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NEWS
左舷

2008年3月26日

流氷採集10-帰港-

 楽しかった時間は、あっと言う間に過ぎてしまいました。
 左舷側から流氷とオホーツクブルーの空を眺めながら、帰港しました(写真1)。写真2は観光客をたくさん乗せた流氷砕氷船おーろら、写真3は帽子岩です。
 今年は、良質の流氷がたくさん着ました。来年もまた、見られると良いな!と思いながら、下船しました。
 末筆ながら、今回お誘いくださった第21万泰丸の佐藤光栄船頭にお礼申し上げます。

おーろら 帽子岩
流氷の上から4

2008年3月26日

流氷採集9-流氷から写真を撮ってみました-

 流氷を採集した後、乗った流氷の上を探索してみました。  私が乗った氷の大きさは、約10m x約10mで、その氷の厚さは約1.5m、総重量は600tくらいあったそうです  太陽光を反射した流氷は、とても綺麗な青色でした(写真1、2、&3)。

流氷の上から5 流氷の上から6
流氷の上から

2008年3月25日

流氷採集8-流氷に乗ってみました-

 今度は、小さな流氷を採集するため(第21万泰丸の佐藤船頭はボランティアで母校-宮城県の小学校-に毎年流氷を送っているそうです)、流氷の上に乗りました。写真1&2は流氷の上からの写真です。そして、先にご紹介したこと(流氷は塩分濃度が薄い)を実証するために食べてみました(写真3)。その味は、、、?海水より薄い塩味というのがわかりました。皆さん、機会がありましたら流氷をかじって、その味を体験してみてください。

流氷の上から1 流氷を食べる
流氷採集

2008年3月25日

流氷採集7-流氷採集-

 さて、本命の流氷採集です。今回は、第21万泰丸の佐藤船頭の弟さん(本当の兄弟船です!!)が船頭をされている第56万泰丸が流氷を採集しました。流氷にワイヤーロープをかけ、それを流氷にぐるっと一周させ、固定した後(写真1)、数時間かけてゆっくりと港まで運びました(写真2&3)。
 港に運ばれた流氷は、大型クレーンで陸揚げされた後、オホーツク流氷館や網走漁業協同組合さんの冷凍庫に運ばれたそうです。これらの流氷、サミットを初め、様々なイベントで登場する予定です。

流氷採集1 流氷採集2
薄い氷

2008年3月24日

流氷採集6-流氷-

 オホーツク海の流氷は、これまでアムール川から流れ込んで塩分が低くなった海水が凍ったものとされてきました。しかし、、、現在では下記の仮説が有力だそうです。
 オホーツク海は、海面から50mまでは塩分濃度の薄い海水、50m以下は塩分濃度の濃い海水の2層に分かれています。この2層は混ざることはありません。そのため、塩分濃度の薄い海水は、海水の凍る温度である-1.8度に短時間で達し、流氷ができるとされています。
 写真1は、これから流氷になる薄い氷です。この氷が重なり合う(写真2)と写真3のようになると考えられています。すなわち、網走沖の流氷は、ロシア沖の氷と北海道沖の氷でできているようです。

流氷1 流氷2
オオワシ

2008年3月24日

流氷採集5-OH!ワシ-

 船からは、いろいろな生き物を見ることができます。写真は、流氷の上でくつろいでいたオオワシです。この後、さらに2羽見ることができました。また、写真には写すことができませんでしたが、アザラシ(おそらくゴマフアザラシ)も見ることができました(流氷砕氷船おーろらでもこの体験はできます)。

刺身

2008年3月21日

流氷がある時期に地場産の魚を刺身で食べる!

 網走では、流氷が未だ接岸しています。オホーツク海での様々な漁は、この流氷がなくなる(海開け)と開始されます。そのため、流氷がある時期に地場産の魚を刺身で食べることはなかなか難しいのが現状です(もちろん、数種類の魚は漁獲され、刺身で食べることができます)。そこで、我々は地元の方々と協力して、流氷がある時期にも地場産の魚を刺身で食べられないか?と検討しています。今回は、その第一弾。網走で有名な居酒屋「喜八」さんに、流氷がある時期に飼育していた魚たちを料理していただきました(写真)。その味は、、、絶品でした。今後、関係者の皆様にご協力いただきながら、流氷がある時期に地場産の魚を食べる!という試みを実現化させていきたいと考えています。

海原

2008年3月21日

流氷採集4-いざ海原へ!-

 船を動かして、数分後、陸地はあっと言う間に遠くになりました(写真1)。写真2は、船内から網走市街地を眺めた様子です。また写真3は、船内から能取岬を眺めた様子です。
 飛行機から網走を見たことはあるのですが、今回、初めて、オホーツク海から網走そして知床を見ました。海から見た網走そして知床も素晴らしいものでした。
 流氷砕氷船おーろらでもこの体験はできます。機会がありましたら是非、おーろらに乗船してみてください。

網走市街地 能取岬
エンジン

2008年3月21日

流氷採集3-万泰丸その3-

 今回も、第21万泰丸の船内をご紹介いたします。写真1は、船の心臓であるエンジンです。エンジンは毎年休漁時にバラして整備するそうです。このおかげで、これまで事故なく操業されているそうです。
 船内には、調理場(写真2)もあり、乗組員の皆様が交代でご飯を作られているそうです。
 船頭や船尾には、海開け(流氷がなくなること)と共に始まるキチジ漁の仕掛けがセットアップされていました(写真3&4)。
 第21万泰丸、出漁時は7名で操業しています(今回は、2名の方が船員免許更新のため、ご不在でした)。皆さん、良い方ばかりです(写真5)。

調理場 船頭
船尾 第21万泰丸乗組員
コンパス

2008年3月20日

流氷採集2-万泰丸その2-

 今回は、第21万泰丸の船内をご紹介いたします。ブリッヂには、コンパス(写真1)、レーダー&GPS(写真2&3)、六分儀(天体や物標の高度、水平方向の角度を測るための道具)など、たくさんの計器が搭載されていました。
 ここで船雑学。船用語をご紹介いたします。船では、船長をキャプテン、一等航海士をチョッサー 、二等航海士をセコンドッサー、機関長をチーフエンジャー、一等機関士をファーストエンジャー、甲板長をボースン、操舵手をコータマスター、操機長をナンバン、操機手をナンブトーと呼びます。

GPS GPS
佐藤船頭

2008年3月20日

流氷採集1-万泰丸その1-

 卒業式も終わり、網走にも少しずつ春が近づいてきています。
 さて、先日、毎年恒例の流氷採集(沿岸の流氷は汚れているため、沖合の流氷を採集)が行われました。流氷採集で活躍するのが、いつもお世話になっている(有)水谷水産工業所有の万泰丸です。第21万泰丸の佐藤船頭(写真1&2)にお誘い頂き、私も乗船させていただきました。これから、数回にわたってこの日の様子をご紹介いたします(写真3はブリッヂから撮ったものです)。

佐藤船頭 ブリッヂから
獣の足跡

2008年3月19日

カバノアナダケ採集4-雪山の中-

 奥地の雪山の中は、誰も通っていません。見ることができるのは獣の足跡(写真1)と雄大な木々です(写真2&3)。雪山では本当の自然に出会うことができます。

雪山1 雪山2
カバノアナダケ0

2008年3月18日

カバノアナダケ採集3-カバノアナダケ-

 カバノアナダケは、カバノキ類に寄生するサビアナダケ属サルノコシカケ科に属するキノコの一種です。さすがに、幻のキノコと言われるだけあって、なかなか見つけることができませんでした。しかし、ナビゲーターである万泰丸乗組員さんの見事なスノーモービルテクニックと観察力でたくさん採集することができました(写真1、2&3)

カバノアナダケ1 カバノアナダケ2
Congratulation!!

2008年3月17日

いい日旅立ち2

 今日は、東京農業大学生物産業学部の卒業式でした。当研究室の鈴木教授に指導されていた生物生産学科の学生さんたちも無事卒業しました。私は、直接指導する機会はありませんでしたが、卒業生の一人、宇野君からお花をもらいました(写真)。成人相手の大學教員業務は苦も多いですが、こういったかたちのお礼は喜びも一入です。当研究室で学んだ生物生産学科卒業生の今後の活躍をお祈りいたします。

白鳥

2008年3月17日

いい日旅立ち

 網走川のほとりにあるエコーセンター(網走市の多目的会館、、、図書館などが入っています)に白鳥が出没しています(写真)。野鳥に詳しい方のお話を聞いたのですが、こんな街中に白鳥が現れるのはかなり珍しいことだそうです。
 白鳥ももうすぐ旅立ちです。今日は、生物産業学部の卒業式です。あと、2年後には、アクアバイオ学科1期生もこの日を迎えます。当研究室では、立派な大人そして社会への即戦力となるような人材の育成に励みます。

スノーモービル0

2008年3月17日

カバノアナダケ採集2-スノーモービルによる登山-

 カバノアナダケは、山間部にある大型のカバノキ類(白樺・岳樺など)の幹に寄生します。冬期にカバノアナダケを採るにはスノーモービルが不可欠です。今回、万泰丸の乗組員さんが所有されている最新のスノーモービル(写真1、2&3)に乗せていただき、カバノアナダケが群生する山中へ向かいました(、、、続く)。

スノーモービル1 スノーモービル2
海別岳

2008年3月14日

カバノアナダケ採集

 いつもお世話になっている万泰丸の佐藤船頭が、キノコの一種で民間療法や代替治療などに使われているカバノアナダケ採集に誘ってくださいました(カバノアナダケについては、後日ご紹介いたします)。採取場所に向かう途中非常に奇麗な山並を見ることができました(写真1は標高1419m海別岳、写真2と写真3は標高1545mの日本百名山の斜里岳です)。

斜里岳 斜里岳2
大掃除1

2008年3月11日

立つ鳥跡を濁さず

 当研究室の鈴木教授は来年度まで生物生産学科の教授でもあるため、本年度、生物生産学科の学生さん数名が当研究室で卒論を書きました。そして、昨日、卒論生の有志に大掃除をしてもらいました(写真1、2、3)。学生室及び実験室はかなり奇麗になりました。宇野君(北海道大学大学院進学)、堀口君(本学大学院進学)そして原田さん(就職)、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

大掃除2 大掃除3
弥生の網走湖

2008年3月11日

弥生の網走湖

 先日、網走湖に出かけました。網走湖はまだ結氷していました(写真)。春は近づいていますが、もうしばらく、ワカサギ釣りを楽しむことができそうです。機会がありましたら、是非ワカサギの穴釣り、チャレンジしてみてください。

エゾクサウオ
エゾクサウオ

2008年3月10日

エゾクサウオ

 先日、昨年獲れたサケ混獲物のタンクを掃除していたら、カサゴ目クサウオ科クサウオ属のエゾクサウオを発見しました(写真1)。普段は、隠れ家に入っており、まったくその存在に気がつきませんでした。この魚、皮膚は柔軟で、背鰭と臀鰭は尾鰭の中央部まで伸び、腹鰭は吸盤状に変形しています。大きな口を持っています。しかし、どこが眼かわからないですよね、、、(写真2)。

シラカバ林と青い空

2008年3月10日

流氷そしてオホーツクブルー

 先日、能取岬方面に出かけました。その日は、快晴でシラカバ林と青い空がとても綺麗でした(写真1)。また、二ツ岩付近から望むオホーツク海も素晴らしい眺めでした(写真2)。さらに能取岬では、水平線まで続く、流氷を見ることができました(写真3)。この流氷ともそろそろお別れです。今年も感動をありがとう!!

二ツ岩 能取岬
北の新大陸発見!あったか網走

2008年3月7日

北の新大陸発見!あったか網走

 北の新大陸発見!あったか網走が、網走湖上(呼人浦キャンプ場周辺)で、3/9(日)まで開催されています(写真1)。昼の部 は9:00から16:30まで、夜の部 は19:00から21:00までです。昼の部では、凍結した網走湖の上で、スノーモービル、バナナボート、四輪バギー、氷のすべり台(写真2)などが楽しめます。また、氷の水族館も魅力的です(写真3)。夜の部では、会場がライトアップされ、熱気球の搭乗や、毎週土曜日には花火大会が行われます。今週末が今年最後のチャンスです。機会がありましたら、立ち寄ってみてください。

氷のすべり台 氷の水族館
シロザケの亡骸

2008年3月7日

シロザケの亡骸

 ご存知のとおり、シロザケは産卵が終わると死んでしまいます。雪解けが始まった現在、シロザケが自然産卵している河川では、亡骸を見ることができます(写真)。これからさらに暖かくなると亡骸の分解は加速され、あっと言う間になくなってしまいます。そうです。これらの亡骸は、様々な生物の栄養源となっているのです。そして、様々な生物は、彼らの子供の餌となります。
 食物連鎖を目の当たりにできるのも、網走ならではの光景。自然豊かな網走で生活してみませんか?

