、琉球大学の研究はどれも素晴らしく、この分野で日本の研究者はトップを走っていると実感しました。
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2007年05月(9)
兆し!!
万泰丸さんから精子を出すキチジが獲れたと連絡を受け、翌朝頂きにいきました。それらはすでに死亡していましたが、船上で氷冷してくださっていたので、極めて新鮮な状態でした。早速、実験室に持ち帰り、それらの精子の運動能を調べたところ、見事に動いていました。写真1は、雄の開腹像です。ピンセットの部分が精巣で、精巣先端の白い部分が精子です(写真2)。
雌の生殖腺(卵巣)に比べて、雄のそれはかなり小さいことがわかりました。今年の産卵期はそろそろ終わってしまいます。しかし、受精直前の雄及び雌が獲れることから、キチジをふやせる兆しがうっすらと見えた気がします。来年、生きた雄及び雌を頂き、臨界センターで受精させ増殖させようと考えております。
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2007年05月(8)
番外地から花の都へ
網走と言えば、誰しも監獄をイメージすると思います。遅ればせながら、先日、網走監獄博物館へ行ってきました(写真1)。北海道開拓、そしてその礎を築いたのは受刑者であったことがよくわかる素晴らしい博物館でした。また、流氷をテーマにしたオホーツク流氷館にも行ってきました。網走の四季を紹介するハイビジョンシアターの迫力は満点でした。
博物館見学の数日後、大空町藻琴山温泉芝桜公園に行きました。ちょうど、満開中の芝桜を見ることができました(写真2)。まるでピンクの花のカーペットが山一面に敷かれているようでいくら見ていても飽きませんでした。
網走管区はこれから観光にはさらに良い季節となります。皆様、是非一度、東京農業大学オホーツク校経由で網走にお越しくださいませ。
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2007年05月(7)
生きた紅宝
いつもお世話になっている佐藤船頭が、「キチジを生かして持って帰るから取りにおいで!」と船上からお電話をくださりました。翌朝、帰港したばかりの万泰丸の皆さんから生きたキチジを頂いた後、大学からわずか20分の海水湖、能取湖のほとりにある臨海実習場にある大型水槽へそれらを運びました。みな、元気に泳いでいました(写真)。キチジは深海に住む魚です。そのような魚を飼育するのはなかなか大変です。我々はまず、慣れやすいと思われるこの小さな個体を用いてキチジの最適な飼育条件を探そうと考えています。そして、将来的には、これらが子孫を残してくれることを夢見ています。。
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2007年05月(6)
子(大きな卵巣)持ちキチジ
当研究室が常日頃クリオネやキチジをいただいている万泰丸佐藤船頭から、子(大きな卵巣)持ちキチジが釣れたから取りにおいで!と連絡をいただきました。急いで出港前の万泰丸へ取りに伺わせていただいたところ、船員の皆様が勢揃いしており、色男の皆様にクリオネやキチジのお話を伺うことができました(写真1)。やはり、キチジの漁獲量は年々減少しているそうで船員さん達も次世代までキチジを残したいという熱い志をお持ちでした。そして、我々の研究にボランティアで協力してくださる!とたのもしいお言葉を再びいただきました。この場をお借りして、万泰丸の色男皆様に感謝申し上げます。
さて、写真2は大きな卵巣をもったキチジです。ゼリー状の卵巣が腹部から外に出ています。
解剖してみたところ、腹部内には大きな卵巣(ピンセットの部分)が観察されました(写真3)。キチジは、受精後ゼリー状の卵巣塊を出すことが知られています。従って、この個体はおそらく排卵直前だったと考えられます。我々は、どのようにしたら良い卵を人為的につくることができるかのヒントを探るために、この貴重な個体の生理状態を詳細に調べる予定です。
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2007年05月(5)
旧友来室
大学院時代、共に研究を勤しんだ仲間である北海道大学大学院水産科学研究科COE研究員の申博士が研究室に来てくれました(写真1)。
申博士は、アクアバイオ学科が常にお世話になっている標津サーモン科学館でチョウザメをふやすための実験をしているのですが、実験の合間に訪問してきてくれました。
写真2は、申博士及び標津サーモン科学館職員の市村さんからのお土産(標津サーモン科学館特製サケグッズ)で、サケグッズ収集マニアにたまらない一品です。アクアゲノムサイエンス研究室では、皆様が気軽に訪問でき、卒業生が我が家のように帰って来られる研究室となるよう在室生一同頑張ります。
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2007年05月(4)
紅色の宝
今回は焼いて良し!煮て良し!刺身良し!の3拍子そろっている高級魚(1尾あたり数千円)、キチジをご紹介いたします。クリオネの項でご紹介させていただいた万泰丸の佐藤船頭が研究用に!と、3匹くださりました。網走ではキチジをメンメやキンキという愛称で呼んでいます。かわいい名前とは裏腹に口は大きく、頭や鰭には無数の刺があり、いかにも北の海の猛者という感じです。平均32cmの個体をそれぞれ解剖してみたところ、雌2匹、雄1匹でした。
写真1(下)のピンセットがある部分が卵巣です。この個体の卵巣はそれほど発達しておらず、おそらくすでに排卵した個体と推定されます。クリーム色の大きなものは肝臓です。余談ですが、肝臓はアンコウにも負けず劣らずの美味な部分です。写真2(左)の矢印は脳を示しています。脳周辺にはたくさんの脂があり、この魚が脂分に富んでいることがわかります。脳の両脇にある透明のポケットには、年齢がわかる耳石と呼ばれるものがあります(写真2中)。