キチジ
キチジ

2008年3月3日

生還

 さて今回は、先日、当HPでご紹介させていただいた活魚輸送パック実験の結果をお知らせします。
 活魚輸送パック、見事に成功しました(写真1)。キチジの奇麗な朱色をご覧ください(写真2)。しかも、4日間も!です。
 何も書いていないパックは海水だけですが、これも生きておりました。ただ、pHは7.2まで下がっていました。一方、いろいろと書いてあるパックのpHは7.8と、元々の海水のpH (8.1-8.2)に比べてもあまり下がっていないことがわかりました。このパックには、西南自動車工業さんが作成された特殊な輸送用海水が入れてあります。すなわち、特殊な輸送用海水の効果が大きいことがわかりました。また、これまで多くの人が試みて失敗してきた刺の問題も、問題なく解決しました。まさに、流通革命です。
 海開け(流氷が去ること)と同時に、キチジ漁が再開します。万泰丸様にご協力いただきながら、今後はもっと大きな個体で実験しようと考えております。

斜里岳

2008年3月3日

美幌から見た斜里岳

 今日は桃の節句、雛祭りですね。雛祭りは女の子の健やかな成長を祈る年中行事だそうです。
 先週末は豪雪でしたが、今週末は快晴。流氷も接岸しています。
 さて、先日、水圏生化学研究室の坂井先生と研究打ち合わせをしに、北見に行ってきました。その帰り、美幌町から美しい斜里岳を見ることができました(写真)。また、写真には撮ることができませんでしたが、猛禽類のオジロワシも見ることができました。網走管内は、ほんとうに自然豊かだなと改めて実感しました。


能取湖の夕暮れ

2008年2月29日

能取湖の夕暮れ

 立春を過ぎてから、網走でも、もちろんのことながら、日の出時刻は早くなり、日の入り時刻は遅くなってきています。写真は16時30分すぎの能取湖の様子です。チカ釣りを楽しんでいる人も釣りをする時間が長くなって喜んでいました。ただ、,釣果は以前とあまり変わっていないようでしたが、、、。


豪雪数日後の道路

2008年2月29日

いいひと

 今朝、学校に向かう途中の道で見知らぬドライバーさんに呼び止められました。というのも、、、(お恥ずかしながら)給油口が開いていたのです。その方はわざわざ降車し、締めてくださいました。締めてくださった方、この場をお借りしてお礼申し上げます。網走は、いい人が多い街です。来月でやっと網走生活1年目ですが、たくさんの方々に支えられ楽しい生活をしてきたなと実感しています。皆さんも、こんな素晴らしい街、網走で生活してみませんか?(写真は、今週初めの道路の様子です。網走では除雪後、快晴が続くとあっという間に路面が見えます)


豪雪1

2008年2月29日

豪雪

 卒論生も卒論発表が終わり、ほっと一息ついた先週末、大低気圧が日本を襲いました。(水産増殖学研究室のHPでは、当日の網走の様子をいち早くお伝えしております。
 網走を含め、北国で2日間降り続いた雪(写真1)。今回は、外に駐車していた車が見えなくなるほど積もりました(写真2&3)。数年に一度の大雪だそうです。
 1、2、3年生のほとんどは2月の頭に帰省しているので、この大雪を体験できたのは、、、追試の人だけとなっています。頑張れ、追試生。

豪雪2 豪雪3
キチジ

2008年2月25日

活魚輸送パック

 当研究室では、現在、キチジを活魚輸送できないかと検討しています。実験には、共同研究先の愛媛県の西南自動車工業さんが開発した取り扱いがものすごく簡単な特殊な活魚輸送パックと活魚輸送海水を用いました。活魚輸送パックは、どんなに刺が鋭くても破けない画期的なものです。また、活魚輸送海水は、その水に魚を3日以上入れても水質がほとんど変化しないという優れものです。キチジは、昨年末に万泰丸さんが釣獲してくださり、オホーツク臨海研究センターで飼育しているものを使いました。このパックに酸素を入れ、発泡スチロールに網走産の雪を入れ、5度の部屋でキープしました。その結果は、、、(写真)。後日、詳細をお知らせします。


オホーツクブルー

2008年2月25日

オホーツクブルー

 オホーツクに特有の青い空をオホーツクブルーと呼びます。オホーツクは冬でも晴天の日が多く、雪もそれほど多くはありません。白い流氷や雪に対する青い空、、、本当に美しいですね。


流氷
流氷2

2008年2月22日

流氷と私

 冬の網走の観光の中心である流氷です(写真1)。このところ、快晴の日が多いので、まさに流氷観察日和です。海が一面、流氷で覆われている様子は、神秘的です。天気予報で晴れの日を選んで、是非網走にお越し下さいませ。
 追伸、本日は流氷接岸しておりませんでした(写真2)。


羽田から見た富士山

2008年2月22日

羽田から見た富士山

 先日、私用で上京した際、富士山と美しい黄昏に遭遇することができました。おのぼりさん状態で激写しました(写真)。写真に写っている川は、最近、綺麗になった川として注目されている多摩川です。アユやコイなどが増え始めているそうですが、いるはずもない外来生物が放流されて問題になっています。川崎河川漁協さんでは、そういった生物が多摩川に放流されないように、飼えなくなった生物を引き取る活動もしているそうです。素晴らしい活動ですね。



冬の能取岬

2008年2月18日

冬の能取岬

 いつも紹介させていただいている能取岬ですが、今回は、冬バージョンです(写真)。
 冬の能取岬、風が強く、雪はあまり積もっていません。快晴の日には、流氷を見るには絶好のポイントとなります。とても寒いですので、防寒対策をバッチリして、御出かけください。



アザラシの親子判定

2008年2月15日

アザラシの親子判定

 先日、当HPでご紹介させていただきました小林先生との共同研究の結果が出ました。
 今回の研究は、紋別市のとっかりセンターで産まれたワモンアザラシ(P.h.母親)の赤ちゃん(HY)のお父さん探しです。お父さんは、ゴマフアザラシ(P.l.)かアゴヒゲアザラシ(E.b.)ということがわかっております。
 そこで、29種類のマイクロサテライト(細胞核等のゲノム上に存在する反復配列で、とくに数塩基の単位配列の繰り返しからなるもののことを示します。中立で共優性を示します)を用いて、実験を行いました。その結果、お父さんはアゴヒゲアザラシであることがわかりました(写真:判定の例ですが、Pvc19&SGというところをご覧ください。P.l.にはバンドが出ていません。)。
 これからも、実験結果が出たら当HPでご紹介いたします。ご期待ください。



氷の芸術

2008年2月15日

サクラ咲く-網走編-

 本日、合格発表がありました。東京農業大学に合格された皆様、おめでとうございます。皆様のお越し教職員一同お待ちしております。
 オホーツク校では、3月にも一般入試(II期)があります。最後のチャンスです。是非、網走行きの切符をゲットしてください。
   現在、4年生以外の学生さんは、試験も終了し、春休みに突入しています。学生さんの人数が少なくなってくると校舎も寒くなります。校舎が寒くなると、ガラス窓には氷の芸術ができます(写真)。なんとなく、サクラ模様でしょうか?合格された皆様、重ねてお祝い申し上げます。この芸術、日々、変化しています。明日は、どんな芸術を見ることができるか楽しみです。



氷雪像

2008年2月12日

第43回あばしりオホーツク流氷まつり

 第43回あばしりオホーツク流氷まつりが、2月8日(金)から11日(月) まで、網走商港ふ頭特設会場で行われました。会場には、たくさんの氷雪像があり、多くのお客さんで賑わっていました(写真1)。また、いつもお世話になっている網走漁業協同組合さんが作られたカムバックサーモンというタイトルの氷雪像は特別賞を頂いておりました(写真2)。他にもクリオネの氷雪像がありました(写真3)。
 2008年2月2日から3月9日(昼の部 9:00〜16:30、夜の部 19:00〜21:00)まで網走湖上(呼人浦キャンプ場周辺)では、北の新大陸発見!あったか網走というイベントが開催されています。是非、冬の網走にお越し下さいませ。

網走漁業協同組合の氷雪像 クリオネの氷雪像
雪を使って、実験

2008年2月12日

雪を使って、実験

 分子生物学の実験では、ものを温め、冷やすという作業が頻繁にあります。冷やすには、一般的に製氷機で作った氷を使うのですが、冬の網走では、それが不要です。というのも、窓の外にある天然からの産物、雪を使うことができるからです(ただし!!雪になんらかの物質が入っている可能性も考えられるので、精密な実験にはこの手法は使いません)。雪を利用できるのは、水も大気も綺麗な網走ぐらいでしょうか(笑)!



カジカオス
カジカメス
カジカ正面

2008年2月8日

カジカ

 先日、岐阜県河川環境研究所の藤井さんからカジカを譲与していただきました。
 現在、当研究室では藤井さんやお隣の山家先生、様々な大学の先生方とカジカの繁殖に関する共同研究をしています。今回は、こちらで実験に使うため、特別に譲与していただきました。
 写真1はオスで、写真2はメスです。オスはメスに比べると大型です。現在、産卵期であるため、メスのおなかはふっくらしています(お腹の中にはたくさんの卵がありました)。
 正面から見ると怖い顔をしているのですが(写真3)、実は、カジカ、ものすごくおいしい魚なのです。解剖を見に来た新潟県出身の学生さんは、「おいしそうですね!」とずっと言っていました(残念ながら、今回は全て実験用に使用しました)。


アクアゲノムサイエンス研究室1期生

2008年2月8日

アクアゲノムサイエンス研究室1期生

 昨年12月に決まったアクアゲノムサイエンス研究室1期生(現アクアバイオ学科2年生)と懇談会を行いました。今回は、自己紹介と用意した仮テーマの中から自分でやりたいものを次回の懇談会まで選ぶという内容でした。せっかく全員が集合したので1枚撮ってもらいました(写真:今回、鈴木教授は突然の会議で参加できませんでした)。これから、彼らと楽しみながら、どんどん研究を行っていきます。乞うご期待ください。皆様のご支援ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。


中部飼料セミナー

2008年2月6日

中部飼料セミナー

 畜産や水産の飼料会社大手の中部飼料の和田さんと中尾さんが、研究打ち合わせのためにお越しになられました。  和田さんと中尾さんには、当研究室に配属したアクアバイオ学科2年生を対象に、セミナーもやっていただきました(写真)。まだ何も知らない学生さん達は、和田さんと中尾さんに養殖や餌、さらには就職活動について教わりました。この場をお借りして、お忙しい中、貴重なお話をしてくださった中部飼料の和田さんと中尾さんにお礼を申し上げます。


マダラ全身
マダラ腸
マダラ頭

2008年2月4日

マダラ

 マダラは、タラ目・タラ科の魚です。普段は、沿岸から大陸棚斜面近くの深場に生息しています。そして、冬は浅場に移動してくることが知られています。北海道での産卵期は12月-3月だそうです。
 網走のスーパーでは、近海で獲れた50cmくらいのマダラを700円くらいで売っています。先日、1尾買ってみました(写真)。
 この魚、魚介類を手当たり?次第になんでも食べる大食漢であることも知られています。そこでお腹を開いてみました。すると腸からは、小石や大型のカニが2尾も出てきました(写真2)。
 また、頭を割ってみると、大型の耳石を発見することができました(写真3)。はっきりはわかりませんでしたが、その年輪からこの魚は2あるいは3歳の魚であると推察しました。
 肝心の味は、、、!鍋や味噌漬けにしていただいたのですが、とてもおいしかったです。機会がありましたら、是非、網走産のマダラをお召し上がりください。超おすすめです。


大鬼、子鬼

2008年2月4日

立春

 今日は、春の初め、立春です。昨日は、立春前日で、節分でした。皆様、昨日は豆まきをしましたか?イワシを召し上がられましたか?恵方巻を召し上がられましたか?今年の恵方は丙(ひのえ)の方位だそうです。丙とは、中国式の24分割した方位で、南微東を位置するそうです。ちなみに、来年は甲の方位(東微北)だそうです。福は内!受験生の皆様、吉報が届くことをお祈りしています

うなぎのねどこ

2008年2月1日

本物!うなぎのねどこ

 間口が狭くて奥行きの深い建物や場所のたとえとして、うなぎのねどこという言葉が使われます。実際、ウナギは狭いところが好きなのでしょうか?
 小さいうちは、本当に狭いところが好きなようです(写真)。ところが、もう少し大きくなると、1尾1尾がナワバリを持ち、喧嘩し始めます(ただ、養殖場のように大量に飼育するとあまり喧嘩しないようです)。
 狭いところに集まている様子、かわいいと思えるのは私だけでしょうか、、、。

知床連山
流氷

2008年2月1日

天都山頂付近

 天都山頂から住宅街の潮見に行く道の途中には、オホーツク海の彼方に知床連山を望むことができる絶好の展望スポットがあります(写真)。写真には写らない美しさがそこにはあります。また、オホーツク流氷館の展望台から見る風景も素晴らしいです。
 今週は、晴天の日が続き、毎日、流氷を見る事ができています(写真2)。
 冬の網走観光、いかがですか?

アメマス

2008年1月28日

最後の追い込み2

 今回は、湖に生息するアメマスの胃内容物について研究している学生さんをご紹介します。彼の趣味は、脂鰭がついている魚、すなわちサケ科魚類を釣りまくることです。趣味が高じての卒業論文研究テーマです。先日も、極寒の中、新しくアクアゲノムサイエンス研究室に配属されたアクアバイオ学科の2年生と釣りに出かけ、アメマスを釣ってきました。そして、早速、研究材料にしていました(写真)。卒業論文発表までもう少し。頑張れ、4年生。

流氷

2008年1月28日

流氷

 水産増殖学研究室のHPでも紹介していますが、1月26日から今日現在、陸から流氷が見れます(写真)。
 来月8日から11日には、網走商港埠頭特設会場(写真で青いビニールシートが被っているところ)にて、あばしりオホーツク流氷まつりが開催されます。冬の網走を堪能できるこのおまつり。皆様のお越し、お待ちしております。

能取湖結氷

2008年1月28日

能取湖結氷

 先日、極寒の中、能取湖で第二弾チカ釣りをしてきました。前回よりかなり少なかったですが、チカを釣ることができました。しかし、あまりにも寒かったので、魚運搬用水槽の表面の水も凍り、、、ほとんどの魚が仮死状態になってしまいました。
 水圏生態学研究室のHPで紹介していますが、最近、オホーツク臨海研究センターの前の能取湖も凍り、多くの人がチカ釣りを楽しんでいます(写真)。次回は、もう少し暖かくなってから臨海研究センターの近くで第三弾チカ釣りをしようと思います。


港
網走川
オホーツク海

2008年1月24日

海氷

 先日、網走において、流氷初日(気象台で初めて流氷を目視した日)が発表されましたが、ここ数日、流氷を見ることができていません。見えるのは、港内の結氷(写真1)と網走川の凍った氷(写真2)がオホーツク海に流れていったもの(写真3)だけです。
 流氷は生きもののように移動します。近隣の紋別市では、確認されているようなので、網走にももう少ししたら再び来るのでは、、、と期待しています。  当HPでは、今後も流氷情報を随時お知らせいたします。

月

2008年1月24日

冬の月

 満月とは、月と太陽の黄経(天球上の経度にあたるもの)差が180度となること、あるいはその瞬間のことを示すそうです。
 写真のお月様は満月に近い状態でした。網走は空気がとっても澄んでいるので、晴れた日には星も奇麗に見えます。大自然を満喫できる冬の網走。体験してみませんか?