キチジは成長が遅く、大きくなるまでに10年前後かかります。おそらく、写真の個体は数十才と思われます。かつて、キチジは畑の肥料にするほど獲れていたらしいですが、近年ではすっかりその数が減り、幻の魚になりつつあります。網走の漁師さん達は貴重なこの魚を後世に残すため、考えて漁をしています。例えば、網を使わずに釣りによる漁をし、大きな魚しか釣れないように針を大きくしています(写真2右)。
話はすこし変わりますが、青森の浅虫水族館では数年前、繁殖に成功したそうです。時間はかかるかもしれませんが、当研究室では万泰丸さんのご協力いただきながら、人の力によりキチジをふやすことを最終目標として、これからこの貴重な魚の研究を行っていきます。
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2007年05月(3)
サケの旅立ち
網走駅のすぐそばを流れる網走川の岸辺を散歩しました。岸の片側は護岸されておらず、春の象徴であるタンポポやツクシがたくさん生えていました(写真上)。そして、川に触れることもできました。人工ではありますが、このような川つくりは生物を保護する上で極めて重要です。街全体が自然と共存して生活している姿を見ることができ、とても感動しました。続いて、川を覗いてみたら、小さなシロサケの赤ちゃんが長い旅路に出る準備をしている場面に遭遇しました(写真下)。小さな赤ちゃん達はこれから外洋に出て、荒波にもまれながら、約4年後、立派な大きな親魚となって誕生したこの地に戻ってきます。サケの赤ちゃん達を見ていたら、今年アクアバイオ学科に入学した新入生を思い出しました。新入生達もこの春から大学という今までとは異なった環境に入りました。しかし、大学生活で様々なことを学びながら立派な大人になります。4年後にはどんな大人になるのか、今から楽しみです。
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2007年05月(3)
天使の舞
当研究室に流氷の天使(クリオネ)がたくさんやってきました。おそらく、どの水族館でもこんなにたくさんのクリオネは見られないと思います。今回、たくさんのクリオネを運んできてくださったのは、第21万泰丸の佐藤船頭です。2007年5月8日から11日までの一本釣りキチジ(網走を代表する高級魚)漁の最中に当研究室のためにわざわざ採集してくださいました。写真で見られる約1cmの小さな個体は1−2才で、約4cmの大きな個体は3−4才と思われます。クリオネの泳いでいる姿は、お遊戯をしている天使のようでいくら見ていても飽きません。
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2007年05月(2)
流氷の天使
クリオネは「流氷の天使」と愛称が付けられ、愛玩動物のように人気があります。このクリオネ、実は巻貝の一種でハダカカメガイという名前なのです。クリオネを含む外洋性貝類は世界で約60種知られています。これまで当研究室では、クリオネにはEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が沢山含まれていること、クリオネは雌雄同体(同時成熟型)であることを発見しました。またDNA解析から、クリオネはどうも他の貝類とは遺伝的に離れていることが分かりました。今後、北極海や南氷洋のクリオネ(日本にいるものより大型)についても調査する予定です。当研究室では、地元の漁師さんに採集していただいたクリオネを飼育し、年中その研究を行っています。興味のある方は是非、研究室までお越し下さい。お待ちしております。
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2007年05月(1)
網走巡りをしました
黄金週間中、網走を知るために様々なところへ出かけてみました。行った先は普段出かけている賑やかな商店街(東京農大ムービーreport http://www.nodai.ac.jp/news/movie/index.html内にあるオホーツクキャンパス紹介周辺情報編をご覧ください)ではなく、水芭蕉が咲き始めた網走湖、新緑豊かな郊外、北方地域に住む人が使っていた狩猟道具を展示している北海道立北方民族博物館等です。写真は道立オホーツク公園・てんとらんどで撮ったものです。この場所は絶滅危惧IB類のイトウが生息する斜里川の源流がある斜里岳、準絶滅危惧類のシベリアヤツメ(無顎類ヤツメウナギの1種)が生息する濤沸湖、絶滅危惧II類のエゾホトケドジョウが生息する周辺の河川を一望できる素晴らしいポイントでした。地域の皆様に支えられながら、上記希少種の保全に関する研究を行いたいと改めて思いました。
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2007年04月
アクアゲノムサイエンス研究室の教員が全員揃いました。
今月からアクアゲノムサイエンス研究室は伊藤雅夫教授、鈴木淳志教授及び松原創講師の3人で運営されています(各教官の詳細については東京農業大学HP内の教員50音検索及びシラバスをご覧ください)。当研究室には2つのメインテーマがあります。1つは学生さんの教育です。本学は研究室配属(専門分野の研究)がおそらく他大学より早いので、個人の潜在能力をじっくりと引き出しながら指導することができます。卒業までまだ2年ありますが、その筋の「匠」となった学生さんが当研究室から初出航する日が今から楽しみです。もう1つは地域に貢献できる研究です。分子生物学的、形態学的及び生化学的手法を駆使して、次世代の水圏生物の増養殖業に応用できる研究「実学」を目指します(写真は新しく入った遺伝子解析機器です)。研究対象生物は道内の水圏生物(アザラシ、クリオネ、キチジ及びニシンなど)、様々な熱帯魚(ポリプテルスエンドリケリーなど)及びウナギ類などです。学生さんや地域の皆様、関係者の方々の協力を得ながら、それぞれのテーマが実りあるものになるように研究室一同、努力致します。今後とも当研究室をよろしくお願い申し上げます。
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