オホーツク臨海研究センター一般公開
オホーツク臨海研究センター一般公開

2008年1月21日

オホーツク臨海研究センター一般公開

 学科HPでもご紹介しましたが、2008年1月13日に、オホーツク臨海研究センターの一般公開を行いました。
 当研究室は、お越しくださったお客さんに、飼育中の生きたキチジやサケ定置網で混獲された2m近いホシエイやダウリアチョウザメの凍結標本を公開しました(写真2&3)。
 お客さんは、ホシエイやダウリアチョウザメの大きさに驚いていました。
 この場を御借りしてお越し下さいました皆様にお礼申し上げます。次回は、もっとたくさんの生き物がいると思います。ご期待ください。

樹氷
道路

2008年1月21日

霧氷

 一昨日、網走の町中から流氷を見ることができました。本格的な流氷シーズン到来です。流氷が着岸しましたら、当HPでご紹介します。
 さて、今回は霧氷です。霧氷は氷点下時に、空気中の過冷却水滴もしくは水蒸気が、樹木などに衝突して凍結あるいは昇華することによってできる、白色〜無色透明の氷層の総称だそうです。樹氷・粗氷・樹霜の3つに分類されるそうです。網走では、-5℃以下で生じる樹氷をよく見かけます(写真1)。とても綺麗なのですが、これを見ることができるのは朝だけです。というのも、日照率が高い網走では、あっという間にそれらは融けてしまうからです。路面も、数日雪が降らないとすぐに見えてきます(写真2)。網走、北海道の中でも、かなり生活しやすい街です。ご覧になられている皆様、網走生活、いかがですか?

エンドリケリーエンドリケリー
プロトプテルス・エチオピクス
本

2008年1月18日

エンドリケリーエンドリケリー

 当研究室では、オホーツク域の魚のみならず、ポリプテルス・エンドリケリーエンドリケリー(写真1)や、レピドシレン・パラドクサ、プロトプテルス・アネクテンス、プロトプテルス・エチオピクス(写真2)などの熱帯産の魚(特に、古代魚)も飼育しています。もちろん、これらは実験に使うために飼育しています。というのも、古代魚、観賞魚としての人気はありますが、実はその生理生態はよくわかっていないからです。
 当研究室の鈴木教授は、世界各地の熱帯産の魚を30年以上も前から研究しています。そして鈴木教授の教え子だった山中さんはポリプテルスの研究で古代魚に関する本に執筆しています(写真3)。
 現在、鈴木教授の学生さん2名がポリプテルスやロープフィッシュを使って卒業論文の実験をしています。先日、当研究室への配属が決まったアクアバイオ学科現2年生、3名が上記の魚を使って様々な実験をする予定です。ご興味のある方は、是非、見学しに来てください。

最後の追い込み

2008年1月15日

最後の追い込み

 お正月、そして成人式などの楽しい休みはあっという間に過ぎて、これから4年生は卒業論文のまとめに入ります。現在、多くの4年生が良い卒業論文を書くために、最後の追い込み実験をしています。
 キュウリウオ科の魚を卒業論文のテーマにしている学生さん(今春から、おまわりさん)は、先日のチカ釣りで混釣されたキュウリウオをデータに加えるために各部位を一生懸命測定していました(写真)。
 頑張れ、4年生!!

足跡

2008年1月15日

何者?

 雪の山中を覗くと、いろいろとおもしろいものを発見できます。
 写真は、野良犬でしょうか?それともキタキツネでしょうか?、、、動物の足跡です(同定出来ずに申し訳ございません)。この写真は、山中のものなので、キタキツネである可能性がかなり高いです。
 また、なにかおもしろいものがありましたら当HPでご紹介させていただきます。。

卒論生2名
チカ

2008年1月11日

能取湖でのチカ釣り

 先日、鈴木教授の卒論生2名(生物生産学科4年生)と能取湖に釣りに出かけました。ターゲットは、先週当HPでご紹介したチカです。
 当日は、快晴で絶好の穴釣り日和でした。朝9時にスタートし、13時までひたすら釣り続けました(写真1)。
 その釣果は、、、!
 3人で、4時間釣りをして、約300匹も釣り上げることができました(写真2)。
 これらのチカは、食用ではなく、実験魚として使います。慎重にオホーツク臨海研究センターまで運び、大型タンクに入れました。みんな元気に泳いでいました。
 これらのチカからどんな結果が出るか、今から楽しみです。

大雪原?2

2008年1月11日

大雪原?2

 オホーツクキャンパスは、丘の上にあります。
 網走の市街地からオホーツクキャンパスに向かう道中、この時期には、北海道の絵はがきに出てくるような美しい冬の風景を堪能できます。写真はその一つです。
 真っ青な空と大雪原。
 美しいですね!

大雪原?

2008年1月10日

大雪原?

 皆様、年末年始はいかがお過ごしでしたか?
 ゆっくり休めましたか?
 網走では、年末年始に数回少しだけ雪が降りました。しかし、日中はほとんど快晴の日が続き、道路の雪は解けています。年末年始を初めて網走で過ごしましたが、日照率が高いので非常に暮らしやすい街だなと思いました。
 写真は、オホーツクキャンパスの入口付近を撮ったものです。美しい北海道の大雪原という感じですね。

羊
エミュー

2008年1月8日

寒さしのぎの毛、羽

 雪は毎日降りませんが、最近、一段と寒くなってきています(それでも日中はプラス2〜3℃はあります)。そのためか、外にいる動物たちの毛や羽も、ふわふわになってきています。写真1は、農大で飼育している羊です。少し汚いですが、たくさんの毛が温かそうですね。写真2は、潮見地区にある牧場で飼育されているエミューです。長い羽がこれまた温かそうですね。

冬の知床連山

2008年1月7日

冬の知床連山

 今日は七草がゆを食べる日ですね。七草とは、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナそしてスズシロのことです。皆さん、召し上がられましたか?
 さてさて先日、春先ホタテ漁で賑わう鱒浦漁港から雪化粧をした美しい知床連山を見ることができました。早速1枚撮ってみました(写真1)。知床連山は、海別岳・遠音別岳・羅臼岳・硫黄山・知床岳、知床岬に至るまでの約65kmのことです。知床連山とさらに斜里岳や藻琴山まで(これらの山々は写真に入りませんでした。申し訳ございません)の美しい山々を一望できる網走は、本当に素晴らしいところだと改めて思いました。
 今日から冬休み明けの講義が開始しました。久しぶりに学校が賑やかになりました。学生さん、数週間後にはじまる長い春休みを楽しみにしているようでした。

万泰丸
生きたキチジ
生きたキチジ2
オホーツク臨海研究センター

2008年1月5日

お年玉

 先日、いつもお世話になっている万泰丸さんの元締め、水谷水産工業代表取締役社長、水谷敏朗様と対談させていただきました。社長は、網走の釣りキンキ(キチジ)をブランドにした立役者です。社長は貴重なお話をたくさんしてくださいました。非常に勉強になった楽しいひと時でした。お忙しい中、私とお話してくださった水谷社長、そして場を設けてくださった水谷市議、日専連の藤村様にこの場を御借りしてお礼申し上げます。
 社長とお話した数日後、船上にいらっしゃった万泰丸の佐藤船頭から、「生きたキチジを持って帰るから取りにおいで!」とお電話がありました。
 翌朝、港に着いたばかりの万泰丸(写真1)の佐藤船頭から生きたキチジをいただきました(写真2)。
 これらの朱色の宝石は、早速、オホーツク臨海研究センターに運び込みました。みんな、元気に泳いでいました(写真3)。今回は、水温管理をしっかり行い、長期間飼育する予定です。
 また、オホーツク臨海研究センターは平成20年1月13日13時から網走市民の皆様に一般公開いたします。写真4は、展示室の一部です。ご興味のある方は、1月7日(月)から1月11日(金)午後13時から午後15時の間、アクアバイオ学科会議室にお電話でお申し込みの後、お越し下さいませ。

アサバガレイ

2008年1月3日

混獲物シリーズ-生存編3-

 混獲物シリーズ-生存編-、最後はカレイ目カレイ科ツノガレイ属のアサバガレイです(写真)。体高が高く、側線は胸鰭の上方で曲がるのが特徴です。アサバガレイは、現在、北海道のカレイ類で、最も漁獲量の多い種になっています。このカレイもおいしいカレイです。

黄昏

2008年1月3日

天都山山頂から望む黄昏

 網走市市街地の南西部に位置する標高207mの山、天都山は国の名勝になっています。また、網走国定公園に属しています。
 オホーツクキャンパスからオホーツク臨海研究センターに行くには、この山を越えるのが一番の近道です。ただ、冬場は路面が凍結しているので非常に危険で、かなりの注意が必要です。
 先日、オホーツク臨海研究センターからの帰り道に天都山山頂で美しい夕暮れと結氷した網走湖を同時に見ることができました(写真)。非常に美しい黄昏ですね。
 話は変わりますが、東京農大陸上競技部、応援団&関係者の皆様。箱根駅伝、お疲れ様でした。感動をありがとうございました。

アコヤガイの貝柱

2008年1月1日

謹賀新年-アコヤガイ(真珠貝)の貝柱-

 先日、私が昨年3月まで住んでいた三重県南伊勢町中津浜地区で真珠養殖をされている黒谷様からアコヤガイの貝柱を頂きました。アコヤガイは、ウグイスガイ目ウグイスガイ科の二枚貝で真珠を入れる貝として有名です。アコヤガイから真珠を取り出した後、残っている貝柱を集めたものが写真のものです。この貝柱は、産地しかも真珠の取り出し時期の12月〜翌年の2月頃までしかでしか味わえません。バター炒めやかき揚げなどの食べ方があります。機会がありましたら、是非一度お試しください。黒谷様をはじめ、中津浜地区の皆様、いつもおいしいものをありがとうございます。末筆ながらお礼申し上げます。

能取湖での穴釣り
チカ

2008年1月1日

謹賀新年-能取湖での穴釣り-

 皆様、明けましておめでとうございます。
 昨年は、当HPをたくさんご覧になってくださいまして誠にありがとうございます。
 今年も何卒よろしく御願い致します。
 先日、網走湖におけるワカサギの穴釣りの様子をご報告しました。今回は、能取湖での穴釣りの様子をご報告します。
 今の時期の能取湖、凍っているのは流入河川や湖岸など一部です。凍ったところでは、穴釣りが行われていました(写真1)。海水湖である能取湖での穴釣りのターゲットは、ワカサギではなく、同じ仲間のサケ目キュウリウオ科ワカサギ属のチカです。チカは、浅い沿岸に棲息し、産卵は春に川(淡水)の流れ出る汽水域で行います。淡水域には入り込みません。ワカサギより大型になります。
 大晦日にもかかわらず、太公望がたくさんのチカを釣っていました(写真2)。チカもワカサギに劣らず、おいしい魚です。機会がありましたら、是非御召し上がりください。
 話は変わりますが、今年、箱根駅伝に、東京農大チームが出場します。皆様、応援、何卒宜しく御願い致します。

結氷
穴釣り

2007年12月28日

結氷

 水圏生態学研究室のHPで報告されているように網走湖や能取湖の一部が結氷し始めました(写真1)。
 そして、太公望が待ちに待っていた穴釣りが解禁になりました。結氷した湖上には、テントをたてて本格的に行う方やレジャーで楽しむ方などたくさんの人がワカサギやチカ釣りを楽しんでいました(写真2)。
 この風景を見て、幼少の頃、山梨県にある山中湖でワカサギ釣りやスケートをしたのを思い出しました。
 先日、水産資源管理学研究室は網走湖で穴釣り大会を行ったそうです。
 当研究室では、先週、教員、現在のメンバー、そして配属が決定した新メンバーたちで、新歓&忘年会を市内のお食事処で行いました。そこで、新年会は外で元気に穴釣り大会を、、、と考えています。

イシガレイ

2007年12月27日

混獲物シリーズ-生存編2-

 今回は、カレイ目カレイ科イシガレイ属のイシガレイです。このカレイは、有眼側の背と腹側の中央部、そして側線の近くに石状の骨板が並びます。これが和名の由来となっています。写真1の個体は、定置網による怪我があります。しかし、淡水を少し入れた海水で飼育しているので、搬入時よりかなりよくなってきています。イシガレイは、とてもおいしいカレイです。機会がありましたらご賞味ください

日没16時

2007年12月27日

早い日没

 我が国では、日の出が最も遅い日は冬至(12月22日ごろ)の半月後頃で、日の入りが最も早い日は冬至の半月前頃です。現在、網走の日の入りは16時前です。日の出が7時前後ですので、お日様を拝めるのは、約10時間となっています。写真は、16時過ぎの様子です。真っ暗ですね。
 冬至には、柚子湯に入り、冬至粥や南瓜を食べると風邪をひかないと言われています。この季節は、乾燥が激しく、風邪をひきやすくなります。皆様、どうぞお体に御気をつけくださいませ。

冬のオホーツク海

2007年12月26日

冬のオホーツク海

 北海道の冬の海は、厳しいイメージが高いですが、晴れた日は穏やかですごく綺麗です(写真)。
 この海の彼方から今年はいつ流氷、そしてその副産物(生物)が来るのでしょうか。流氷の便りが届きましたら、ご紹介させていただきます。

ホワイトクリスマス

2007年12月25日

ホワイトクリスマス

 本日、12月25日はクリスマスです。網走では、ここ1週間ほど、5℃前後しかも快晴で、道路に積もった雪も解けていたのですが、今日は久しぶりに雪が降って、ホワイトクリスマスとなりました。
学内の木々も再び雪化粧です(写真)。
 多くの学生さんはすでに冬期休みに入っており、学内は久しぶりに静かになっています。
 来年も皆さんにとって良い年でありますように!

シモフリカジカ?
シモフリカジカ?
シモフリカジカ?開腹

2007年12月25日

シモフリカジカ?

 以前、当HPでギスカジカやオニカジカをご紹介させていただきました。今回は、シモフリカジカ?です(先日、ギスカジカとしてご紹介させていただいたものー今回の写真?はミスです。誠に申し訳ございません。お詫びと訂正させていただきます)。頭部の幅が広いのがギスカジカやトゲカジカなどで、頭部の幅が狭いカジカはシモフリカジカやオクカジカなどです。写真1のものは、後者でおそらくシモフリカジカと思われます。
 写真の個体は、オホーツク臨海研究センターに収容数日後に弱ってしまったものです。ダウリアチョウザメ同様、この個体も安楽死させました。そして、この個体を開腹してみたら、卵巣にはたくさんの成熟した卵母細胞(卵)を観察することができました(写真3)。卵巣を含め、様々な組織のサンプリングを行いました。
 種の判別にご協力くださった岐阜県河川環境研究所の藤井博士にこの場を御借りしてお礼申し上げます。

メリークリスマス

2007年12月21日

メリークリスマス

 あと4日、12月25日は、皆さんご周知のとおり、イエス・キリストの誕生を祝うキリスト教のお祭りです。
 受験生の皆さん、今が正念場。お体に御気をつけて頑張ってください。来年、皆さんにお会いできるのを楽しみにしております。
 メリークリスマス!!

DNA抽出
アプライ
泳動

2007年12月19日

アザラシを使った実験

 当研究室では、資源管理学研究室の小林万里先生と共同でアザラシを使った実験も行っています。
 今年度から来年度にかけては、「国内にいる様々なアザラシのデオキシリボ核酸(DNA)を使って種の違いをみてみよう!」という実験を行っています。
 まずは、全DNAをとる作業を行いました(写真1)。試料になってしまえば、ヒトであろうが、マウスであろうが、アザラシであろうが、魚を使った実験となんら変わりありません。魚と同じ方法を用いて、アザラシから全DNAをとりました。とった全DNAは、それが使えるか否かをチェックするために電気泳動という手法で可視化しました(写真2)。可視化の結果(写真3)、これらの全DNAは使えることがわかりました。これから、この全DNAを使って種の違いを調べていきます。

オニカジカ

2007年12月17日

混獲物シリーズ-生存編1-

 サケ定置網で捕獲された魚達の中には、当HP及び学科HPでご紹介させていただいたオオカミウオ、ヌマガレイ、クロソイやシマソイが現在まで生存し、オホーツク臨海研究センターで飼育しています。現在、この他にあと数種、飼育しているので、ここに紹介させていただきます。
 まずは、カサゴ目カジカ科のオニカジカです。
 このカジカは福島県、新潟県以北の海に生息しています。写真のとおり、頭部両脇にとても大きな刺があります。この特徴が俗称の由来となっています。この個体は、体長20cm程度でした。攻撃などされると、鰓を広げて刺を大きく見せます。刺にさされないように気をつけて飼育していきたいと思います。

朝焼け

2007年12月17日

朝焼け

 現在、網走における日の出は、7時前後とかなり遅くなっています。そのため、いつも美しい朝焼けを見ることが出来ています。今回は、朝焼けと斜里岳が非常に綺麗でしたので一枚撮ってみました(写真)。早起きは三文の得ですね!

タラバガニ
ズワイガニ
イバラガニモドキ

2007年12月15日

カニ、カニ、さらにカニ、、、

 先日、網走港にあるカニ類の卸市場に鈴木教授とお邪魔してきました。
 ご存知の方も多いと思いますが、タラバガニは、脚が8本しかなく、カニの仲間ではなく、どちらかといえば、ヤドカリに近い仲間です。もちろん、タラバガニと同じタラバガニ科に属するイバラガニ、イバラガニモドキ、アブラガニそしてハナサキガニも脚が8本しかなく、ヤドカリに近い仲間です。
 写真1は、大量のタラバガニです。
 写真2は、本物のカニであるエビ目クモガニ科のズワイガニです。このカニは地域のブランド名が多く、松葉ガニ、越前ガニ、間人ガニなどと呼ばれています。
 写真3は、4〜5kg近い巨大なイバラガニモドキです。イバラガニモドキ、本邦では、オホーツク海だけでなく太平洋沖の深海にも棲息します。
 ご存知の通り、いずれのカニ類も非常においしいです。機会がありましたら、オホーツク海でとれたカニ類を是非、お召しあがりください。

斜里の夕暮れ
斜里

2007年12月15日

斜里の夕暮れ

 標津サーモン科学館から農大への帰途の途中、斜里で休憩をとりました。まだ、16時ぐらいだったのですが、日は落ちかけていました。さすがに、北海道の冬は日が短いなと実感しました。しかし、とても綺麗な黄昏だったので、1枚撮りました(写真1)。逆側を見ると、知床峠の冬期閉鎖の知らせが!!冬道の運転にはくれぐれも気をつけねば!と自分に言い聞かせました(学生さん!冬道運転、気をつけてくださいね)。

知床
国後島

2007年12月13日

標津サーモン科学館の展望台

 先週、アクアバイオ学科1年生の実習で標津のサーモン科学館に行きました(詳細は、学科HPをご覧ください)。標津は、網走から1時間30分くらいのところにあるのですが、まったく雪がありませんでした(この逆のパターンもよくあります)。当日は、天気が良かったので、自由時間にサーモン科学館の展望台に行きました。知床方面(写真1)や国後島(写真2)を見ることが出来ました。国後島は、本当に近いんだな、、、と改めて実感しつつ、領土問題の解決を切に願いました。

積雪

2007年12月12日

積雪

 網走市内では、先週から本格的に雪が降り始めました(隣町の大空町では、まだそんなに積もっていませんでした。もちろん、毎日、雪が降るわけではありません。1週間のうち1〜2日程度です)。あっという間に一面、銀世界です。朝一番に研究室から、構内を一周できる片側通行の道路を見下ろすとまだ除雪車が作業をしておらず、すごく綺麗でした(写真)。

イシガニ

2007年12月10日

混捕獲物シリーズ4-イシガニ -

 定置網にかかるのは、魚だけではありません。学科HPでご紹介させていただいたように海獣類も入ります。さらに、甲殻類も入ります。写真は甲殻類の仲間、イシガニです。イシガニは北海道南部から九州、韓国、中国までの浅い海に分布するエビ目ワタリガニ科に分類されるカニです。オホーツク海で確認されるとは思いもしませんでした。さてさて、肝心のこのカニの味ですが、同じワタリガニ科のガザミ同様、非常においしいカニです。機会がありましたら、是非お召しあがりください。

オオカミウオ
オオカミウオオス
オオカミウオメス
オオカミウオ頭

2007年12月8日

混捕獲物シリーズ3-チップカムイ(魚の神):オオカミウオ-

 オオカミウオは硬骨魚綱スズキ目オオカミウオ科に属します(写真1)。東北地方北部からオホーツク海、ベーリング海の水深50〜100メートルの岩礁域に生息します。体長は大きいものは1mを超えるほどになります。両顎の前部にそれぞれ4〜6本の大きな歯があります。また、下顎にも小さな歯があります。この強烈な歯で貝類や甲殻類をかみ砕いたりして食べるそうです。好物は、以前、当HPで紹介したタコ類です。通常、体の大きく黒っぽい方が雄(写真2)で、茶色っぽい方が雌です(写真3)。繁殖期は10月中旬頃からで、大きな粘着性の卵を産みます。産卵後、親魚は卵塊を体で巻くようにして守ります。オオカミウオは、アイヌ語で、チップカムイ(魚の神)と呼ばれていたそうです。
 しかし、顔は、本当に怖いですよね。ゴジラみたいです。この個体は体長1m以上もあり、顔の大きさは人の顔の大きさとほとんど変わりません。ただ、脳はご覧のように小さいものでした(写真4)。ちなみに、この魚、腹鰭がありません。
 10年ほど前、学会に参加発表するためにノルウェーへ行ったのですが、そこでは、オオカミウオを養殖していました。その養殖方法は、非常にユニークなもの(洞窟内にタンクを置いて、ポンプアップした海水を浅い水槽で飼育)でした。また、レストランには、オオカミウオ料理コースがありました。そのコースでは、肉をミンチにして肉団子のようにしスープの具にしたり、ソテーやフライにしていました。非常においしかったです。
 現在、この魚は、ごく一部の地元の郷土料理屋さんでしか食べられません。というのも、我が国ではこの魚を食べる文化がほとんどないからです。また、解体せずに数時間放置しておくと粘液が出てしまう+大きさによって肉質が変わるなどの欠点があります。当研究室では、この魚をうまく使えないかと研究面と経済面の両方から画策しています。乞うご期待ください。

研究協力牧場

2007年12月6日

研究協力牧場

 東京農業大学オホーツク校から学生さん達が主に生活している潮見地区に向かう途中に、東京農大の研究協力牧場があります(写真)。
 今年は、農大、酪農そして北海道がテーマになったドラマがありました。また、最近では、「もやしもん」も注目され、農業系大学の人気が高くなっています。
 アクアバイオ学科は、牧場などはありませんが、国や県の水産試験場、そして漁業協同組合さんや個人の養殖屋さんと共同で研究をしています。もちろん、菌の研究をされている先生もいらっしゃいます。東京農業大学オホーツク校を母校にしてみませんか。

ギスカジカ
ギスカジカ

2007年12月5日

混獲物シリーズ2-ギスカジカ-

 ギスカジカは、東北から北海道の沿岸の岩礁域や藻場、内湾に生息しており、約40cm(それ以上大きいものもたまに捕獲されます)に成長します(写真1&2)。
 ギスカジカの体色はカジカの七変化と言っても過言ではありません。生息場所によって体色は異なり、赤褐色や黒褐色などに変化します。
 ギスカジカと他のカジカと見分けるポイントとしては、尾鰭のつけ根に淡色の1横帯があることと、腹側に丸い白色斑があることが特徴です。末筆ですが、種の判別にご協力くださった岐阜県河川環境研究所の藤井博士、国立科学博物館の河合博士に感謝の意を表します。

メガネカスベ、シマソイ、クロソイ、ギスカジカそしてヌマガレイ
キアンコウとギスカジカ

2007年12月4日

混獲物紹介シリーズ1

 先月まで行われていたシロザケ定置網。この定置網には、たくさんの種類の水生生物が混獲されました。これまで、ダウリアチョウザメやオオカミウオなどをご紹介してきました。当HPでは、これから、数回に渡って他の魚をご紹介いたします。
 まずは、メガネカスベ、シマソイ、クロソイ、ギスカジカそしてヌマガレイです(写真1)。メガネカスベは、エイ目ガンギエイ科の魚です。煮つけや干物にして食べます。シマソイとクロソイはカサゴ目フサカサゴ科の魚です。これらソイ類は透明感のある白身で、活け造りにすると美味な魚です。また、塩焼きや、煮つけ、鍋物にも最適の万能魚です。ヌマガレイはカレイ目カレイ科の魚です。カレイの仲間には珍しく眼が体の左側にあります。また、名前のとおり、淡水域にまで生息します。食感が良く、刺身や煮付けには最高です。
 写真2は、キアンコウとギスカジカです。ギスカジカは、カサゴ目カジカ科の魚です。浅海の岩礁帯に産卵するとされています。キアンコウは、アンコウ目 アンコウ科に属する魚です。水深 500 m 程までの深海に生息します。ご存知のとおり、写真2の魚は、いずれも鍋物にするとおいしい魚たちです。

大きなシロザケ

2007年12月3日

大きなシロザケ!

 今年、道東ではたくさんのシロザケが獲れていました。そして、中には10kgを超す大型個体も捕獲されていました。写真は、先日、網走漁業協同組合さんから頂いた大型オス個体です。体長は1m近くあり、体重は10kg近くありました。一緒に並べてある100円玉が小さく見えます。

通常のシロザケ雌の開腹像
小さい卵巣のシロザケ雌

2007年12月3日

小さな卵巣のシロザケ

 皆さん、同じ魚は全て同じ顔つきや体つきをしていると思っていませんか?実は、魚にも個性があります。写真1は、通常のシロザケ雌の開腹像です。大きな卵巣があるのがわかります(通常は、体長約70cm、体重約3kg。卵巣の重さは300〜400gくらいです)。ところが、写真2のシロザケ雌の卵巣、重さは、約80gしかありませんでした(体長、体重、そして、見た目の卵径は通常どおりでした)。魚も個性豊かですね。ただ、食べる場合には、写真2の魚は、あまり歓迎されません。大きな卵巣が入っているかどうかは、おなかを触って、やわらかい個体であることを確認することをお奨めします。

ミズダコ

2007年12月3日

ミズダコ

 現在、網走沖では、ミズダコが獲れています。写真のものは、1匹10kgもあるそうです。
 ミズダコはマダコ科で、本州中部以北に住むタコです。ミズダコは世界最大のタコであり、大きなものは広げると約3mにもなるそうです。
 ミズダコのメスは、巨体でバリバリと餌を食べる反面、産卵後は餌を食べずにつきっきりで受精卵を守り、卵から稚ダコが孵化するのを見届けると死ぬという繊細?な一面をもっています。
 今が旬の網走産ミズダコ、機会がありましたら、一度是非御召し上がりください。

展示ホール
大型実験水槽
希少魚保護試験室
希少魚保護試験室

2007年11月30日

神奈川県水産技術センター内水面試験場に行ってきました

 先週、神奈川県水産技術センター内水面試験場にも行ってきました。内水面試験場も、学部生の頃、研修させていただいた懐かしき場所です。
 ここでは、・先端技術によるアユ、ワカサギなどの量産技術開発と品種改良、・湖沼河川のアユ、ワカサギなどの資源管理、環境保全の研究、・ミヤコタナゴなど希少魚の保護増殖や生態系復元の調査研究をメインに神奈川県に生息する淡水魚の研究が行われています。
 ここには、場内に見学コースが設置されています。展示ホールでは水槽を設置し、パネルで県内の魚の生息場所や魚類研究の先端技術を紹介しています(写真1)そして、屋外の魚類生態実験池、大型実験水槽ではアクリルの窓を通して、泳ぐ淡水魚のいろいろな行動観察ができるようになっていました(写真2)。また、各試験棟(保存・増殖すべき貴重な魚などの飼育技術開発と継代養成研究が行っている遺伝育種試験棟、人工的に生産されたアユの姿・形などの改良試験が行われている生物工学試験棟、養殖用種苗の量産と効率的な生産技術の開発試験が行われている量産技術試験棟、仔稚魚の時期に与える生物餌料を飼育するための餌料培養試験棟、ミヤコタナゴなど神奈川県内の希少魚類の保護対策と増殖手段の研究が行われている希少魚保護試験室:写真3&4、魚の病気について研究が行われている病理生理試験室、魚の生息に適した環境にするため魚道などの構造物を研究する魚類行動試験室)には見学者通路側に大型の窓を配置し、内部の状況を見学できるように配慮されていました。さらに、これらの飼育用水の再利用や、水温、水質を制御・監視する最新のシステムが導入されていました。
 試験場周辺には、相模原市「相模川自然の村」や上大島キャンプ場、相模川のアユ友釣り専用区があり、この辺りは見所がたくさんあります。
 当研究室では、神奈川県水産技術センター内水面試験場とも今後、共同研究を行う予定です。
 お忙しい中、今回、試験場をご説明くださった勝呂研究員にお礼申し上げます。

夕暮れ時の駿河湾
黄色変異イサキ
温水利用研究センター

2007年11月27日

静岡県水産技術研究所旧沼津分場および静岡県温水利用研究センターにも行ってきました

 富士養鱒場を訪問した後、静岡県沼津市にある静岡県水産技術研究所旧沼津分場および静岡県温水利用研究センターにもお邪魔しました(写真1は、センターから撮った夕暮れ時の駿河湾)。
 旧沼津分場では、現在、水生生物の遺伝的多様性を維持する技術を開発する水生生物多様性プロジェクト研究が行われています。プロジェクトの研究員である阿久津研究員は、カサゴやマダイのマイクロサテライト(細胞核等のゲノム上に存在する反復配列で、とくに数塩基の単位配列の繰り返しからなるもののことを示します。中立で共優性を示すことから、集団遺伝学やDNA鑑定のための遺伝マーカーとして利用されています)を用いた親子判定の研究をされており、最新の成果を詳細に御教えくださいました。また、旧沼津分場の実験池にいた珍しい黄色変異イサキやマダイを見せてくださりました(写真2)。
 隣接する温水利用研究センターは、マダイやヒラメそしてアワビの種苗を生産する施設です(写真3)。来月から、ヒラメの種苗生産が始まるそうで、生き餌であるワムシの準備をされていました。
 末筆ながら、ご多忙の中、私に丁寧に説明してくださった静岡県水産技術研究所および温水利用研究センターの職員の皆様に感謝いたします。

東京農業大学富士農場

2007年11月27日

東京農業大学富士農場

 東京農業大学富士農場は、静岡県水産技術研究所富士養鱒場のすぐそば、富士箱根伊豆国立公園内、朝霧高原にあります(写真)。富士農場は1941年に開設されたそうです。総面積33ha を有し、牧草地が12ha 乳牛・肉牛・豚・家禽などを飼育しているそうです。また、周辺は自然環境に良く恵まれていることから、畜産に関する利用のみならず、植林地の調査および実験、植生調査や景観計画、野生動物の調査研究など幅広く利用されているそうです。
 今後、当研究室では、東京農業大学富士農場をベースキャンプにし、富士養鱒場をはじめ、様々な研究所との共同研究を画策しています。乞うご期待ください。

富士山
ニジマス
富士養鱒場

2007年11月27日

静岡県水産技術研究所富士養鱒場に行ってきました

 先週、都会化が進んだ富士山の麓の街、富士宮市外を通り抜け、静岡県の紅葉を見ながら、車を走らせ、静岡県富士宮市猪之頭にある静岡県水産技術研究所富士養鱒場に行ってきました。当日は、見事に晴天で、日本一の山、富士山の勇姿を見ることができました(写真1)。
 富士養鱒場は、私が学部生時代、長期休暇ごとにお邪魔させていただき、滞在し、研修させていただいた懐かしき場所です。訪問した日は、当時大変お世話になった植松技術員や鈴木基生研究員をはじめ、大学院時代の同級生の望月研究員および岡田研究員と、楽しいひとときを過ごしました。
 富士養鱒場は、ニジマス養殖を産業化するために国内では3番目の県営養鱒場として、昭和8年に開設されたそうです(ニジマスは北アメリカ太平洋岸の河川原産で、明治10年に卵で日本に移入された魚です。写真2がニジマスです)。
 富士養鱒場では、ニジマスを中心とし、様々なサケ科魚類の種苗生産と供給、さらに増養殖等に関する試験研究を行っています。現在、静岡県のマス類の生産量は全国1位となっているのも富士養鱒場のおかげと言っても過言ではないでしょう。  富士養鱒場は、自然の景観を十二分に生かした素晴らしい養鱒場です(写真3)。機会がありましたら、是非、訪問してみてください。

ダウリアチョウザメ
開腹
心臓
頭部
脳下垂体

2007年11月27日

訃報!ダウリアチョウザメ

 先日、当HPでご紹介させていただいたダウリアチョウザメ。あまりにも弱ってしまったので、安楽死させました(放流することも考えたのですが、泳ぐ力もほとんどなかったので諦めました)。ご覧のように尾部は、傷がかなり悪化していました(写真1)。
 もちろん、この貴重な魚を無駄にするわけにはいきません。各部を計測し、貴重な資料にしました(全長は、約180cmもありました)。さらに計測後は、解剖を行い、様々な器官を採集し、実験試料としました。
 写真2は、開腹した様子です。ご覧のように、長い腸、生殖腺、肝臓や心臓などを確認することができました。腸を取り出したところ、一部、癒合しているのを確認できました。このことから、この個体が数ヶ月以上、餌を食べていなかったことが推測されました。また、心臓には、腫瘍らしきものが肉眼で観察されました(写真3)。したがって、この個体はかなり衰弱した状態で、誤って定置網に入ってしまったと考えられました。
 さて、肝心の生殖腺ですが、まだまだ未発達の状態でした。後日、特殊な方法を用いて、この生殖腺を顕微鏡で観察できるようにし、雌雄どちらの配偶子を有していたか、観察する予定です。
 写真4は、頭部を撮ったものです。鼻孔が大きく、それが眼に見えますが、実は、その横の小さなものが眼です。チョウザメ類、餌は視覚によって探すのではなく、口(下側に向いている)の下にある4本のひげを使って探しています。そのため、眼は小さくなっていると考えられています。
 写真5は、頭部を開いた様子です。頭部は硬い皮骨が発達しており、割る作業は非常に苦労しました。一方で、開いた頭部は、寒天のような軟質で構成されていました。その部位をさらに開いていくと脳がありました。大きな体の割には、脳全体および脳下垂体(手袋の上にのっているもの)の大きさは、シロザケ(産卵のために遡上してくるサイズ)と同じくらいでした。この脳下垂体からはRNAを抽出しました。現在、冷凍庫で保存しています。
 末筆ながら、譲与してくださった網走漁業協同組合様に深く感謝の意を表します。

黄色のシロザケ
黄色のシロザケ2

2007年11月17日

今年最後の黄色(一部)のサケ

 またまた、サケ定置網に黄色のシロザケのオスが捕獲されました。今回は、腹部が黄色のもので、これまでのように明確ではありません(写真1)。ただ、以前から着目している頭部は、やはり、脳の周辺が円のようになっていました(写真2)。
 このシロザケを含め、一連の黄色のシロザケを解剖したところ、脳や生殖腺などの器官の形には異常が認められませんでした。おそらく、眼に見えないメラニン凝集ホルモンの異常分泌が考えられます。今後は、遺伝子の面からその動きを探る予定です。
 最後になりますが、いつも珍しい魚などをご提供くださる網走漁協さんに深く感謝の意を表します。

標津サーモン科学館
魚道水槽
イトウ
小学生

2007年11月17日

標津サーモン科学館

 東京農業大学オホーツク校が常にお世話になっている標津サーモン科学館にお邪魔しました。
 1991年にオープンした標津サーモン科学館は、”サケ”の水族館です。ここでは、世界に生息しているサケの仲間18種30種類以上を展示しており、サケ科魚類展示数は国内で一番多い施設だそうです(写真1)。また、館内にある展望塔からは、知床連山・標津川・国後島が一望できます。
 館内には、標津川からの魚道が水族館の一部にあり、ガラス越しに魚道を覗くことができます(写真2)。この魚道水槽、夏にはサクラマス、秋になるとシロザケやカラフトマスの遡上を見ることができます。また、10&11月にはそれらの産卵行動も観察できます。
 魚道水槽のそばには、シロザケやイトウ(写真3)の泳ぐ大水槽前があります。ここは、ギャラリーが階段状にあって、魚道水槽の前と同様に、ゆっくりと座って、魚の行動を観察することができます。北海道の川の展示では、イトウをはじめ、様々なサケ科魚類がいます。
 今回は、町内の小学生がサケ学体験実習をしていました。来ていたのは小学5年生で、採卵及び解剖を行っていました(写真4)。指導されたのは、当研究室の卒論生もお世話になっている市村学芸員です。市村さんのご説明は本当に素晴らしいものでした。
 アクアバイオ学科1年生も来月、標津サーモン科学館でサケ学体験実習を行います。ここでしかできない、学べないことを十分学習してくれるものと期待しています。
 標津サーモン科学館、大きく立派で、北海道の自然を十分に魅せる施設です。お近くにお越しの際には是非一度、見に行ってください。おすすめです。
 末筆ながら、来館中、終始お世話になった標津サーモン科学館、市村さんにお礼申し上げます。

道
根北峠
知床連山
国後島

2007年11月17日

標津町に行ってきました

 知床半島ウトロの逆側、羅臼の隣町、根室支庁管内の中部に位置する標津町に行ってきました。
 網走からは車で約80分かかります。車は、北海道らしい数km続く道(写真1)や根北峠(写真2)を走ります。心地良いドライブでした。
 標津町、西側は雪化粧をはじめた知床連山(写真3)から続く山地・台地ですが、東側は標津川・忠類川などの河川沿いに低湿な平地が広がっています。また、東側は根室海峡に面しており、海岸からは国後島を望むことができます(写真4)。国後島、以前、当HPでご紹介させていただいた知床峠から見ても近いなと思っていたのですが、標津から見ると目前です。北方四島の領土問題が解決することを一刻も早く望みます。
 標津町は、日本有数のシロザケの産地として知られています。道路標示にもシロザケの絵があります(写真2)。
 標津という名前の由来はアイヌ語で大きな川を意味する「シペッ」からだそうです。
 標津町は、移住促進策を実施しているそうで、定住者は建築後5年間転売や貸与ができないそうですが、3年以内に住宅を建てれば町有地を無償で貰えるそうです。1区画は約400-450平方メートルと広いです。大自然愛好家の方にはおすすめです。

オオハクチョウ

2007年11月17日

オオハクチョウ飛来

 アイヌ語で、鳥がいつもいる湖という意味の「チカンプトウ」、濤沸湖に今年もオオハクチョウやカモなどが飛来してきています。隣接する白鳥公園では、鳥に餌を与えることができます(写真)。人が来ると寄ってくる姿は魅力的です。しかし、過度な餌付けは生態系を著しく乱すものなので気をつけねば!と思いました。

孵化場
孵化場2

2007年11月13日

街のすぐそばにあるシロザケ孵化場

 以前、当HPでご紹介させていただいた網走川のうらい。そのすぐそばにサケ孵化場があります。これまで、網走川のシロザケは上流の津別町相生町の相生サケマス孵化場で人工授精は行われていましたが、気温が下がった現在はここで人工授精が行われています。こんな街のすぐそばにある孵化場も珍しいです(写真1)。
 授精作業は、もちろん、相生と同様に行われます(写真2)。前回同様、北海道の職員の方々は、採卵後のシロサケの頭部にある耳石を採取されていました。私も、頭部から脳下垂体を摘出させていただきました。
 最後になりますが、いつもお世話になっている北海道や地域の漁業組合の皆様にお礼申し上げます。

ダウリアチョウザメ
ダウリアチョウザメ2

2007年11月12日

シロザケ定置網の水揚げにお邪魔しました2ー生きたダウリアチョウザメを譲与していただきましたー

 学科HPでご紹介させていただきましたダウリアチョウザメ、シロザケ定置網で再び捕獲されました。しかも、体長約2m弱、体重30kg強とかなり大物でした(写真1)。この個体、生きており、そのまま譲与していただきました。
 先月、中国四川省の地元紙『華西都市報』は、ダウリアチョウザメが長江流域で地元漁民に捕獲されたと報じました。捕獲されたダウリアチョウザメは体長77cm、体重3.1kgの大きさだったそうです。捕獲した漁民はただの「怪魚」として市場で売るつもりだったそうですが、他の住民が特異な姿から、貴重な魚では?と、漁政管理部門へ通報。駆けつけた当局の職員が野生のダウリアチョウザメと判断し、ただちに保護したそうです。中国ではダウリアチョウザメ、国家1級保護動物だそうです。
 我々もこの貴重な個体を保護するために、シロザケを入れるコンテナに海水を入れ、急いで、能取湖にある臨海センターに運びました。運び込まれたダウリアチョウザメは、臨海センターにある一番大きなタンク(直径3m)に鈴木教授と臨海センターの西尾さんと共に慎重に入れました。ご覧のように直径3mもあるタンクがかなり小さく見えます(写真2)。
 船からダウリアチョウザメを揚げる時、、どうしてもクレーンを使わなければ魚を揚げることができず、そのため、尾びれ周辺傷がつきました。また、定置網なので、魚体全体に傷がつきました。これらの傷は臨海センターで治療していく予定です。
 末筆ながら、今回、ダウリアチョウザメという賜物をご提供くださいました網走漁業協同組合さんに重ねてお礼申し上げます。

藻琴山
水揚げ

2007年11月12日

シロザケ定置網の水揚げにお邪魔しました1

 先日、鈴木教授とシロザケ定置網の水揚げに参加しました。その日は網走市で初雪が降った日で、早朝は5度前と寒かったのですが、日がのぼるにつれて、だんだん暖かくなりました。さすが、日本一の日照率を保っている網走管区です。網走管区、冬、外はさすがに寒いですが、日が射している間はかなり暖かく、北国の中ではかなり住み易いところです。
 さて、今回のシロザケ定置網の水揚げは、網走漁港第4埠頭で行われました。写真1は第4埠頭から知床連山の一つ藻琴山を撮影したものです。ご覧のように網走漁港から見る夜明けは非常に奇麗です。
 午後6時30分すぎ、シロザケをたくさん積んだ漁船が何隻か入港してきました。そして、たくさんのシロザケを水揚げしていました(写真2)。シロザケ以外にも、様々な水生生物が混獲されていました。その詳細は後日、ご紹介致します。乞うご期待下さい。

シベリアヤツメ変態後
シベリアヤツメのアンモシーテス

2007年11月10日

シベリアヤツメ!

 ヤツメウナギ、ウナギという名前がついていますが、魚類ではなく、円口類(無顎類)ヤツメウナギ科に属する動物です。脊椎動物としては最も原始的な種の一つです。
 ヤツメウナギは、眼のように見える7対のエラ穴と1対の眼を持っています(写真1)。これが「ヤツメ」の名前の由来になっています。ただ、子供のときは眼がなく、7対のエラ穴しかありません。そのため、かなり昔は、親とは別種で、アンモシーテスと呼ばれていました。現在もそのときの名残で、眼がない子供をアンモシーテス(写真2)と呼んでいます。
 ヤツメウナギは、吸血という寄生のイメージが強いですが、実際には、種によって「寄生性・回遊型」と「非寄生性・河川型」と呼ばれる生活様式があります。河川などの淡水域で生まれたアンモシーテスは、河床や川岸に溜まった砂泥に潜り、デトリタス(分解された落ち葉など)や藻類を食べます。そして、3年から5年目に変態し、「ヤツメ」になります。この変態後に、眼や吸盤状の口が形成されます。 寄生性・回遊型の種では、変態した次の春に海や湖に降ります。そこで魚などに吸い付き、寄生生活を送ります。その後(この寄生生活期に関しては詳しいことはわかっていません)、産卵期に再び河川を遡上し、産卵し、その一生を終えます。
 非寄生性・河川型は、変態した後、海や湖に降ることや、寄生生活もしません。産卵するまで、まったく摂餌せずに過ごします。そのため、唾液腺や腸管が退縮してその機能を失っています。そして、産卵し、一生を終えます。
 北海道ではカワヤツメ(寄生性・回遊型)、スナヤツメ(非寄生性・河川型)及びシベリアヤツメ(非寄生性・河川型)が生息しています。
 網走管区に分布するシベリアヤツメ(写真1及び写真2)は、環境省のレッドデータブックにも記載されている準絶滅危惧種です。当研究室では、生物学的重要性(原始的であるという点)から本種の生殖を中心に研究し、得られた成果を保全活動に貢献したいと考えております。

第二回夜回り先生講演会

2007年11月10日

第二回夜回り先生講演会!

 先日、網走市民会館において、TVなどでおなじみの「夜回り先生」こと水谷修先生の講演が、「夜回り先生」講演会実行員会主催、網走市教育委員会共催で行われました(写真)。ご存知の方も多いと思いますが、水谷先生は、未成年の非行や薬物問題に教師生活のほとんどを捧げている方です。今回のお話では、夜のパトロールについて、若者の更正の仕方、そして数名の若者を失った悲しみについてのお話をされました。また、水谷先生は会場に来た人には未成年者を非行や薬物依存症にさせない環境つくりをするように、そして子供たちにそのようにならないように、と説法されました。一教育者として、勉強させていただいた講演会でした。

巨大キャベツ

2007年11月9日

巨大キャベツ!

 本日、網走は気温5度前後、初雪が数分降りました。すぐにやんでしまいましたが、そろそろ冬のはじまりです。
 先日、ご近所の方から巨大キャベツを頂きました。その名は札幌大球。通常のキャベツ(小さいもの)に比べて、明らかに大きいのがわかります(写真)。大きいものは、20kg近くなるそうです。通常のキャベツは約120日で収穫できるそうですが、札幌大球は150日近くかかるらしいです。札幌大球、軟らかく甘味が強いという特徴から漬物や煮物などに使うそうです。

卒業論文

2007年11月7日

卒業論文中間発表会にむけて!

 当研究室の鈴木教授は、来年度まで、お隣、生物生産学科の教授でもあります。そのため、生物生産学科の学生さん数名が、当研究室で卒業研究を行っています。以前、当HPでご紹介したポリプテルスの形態学的研究をはじめ、道東で捕獲されたサケ科魚類の胃内容物の調査、様々な河川におけるスジエビの外部形態の差異に関する研究など、今月末に行われる卒業論文中間発表会に向けて、学生さんは日夜、必死で研究を行っています(写真)。中間報告では、どんな発表があるのか今から楽しみです。頑張れ、卒論生。

レイクロブスタースープ

2007年11月7日

レイクロブスタースープ

 以前、当HPでご紹介させていただきましたが、ウチダザリガニ、北海道には1930年アメリカから食用として摩周湖に導入され、その後北海道内各地に持ち出されたと考えられています。現在は、特定外来生物に指定され、新たな放流や生きた個体の運搬などが規制されています。
 ウチダザリガニ、阿寒湖では特定外来生物と指定される以前から漁業対象種となっており、現在も様々な料理に使われています。写真はその1例、スープです。コクがあって、おいしかったです。機会がありましたら、一度お試しください。

魚市場と鮮魚店街 漁とアジの仲間 鮮魚店1 鮮魚店2 メニュー

2007年11月5日

イスタンブール魚市場&鮮魚店街

 海外に行った際には、できるだけ魚屋さんを見ることを心がけています。というのも、魚屋さんを覗けば、ご当地でどのような魚が捕れていて、好まれているかがすぐにわかるからです。
 ボスポラス海峡に沿って、スルタンアフメット地区からアクサライ地区に向かって歩いて行くとベヤズット地区には大きな魚市場(写真1左)と鮮魚店街(写真1右)があります。
 鮮魚店街に向かう途中、目の前のボスポラス海峡で漁をしていました(写真2左)。何が獲れるのかな?と思い、海を覗いてみると、何やら小さい魚がたくさんいました(写真2右)。外見的特徴からおそらく、アジの仲間だと思われました。
 さて、鮮魚店ですが、見に行ったときは、丁度、品を並べているところでした(写真3及び写真4)。淡水の魚では、コイ、ナマズの仲間、パーチの仲間、パイクの仲間やサケマス類がいました。一方、海水の生物では、カツオ・マグロ・カジキの仲間、ボラの仲間、ニベの仲間、スズキの仲間、ダツの仲間、イワシ・アジ・サバの仲間、タイの仲間、ハタの仲間そしてカレイの仲間などの魚類、そして、イカやエビの仲間もいました。これだけ、たくさんの水産物を売っているとは思わなかったので感動しました。そして、トルコ国内は水産資源に恵まれているんだなと実感しました。全ての魚はご覧のように、奇麗に並べられ、さらにエラを開いて並べられていました。おそらく、清潔&新鮮であるということをアピールしているのだと思われます。
 鮮魚店街の横には、シーフード料理を出すレストランもあります。写真5はそのメニューです。ご覧のようにメニューはあまり見栄えがよくありませんが、スルタンアフメット地区のレストランで食べた料理はおいしかったです。
 魚屋さんに並んでいる魚介類もパーチやパイクの仲間などヨーロッパのものと、ハタの仲間などアジアのものがあり、この地がアジアとヨーロッパの架け橋となっているということを実感しました。

ボスポラス海峡 メトロ トラムヴァイ 城壁の跡 街 スルタンアフメット・ジャーミィ ヒッポドローム

2007年11月3日

飛んでイスタンブール!

 先のHPのとおり、日本から飛行機で約12時間、トルコ、イスタンブールに出かけてきました。トルコは10月31日までサマータイム実施期間で、日本との時差は6時間あります(日本での午前10時ですと、トルコだと午前4時です)。時差ボケをほとんど感じなかった今回の旅。下記にご紹介させていただきます。
 トルコの首都はアンカラですが、イスタンブールは「ヨーロッパとアジアの架け橋」となっているため、トルコで最も大きい街になっています。イスタンブールの旧市街はヨーロッパ側で、ボスポラス海峡(写真1)を隔てて新市街がアジア側となっています。ボスポラス海峡は、長さ約30kmで、最小の幅は700mです。この海峡は、黒海(北側)とマルマラ海〜エーゲ海(南側)をつないでいます。
 空港からイスタンブールの旧市街の中心地スルタンアフメットに行くには、メトロ(地下鉄:といってもほとんど地下を走らない)が便利です(写真2)。国際ターミナルから出て、地下道を2〜3分ほど歩いたところにメトロのハバラニ(空港)駅があります。切符は、コインで、私が行ったときはコイン1枚、1新トルコリラ強(1新トルコリラは約100円)でした。この値段で、最終駅のアクサライまで行けます。メトロに乗って、ハバラニ駅からザイティンブルヌ駅まで行き、今度はトラムヴァイ(路面電車)に乗り換えます(写真3)。トラムヴァイもコインで、11新トルコリラ強でした。走ること約20分、スルタンアフメット駅に到着します。このスルタンアフメットまでの道のりは、「イスラーム文化」を痛烈に感じます。というのも、至るところにモスクや城壁の跡(写真4)を目にすることができるからです。街の様子は写真5のような感じです。
 さて、スルタンアフメット地区です。ここには、たくさんの歴史的見所があります。まず、ブルーモスクの名で親しまれているスルタンアフメット・ジャーミィです(写真6)。このジャーミィは、スルタンアフメット1世の命を受け、メフメット・アーの設計により1616年に建造されたそうです。このジャーミィには、高さ43m、直径27.5mもある丸天井型した大きなドーム(ドーム内部には素晴らしい装飾が施されています。この内装が青色を中心にしているため、ブルーモスクという名がついたそうです)をはじめ、30もの小さなドーム、さらに6本のミナーレと呼ばれる尖塔があります。このジャーミィ、オスマン朝建築物の傑作のひとつとして高い評価を受けているそうです。今でも現役で、たくさんの信者が集う神聖な場所です。
 次はヒッポドロームです。ヒッポドロームは、スルタンアフメット・ジャーミィのすぐそばにあります。ここは、かつてローマの競技場があり、戦車競技が行われていたそうです。ヒッポドロームとはここにある3本の柱のことです。写真7は、そのうちの1本で、テオドシウス1世のオベリスクと呼ばれ、エジプトのカルナック神殿からローマ皇帝により運び込まれたものだそうです。残りの2本は、コンスタンティヌス1世の時代にギリシアのアポロン神殿に建てられていたものを持ってきた蛇の柱、コンスタンティヌス7世によって造られたものとされるオベリスクがあります。
 スルタンアフメット地区は、他にもアヤソフィア、トプカプ宮殿、地下宮殿などがあり、イスラーム文化を満喫できます。
 最後に渡航先でのトラブルについてです。トルコは親日の国として有名です。ただ、どこの国でも悪い考えを持った人はいます。特にタクシーは要注意で、「数倍以上請求された」とか「おつりを返さない」とか「勝手に財布をとり、乗車代以外にもお金を盗む」などの被害を聞きました。ワークショップに参加していた方もこの国タクシーは酷いと言っていました。せっかくの旅を台無しにしないために、あらかじめ、距離に対する値段を調べ、それ以上支払わないなどの工夫をする必要があります。また、お金は極力くずしておいたほうがよいと思われます。さらに、大抵「どこから来た?」と聞かれたら日本以外の国を言うとよいらしいです。親日を利用した巧妙な手口で騙すらしいです。海外では、全てのタクシードライバーがそうではないと思いますが、色々と気をつける必要があると思いました。

ワークショップ 全体写真

2007年11月1日

ヨーロッパウナギ増殖に関するワークショップに参加しました

 10月22日から10月26日まで、トルコ、イスタンブールに出かけました。目的は、ヨーロッパ養殖学会のオプションとして開催されたヨーロッパウナギ増殖に関するワークショップに参加するためです。フランスDufour博士とオランダGuido博士が中心となって開催された今回のワークショップ、他にハンガリー、スペイン、デンマーク、イスラエル、スウェーデン、ノルウェー、イギリス、ベルギーなど各国のウナギ研究者や養殖業者が参加しました(写真1)。人数は30人ほどでアットホームなワークショップでした(写真2)。会話は常にウナギのことばかり。非常に楽しいワークショップでした。
 次回、トルコの町レポートをします。お楽しみに。

神の子池

2007年11月1日

美艶シリーズ第二弾

 清里町にある神の子池は摩周湖の伏流水によってできた池として知られています。その水は写真のように美しい青色をしています。神の子池には1日約12,000tもの摩周湖の伏流水が出るとされています。運がよいとオショロコマが悠々と泳いでいる様子を目にすることができます。機会がありましたら、秘境「神の子池」に行ってみてください。感動しますよ!

大山

2007年11月1日

大山(神奈川県)

 先日、厚木キャンパスのある厚木に行ってきました。厚木から見ることができる大山は古くから庶民の山岳信仰の対象とされてきました。特に、農耕民は雨乞いの神様として、大山を崇めていたそうです。
 私が訪れた日は天気が良く、三角形の美しい山容を見ることができました(写真)。知床連山も綺麗ですが、大山も負けていないと思いました。農大キャンパスは、いずれも地域独特のすばらしい環境に恵まれています。
農大を母校にしてみませんか。

サーモン

2007年10月31日

カムバックサーモンin網走湖

 網走駅から女満別空港へ向かう国道39号線沿いの網走湖畔、呼人浦キャンプ場付近の白羽川で、遡上する鮭を間近に見ることができます(写真)。ここでは、現在、鮭の遡上を間近でみることのできるイベント「カムバックサーモンin網走湖」が開催されています。このイベントは来月の頭まで開催されています。会場では、北方民族衣装試着、北方文化の展示、鮭皮でのクラフトなどが体験できます。そして、自然ガイドによる無料ガイドも行われます。さらに、連日20時30分より「火祭り」が行われ、毎日先着5名ですが、実際に参加することもできるそうです。

能取湖

2007年10月31日

秋の黄昏

 能取湖畔にある臨海センターの帰り、美しい夕暮れに遭遇しました。早速、1枚撮ってみました(写真)。すっかり、晩秋の黄昏です。最近の網走管区、17時になるともう暗くなってきます。
 本格的な冬到来まであと1ヶ月。冬は当然寒いですが、冬しかできない調査などがあります。今年は、どんな冬になるか今から楽しみです。

鯛せんべい

2007年10月31日

鯛せんべい

 先日、黄色のサケが捕獲された際、千葉から道東観光に来られていた方がオホーツクキャンパスにお越しになられました。残念ながら、飼育している場所が臨海センターであったため、お見せすることはできませんでしたが、黄色のサケについてご説明させていただきました。
 先週、ご丁寧にそのお礼として、房総銘菓「鯛せんべい」を送ってくださいました(写真)。この場をお借りしてお礼申し上げます。
 当研究室では、先のHPのとおり、展示もしています。教員が在室中にはご説明させていただきます。お近くにお越しの際は、どうぞお気軽にお立ち寄りください。皆様のお越しお待ちしております。

アイナメ 開腹

2007年10月29日

アブラコ

 網走漁協さんからアイナメ(写真1)を頂きました。北海道でアイナメはアブラコと呼ばれています。
 現在、オホーツク海はアブラコの産卵期です。アブラコ、雄は1歳魚から、雌は2歳魚から産卵するとされています。写真2の個体は、産卵前に捕まってしまった雌で、排卵直前の灰色の卵母細胞を持っていました(黒っぽい橙色の部分は、次回排卵される予定だった卵母細胞です)。
 アブラコは雄が雌に求愛して、岩石のくぼみや海藻の根本に産卵します。産卵後、雄はふ化するまで約1ヶ月間、卵を保護します。一方、雌は、卵の保護をせずにどこかへ行ってしまいます。
 最後に、アブラコ雑学。アブラコという地方名の由来は、肉に脂場がのっていることだそうです。旬は初夏で、刺身、塩焼き、煮付けなど様々な料理法でおいしく食べられます。

牛

2007年10月29日

冬支度

 秋になると、北海道の風物詩、大草原での牛の放牧もそろそろ見納めです。彼らは、冬になると牛舎からは出られません。それを理解しているのか、最後の放牧を楽しんでいるようでした(写真)。一方、酪農家の方々は牧草ロールの管理に追われています。人も牛も大変な思いをしてできる乳製品。感謝していただかねば、、、と思いました。

落葉

2007年10月29日

秋深まる

 ほんの数週間前、網走管区の木々は紅葉が綺麗でした(写真左)が、先ほど、外を眺めてみると、、、落葉直前でした(写真右)。道東の秋はあっという間に過ぎ去ってしまうようです。しかし、外気温は10度前後であり、寒い!!という感じはしません。ただ、日本全国、これからの季節は温度変化が激しいので、皆様、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。

東大

2007年10月27日

日本繁殖生物学会

 続いて、10月19日から10月22日まで、東京大学本郷キャンパスで開催された第100回日本繁殖生物学会に参加発表してきました。写真左は、有名な東京大学の赤門です。
 当研究室の伊藤教授もよく参加発表されているこの学会は、主にほ乳類の研究が多いのですが、近年、魚類の繁殖に関する研究も多くなっているそうです。私は今回初めての参加発表でしたが、東京海洋大学の吉崎先生のグループはかなり前から参加発表されているそうです。ご存知の方も多いと思いますが、吉崎先生は、「サバにマグロを生ませる」という水産学のみならず、生物学において最先端の研究を行っています。吉崎先生とは、立ち話をし、いろいろな情報を頂くことができました。
 当研究室に来られた学生さんには、在学中に一度は価値ある経験となる学会発表を行っていただきたいと改めて思いました。

中田博士

2007年10月27日

日本甲殻類学会

 春と秋は学会シーズンです。昨日まで様々な学会に参加発表してきたため、HPの更新ができず申し訳ございません。  10月13日及び14日、東京海洋大学で第45回日本甲殻類学会が開催され、参加発表を行ってきました。内容は、先日、当HPでご紹介させていただいたウチダザリガニの駆除に関する発表です。多くの方から素晴らしいアドバイスをいただけました。また、学会には、大学時代の恩師である林健一先生、先輩である(独)水産総合研究センターの神保さん、同級生の東京海洋大学の山崎博士そして後輩の(独)土木研究所の中田博士(写真)も参加発表されており、楽しい一時を過ごしました。

雄の黄色のシロサケ 雄の黄色のシロサケ2

2007年10月12日

2尾目!幸せの黄(金?)色のシロサケ

 先日、学科及びアクアゲノム研究室HPで黄色の雌シロサケをご紹介させていただきました。今度は、雄の黄色のシロサケが捕獲されました(写真1)。
 この個体は、アクアバイオ学科がいつも大変お世話になっている網走漁協さんが捕獲、臨海センターに持って来てくださいました。すでに死亡していましたが、今回も見事に黄色でした。網走ではたまにはいるのかな?と思い、長年サケを扱っている方々にお伺いしたところ、やはり珍しいとのことでした。
 今年はすでに2尾も黄色のサケが捕獲されています!縁起良いことが起こる兆しでしょうか!
 この個体もやはり、眼と眼の間の頭部(脳の上にあたります)に写真2のように打撲?痕(あるいはメラニン凝集ホルモンの作用による影響が強く現れた部分)がありました。従って、この個体も、脳内にある体色をコントロールするメラニン凝集ホルモンの作用がおかしくなったと考えられました。そして、黒い婚姻色も出ていました。
 この個体も、稀な例であるのは間違いありません。2尾ともすでに他界してしまっているので、研究内容が限られてしまいますが、できる限りの調査を行いたいと考えております。
 貴重なサンプルを運んでくださった網走漁協さんに重ねてお礼申し上げます。
 アクアバイオ学科は創設2年目ですが、すでに産学の連携が強いのが特徴です。オホーツクで様々な体験をしてみませんか。

エゾシマリス

2007年10月12日

エゾシマリス

 エゾシマリスはユーラシア大陸北部に広く生息しているシマリスの亜種です(写真)。日本では北海道以北に生息しています。背中には五本の黒いしま模様が特徴です。また、しまの間と腹部側が白いのがポイントだそうです。
 エゾシマリスは、海岸から高山までいろんなところで生活しているそうです。エゾリス同様に、木の上よりも地上で活動することが多いそうですアイヌ語では「ウエンクル・カムイ」(悪い神様)と呼んでいたそうです。
 北海道では野生動物をよく見かけます。ただし、我々は彼らの生息地に侵入したということを忘れずに、静かに観察してください。

藻琴山 屈斜路湖 小清水高原

2007年10月12日

藻琴山周辺に行ってきました

 阿寒国立公園内にある藻琴山周辺に行ってきました。  まず、小清水高原ハイランド小清水725です。ここは藻琴山(写真1)の8合目、標高725mにあります。ハイランド725の725は標高からとったそうです。ここには藻琴山に2つある登山口のうちの1つもあります。頂上までは、この登山口から1時間位で着くことができるそうです(登りは1時間で、下りは 40分だそうです)。小清水高原ハイランド小清水725内の展望室からは、オホーツク海、知床連山、屈斜路湖、川湯硫黄山などを一望することができます。屈斜路湖を一望する場所、美幌峠が有名ですが、小清水峠も負けていません(写真2)。
 小清水高原ハイランド小清水725から網走方面に戻る際にも絶景(写真3)が続きますので、ゆっくり運転して景色を楽しんでください。

トウモロコシ ポテトハーベスター

2007年10月12日

収穫

 前回、タマネギの収穫についてご報告しましたが、同じ時期、トウモロコシもいい感じに育っていました(写真1)。
 また、広大な畑には、ジャガイモ収穫機「ポテトハーベスター」がありました(写真2)。この機械、実に素晴らしいシステムです。
 まずは、下部でジャガイモを土ごと掘り上げます。それらは水車のようなロータリーバスケットへ送られ、ハーベスターの上部へ運ばれます。ロータリーバスケットの隙間から余計な茎や土は下へ落ちていきます。そして、上部へ運ばれたジャガイモは、ゴムを使ったコンベアーで前方へ流れていきます。前方にいる作業員は、ジャガイモをサイズごとに選別し、大型ラックに入れます。広大な農地で行うこの作業は圧巻です。機会がありましたら、遠くからご覧ください。


第40回日本魚類学会 河合俊郎博士 札幌名所

2007年10月9日

日本魚類学会に参加発表しました

 10月5日から10月8日まで北海道札幌市にある北海道大学で開催された第40回日本魚類学会に参加発表しました(写真1)。
 学会には、全国からたくさんの魚類学研究者が来られ、興味ある研究成果を発表されていました。アクアバイテク分野からは私(当HPで以前ご紹介させていただいたキチジに関する研究)と山家先生(サクラマスのフェロモンに関する研究)が発表しました。また、研究室は異なりましたが大学院の後輩である国立科学博物館 河合俊郎博士がキホウボウに関する研究を発表されていました(写真2)。河合博士をはじめ、大学や大学院でお世話になった先生方や諸先輩後輩、さらにこれまでお世話になってきた様々な県の水産試験場の職員の方々に久しぶりにお会いすることができ、非常に有意義かつ楽しい時間を過ごす事ことが出来ました。学会は、勉強する場でもありますが、人との繋がりを大事にする場であると改めて実感しました。当研究室では、配属される学生さんにいろいろな学会に参加発表していただきたいと画策しています。
 さて、学会の楽しみは、もう一つに街を見る!です。今回は時間がなく、どこも行けませんでしたが、会場に移動する際に撮った写真を紹介します(写真3)。まずは、札幌の入り口「札幌駅」と連結しているJRタワースクエアです。札幌駅の周辺に位置する4つの商業施設の総称だそうで、札幌駅総合開発株式会社が発足した2005年10月1日からこの名称がついたそうです。次に、大通公園。大通公園は、札幌市の中心部を東西に横切る公園で、長さ約1.5kmにわたって連なっています。さっぽろテレビ塔は1957年に大通り公園内に完成。高さは147.2メートルあるそうです。最後に、北海道庁旧本庁。北海道庁旧本庁は、かつて北海道庁の本庁舎として建築された煉瓦造りの西洋館(国の重要文化財)です。「旧道庁」や「道庁赤レンガ庁舎」、「赤レンガ」などと呼ばれ、親しまれています。

秋空 コスモス 紅葉

2007年10月9日

小さい秋

 網走管区、紅葉のシーズン到来です。今年の夏は、網走管区も暑い日が9月中旬まで続いていたため、秋のたよりが遅れましたが、現在、網走管区では、空を見上げると写真1のように見事な秋空、コスモスも満開(写真2)です。また、先日まで緑一色であった木々はだんだんと色づいてきました。
 一般的に紅葉は秋に落葉樹の葉の色が変わる現象を示すようです。日本における紅葉は北海道に始まり、徐々に南下していきます。 桜の逆ですね!紅葉は始まってから落葉するまでは約1ヶ月かかるそうで、見頃は落葉1週間前だそうです。
 紅葉が進む条件は、最低気温が8度以下の日が続くことだそうです。さらに最低気温が5度以下になると一気に進むそうです。美しい紅葉の条件には「昼夜の気温の差が大きい」「夏が暑く日照時間が長い」「夏に充分な雨が降る」「湿気が少なく乾燥している」などの条件が必要だそうで、今年の網走管区では、このキーワードがすべて当てはまります。
 今は、「食欲、スポーツ、読書、芸術、そして勉学」の秋です。オホーツクキャンパスの学生さんも今の季節を大いに楽しんでいます。当HPをご覧になられているみなさんも網走管区で秋を満喫してみませんか。

夕暮れ 虹

2007年10月9日

Over the Rainbowー虹の彼方にー

 先日、夕暮れ時(写真1)に小雨が降り、その後、綺麗かつ2本の虹(写真2)を見ることができました。
 虹は光のスペクトルが並んだ円弧状の光です。雨上がり時などに良く見ることができます。
 虹の原理ですが、太陽光が空気中の水滴によって屈折、反射される時に、水滴がプリズムの役割をするため、光が分解されて複数色の帯に見えるそうです。
 虹の色の数は、国や時代により異なっているそうですが、日本では一般的に七色(赤、橙、黄、緑、青、藍、紫)です。イギリスやフランスなどでは一般的には藍色を抜かした六色だそうです。
 余談ですが、rainbowは、rain+bow,すなわち、「雨の弓」が語源だそうです。

黄金?のシロサケ 黄金?のシロサケ 黄金?のシロサケ 黄金?のシロサケ

2007年10月6日

幸せの黄(金?)色のシロサケ-このサケが黄金である理由(想定)-

 アクアバイオ学科HPでご紹介させていただいた黄金?のシロサケ(写真1&写真2)、なぜ黄金色になったのか当研究室では検証してみました。
 学科HPのとおり、シロサケ、通常の婚姻色でも黄緑色のものはいます。また、ニジマスやイトウ等サケ科の魚ではアルビノと呼ばれる白色個体が確認されています(眼が赤いものがほとんどですが、黒いものもいます)。しかし、そのほとんどが飼育環境下のものです。一方、ヒラメなどでも今回のシロサケのように黄色の個体がたまに捕獲されています。シロサケの場合は、外敵だらけの外洋で成長して大きくなります。こんな外敵に狙われ易い目立つ色の魚が、生まれ故郷に帰ってきたのは奇跡といっても過言ではありません。すなわち、黄色のシロサケは珍しいのです。
 魚類の体色は黒い色素メラニンを生産・含有する色素は黒色素胞、カロテノイドやプテリジンを含有して赤や黄色を呈色する細胞は赤色素胞・黄色素胞の凝集あるいは拡散により決まります。一般的に、黒色素胞は真皮の最上層にあります。そして、その色はホルモンあるいは神経によりコントロールされています。サケ類はおそらくホルモン依存型です。ホルモン依存型は脳内にあるメラニン凝集ホルモン(体色を明るくするホルモン)と黒色素胞刺激ホルモン(体色を暗くするホルモン)が関与しています。メラニン凝集ホルモンは1983年に元北里大学の川内教授によりサケ脳下垂体から他の動物に先駆けて発見されました。
 それでは、なぜ黄色くなったのでしょうか?
 そのヒントは、頭部にありました。
 眼と眼の間の頭部(脳の上にあたります)には写真3や写真4のように打撲痕があります。おそらく、稚魚の時に受けたものと思われます(人間でもそうですが、大きくなってからはこのような傷は致命傷です)。打撲のため、脳内にある体色をコントロールするメラニン凝集ホルモンの作用がおかしくなったと考えられます。このホルモンの作用がさらにおかしくなると青(コバルト)色になるものもいます。このホルモンは生殖腺の発達にも関与すると考えられており、一般的にコバルト個体は子孫を残さないとされています。
 以上のことから、生まれつきの黄色(突然変異)ではなく、生まれた後の事故による黄色変異と考えられます(この個体の黒の斑は、婚姻色と考えられます。アルビノでは婚姻色もつきません)。
 いずれにしても、稀な例であるのは間違いありません。当研究室では、西網走漁協さんとこの魚に敬意を払いつつ、上記の仮説を証明するための研究を行っていきます。(10月7日、残念ながら急死してしまいました。後日、解剖し、詳細を調べる予定です)

知床峠 知床の夕暮れ

2007年10月6日

知床の夕暮れ

 春は曙、夏は夜そして秋は夕暮れ(冬はつとめて)。
 世界自然遺産知床で見る秋の夕暮れはとても奇麗です。写真1は知床峠で撮影したもので、知床連山に日が暮れていきました。
 写真2は、知床峠からウトロに戻る途中で撮影したものです。オホーツク海のかなたに日が暮れていきました。
  知床では各季節、素晴らしい曙やたそがれを見ることができます。是非「太陽」に着目してみてください。

エゾシカ

2007年10月6日

知床峠に行ってきました3

 知床峠周辺にはハイマツが生い茂っています。そこに一頭のエゾシカが出現しました(写真)。
 知床はエゾシカにとって、生活する地域であるだけではなく、知床岬が越冬地としての役割を果しているそうです。知床半島では1990年代以降、その数が急激に増加し、食害による植生の急激な変化を起こしているそうです。市街地にも出没することが多く、樹皮食いの被害が顕著となっているそうです。生物産業学部では、来年より文部科学省の現代GPでエゾシカと人間との共生について研究していきます。

トクビレ

2007年10月3日

トクビレ

 トクビレ(写真)はカサゴ目トクビレ科トクビレ属の魚です。日本海側は富山湾、太平洋側は宮城県塩釜以北、および朝鮮半島東岸に分布しています。オスは断面がみごとに八角形 なので、「ハッカク」と呼ばれます。メスは大きくても30cmにしかなりません。またヒレも小さいので、市場にはあまりでません。身は白身でかなり美味です。北の珍味です。機会がありましたら御召し上がりください。

知床峠2

2007年10月3日

知床峠に行ってきました2

 知床峠からは国後島も望むことができます(写真)。
 国後島は知床半島の東にあり、千島列島の最南に位置する島です。この島に先住していたアイヌ人はアイヌ語でこの島をクナシルと呼んでいたそうです。現在、この島はロシア連邦の実効支配下にあります。日本政府や北海道は日本固有の領土と主張しています。
 戦後の領土問題は難題ですが、昨年根室沖で起こった悲しい事件は二度とあってはなりません。一刻も早い解決を望みます。

知床峠1

2007年10月3日

知床峠に行ってきました1

 知床八景の一つ、斜里町ウトロと羅臼町を結ぶ国道334号線(知床横断道路)の頂上にある、知床連山の尾根筋にあたる標高738mの知床峠に行きました。ここからは羅臼岳の雄大な姿を見る事ができます(写真)。冬期は除雪が行われないため、 11-5月は通行止めとなり、「日本一開通期間の短い国道」としても知られています。

採卵 孵化槽

2007年10月1日

シロサケの採卵

 網走川で捕獲されたシロサケの今年第一回目の採卵が、網走から約50km、1時間ちょっとの津別町相生にある相生サケマス孵化場で行われました。
 受精作業は、まずタライに排卵卵を集めます。そして、精子を直接その卵にふりかけ、全体がよく混ざるように手で静かにかき混ぜます(写真1)。その後、新鮮な水を注ぎ、精子を活性化させると、数秒で受精が完了します。この受精方法は、乾導法と呼ばれています。受精が終わった卵は、一次貯蓄孵化槽(写真2)に入れられていました(アクアバイオ学科の1年生は、今月、一連の採卵過程を実習で体験します)。この後、それらは個別の孵化水槽に分別され、数ヶ月後に孵化するのを待ちます。
 北海道の職員の方々は、採卵が終わったシロサケの頭部にある耳石(魚の年齢がわかる部位)を採取されていました。私は耳石採取後の頭部から脳下垂体を摘出させていただきました。数時間で500匹分の脳下垂体を採取することができました。これから、耳石採取が行われるたびに、お邪魔し、脳下垂体を採取させていただく予定です。末筆ですが、この場を御借りして北海道や地域の漁業組合の皆様にお礼申し上げます。  

後輩

2007年10月1日

後輩来室

 中部飼料株式会社の中尾さんと吉川さんが来室されました(写真)。吉川さんは、昨年、私が水産総合研究センター養殖研究所で日本学術振興会の特別研究員として在籍していた時に、養殖研究所に研究を行いに来ていました。当時は、北海道大学大学院の学生さんでした。約1年ぶりの再会でしたが、立派な社会人になられていました。また、中尾さんとは初対面でしたが、お世話になっている先生及び先輩がいらっしゃる九州大学の研究室出身ということで話が盛り上がりました。  これからもいろいろな方々と親交を深め、皆様のお力を御借りしながら、水産業の発展を目指したいと思います。世界に広がる水産関係者の輪。ご覧になられている皆さんもこの輪に加わってみませんか。  

帽子岩

2007年010月1日

帽子岩(渡良岩)

 帽子岩は、網走のランドマークです(写真)。この岩、アイヌ人は網走の守り神としていたそうです。帽子岩は西防波堤と北防波堤の曲がり角にあります。この帽子岩の裏にあるケーソンドック(防波堤や岸壁の本体部分になるコンクリートを作る施設だそうです)は、昨年「土木遺産」に認定されたそうです。釣り人や観光客に人気の場所であったそうですが、工事のため侵入禁止になっています。遠くから眺めても十分楽しめます。  

オヒョウ

2007年09月28日

大鮃(オヒョウ)

 カレイの仲間で、最も大きくなるオヒョウ。世界にはたくさんの種が存在します。オホーツク海、大西洋、ベーリング海や北極海などの冷たい海の水深400mから2000m付近の大陸棚に生息します。全長は1-2m以上で大きいものは3mを超え、体重は200kgに達するものもいるそうです。以前ノルウェーの水産試験場で見たオヒョウは、畳が泳いでいるようでした。
 網走管区でも小さいものは市場に出ています(写真)。また、先日、女満別の方が、今年1mオーバーのオヒョウを釣り上げたそうです。太公望の方は是非チャレンジしてみてください。  

ニポポ

2007年09月28日

ニポポ

 ニポポ(写真)は北海道の郷土玩具で、現在は北海道のおみやげとして有名な木彫りの人形です。ニポポ、アイヌ語では「小さな木の子供」という意味があるそうです。ニポポ、元々病気や怪我から身を守る「お守り」として、アイヌの人々の家庭に置かれていたそうです。また、網走刑務所の受刑者が製作していることでも有名です。北海道にお越しの際、ニポポをお土産としてはいかがですか。  

エゾリス

2007年09月28日

犠牲

 水産増殖学研究室が、今月のHPで、人間と自然の関係を紹介してくださっていますが、ここでは人間活動の犠牲となった動物をご紹介します。エゾリスです(写真)。エゾシマリスと違って冬眠をしないエゾリスは、1年を通してその姿を見ることができます。昼行性で、早朝から日が暮れるまで活動しています。基本は、木上での活動ですが、地上を走る姿もよく見かけます。おそらく、散歩の途中で事故にあったのだと思います。北海道では、野生の生物がよく道路を横断します。人間が彼らの生息地に侵入しているのは疑いもありません。こういった事故を少しでも減らすためにも、野生動物が横断するということを頭において安全運転してください。そうすれば、野生動物を間近に観察できる楽しい北海道ドライブになると思います  

イクラ

2007年09月25日

イクラ

 ロシア語で「魚の卵」を意味するイクラ。我が国ではサケマス類の完熟卵を一粒ずつ濾胞組織(魚の卵一つ一つは卵濾胞といい、それは卵母細胞と濾胞組織から成り立っています。)から離し塩漬けにしたものをイクラといい、それに反して卵巣自体を塩漬けにしたものを筋子と言っています。
 魚の卵巣の形態は、成熟卵を直接体腔に排卵し輸卵管あるいは生殖孔から放出する裸状型と、成熟卵を卵巣腔に排卵し輸卵管を通って生殖孔から放出する嚢状型の2形態に大別できます。サケマス類やウナギ類は裸状型です。裸状型は、完熟卵に近いほど、簡単に濾胞組織から卵母細胞が離れやすくなります。ただ、完熟卵は固く、食用には不向きです。 以下は、イクラの作り方です。
1.大きめの容器に、ぬるま湯を入れ、食塩を適量(しょっぱいなと思うぐらいです)加えます。 2.その中で、卵母細胞を一粒ずつ濾胞組織から離します(写真)。
3. 離し終わったら、ざるにそれらを入れます。そして、普通の水道水で作った食塩水(しょっぱいなと思うぐらい。)で洗います。
4. 普通の水道水で作った食塩水(しょっぱいなと思うぐらい)の入った容器に入れ、お好みの時間、保存します。
5.それらをざるに入れ、醤油(1/4)、料理酒(1/4)、みりん大さじ2杯のたれ(それぞれの調味料の分量はお好みです)が入った容器に漬けたら完成です。 これで美味しくできあがると思います。一度お試しくださいませ。  

フレペの滝 林

2007年09月25日

知床に行ってきました3

 知床自然センターから遊歩道を歩いて片道20分程にある知床八景の一つフレペの滝に行ってきました(写真1)。「フレペ」はアイヌ語で「赤い水」という意味だそうです。この滝には川がなく、知床連山に降った雪と雨が地下に浸透し、垂直に切り立った約100mの断崖の割れ目から水が流れ落ちています。このホロホロと水が流れ落ちる様子が涙に似ていることから、「乙女の涙」という愛称がついているそうです。
すぐ近くにある滝は「男の涙」として紹介されています。男の涙へは陸路からは行けませんが、観光船から見ることができます。
 また、滝のそばにある展望台からは知床連山を間近にみることができます(写真2)。
 壮大な世界自然遺産「知床」。是非一度お越しください。  

インタビュー

2007年09月25日

ゴートゥースクール・ドット・コム(株)社のインタビューを受けました

 大手予備校河合塾さん傘下のゴートゥースクール・ドット・コム(株)社のインタビューを受けました(写真)。アクアバイオ学科からは2年連続で、アクアゲノムサイエンス研究室が選ばれました(昨年は鈴木教授)。  今回のインタビューの様子は、ゴートゥースクール・ドット・コム(株)社のVOICE-A LETTER from FUTURE-に掲載され、河合塾さんの模試を受けられた学生さんに配布される予定です。  受験生の皆さん、アクアバイオ学科では皆さんの入学を御待ちしております。ここでしかできないことを学んでみませんか。  

焼き台 DMV つかみ捕り さかなクン

2007年09月24日

網走一番!秋祭り

 網走市市制施行60年記念で、「網走一番!秋祭り」が9月23日日曜日に開催されました。このお祭りの主催は網走青年団体連合さんで、協賛はアクアバイオ学科が常にお世話になっている網走漁業協同組合さんと西網走漁業協同組合さんです。
 会場では市内小中学生による絵画展が開催されていました。また、無料焼き台が40台も用意され、飲食屋台から新鮮な海産物や野菜を買って、たくさんの方がその場で楽しそうに焼いて、秋の味を楽しんでいました(写真1)。
 さらに、レールだけでなく、道路も走れるデュアルモードヴィークル(DMV)も展示されていました(写真2)。DMV、普段は小清水町で祝休日に体験乗車などをしています。
 くわえて、特設池が用意され、網走産の魚介類とふれあえるタッチングプールさらにシロサケのつかみ捕りコーナーがありました。小さな子供が自分の背丈より少し小さいサケを一生懸命追っかけて捕まえていました(写真3)。
 会場のステージには、TVで大人気の「さかなクン」がゲストとして招かれ、お魚講座やクイズを出して、お客さんを盛り上げていました。また、アクアバイオ学科桜井准教授もその制作に加わった「カニチョッ筋体操」が公開され、さかなクンも一緒に踊っていました(写真4)。さかなクンは東京海洋大学の客員准教授です。会場でも、水圏生物に関する多くの情報を教えていました。遠くから見ていても、素晴らしい方だなと感じました。いつか、オホーツク校にも招待して講義をしていただきたいと思いました。
 網走はお祭りがたくさんあります。来月6日土曜日にはオホーツクキャンパスで収穫祭が開催されます。是非、遊びにお越し下さいませ。  

第四埠頭さけ

2007年09月21日

実りの秋2-海編-

 シロサケの網走川凱旋について、昨日レポートしましたが、感動朝一のそばの第四埠頭では網走の沖合で獲れたたくさんのシロサケが水揚げされていました。トラックに山積み状態でした(写真)。また、第四埠頭では、シロサケが回遊しており、運の良い人は数匹のシロサケを釣り上げていました。浮きルアーという釣法で、10月下旬までは釣れるそうです。太公望の方はチャレンジしてみてください。

タマネギ

2007年09月21日

実りの初秋-農地編-

 秋といえば、読書の秋、スポーツの秋などがありますが、やっぱり「食欲の秋」が一番ですね。これから網走管区でも豊かな実りの季節です。写真はその一つ、タマネギです。この時期、タマネギやジャガイモの収穫風景をよく目にします。広大な農地で、農家の方が丹誠込めて育てられたこれらのお野菜は、美味の一言に尽きます。機会がありましたら、道産のお野菜、お召し上がりください。

能取岬

2007年09月21日

初秋の能取岬

 オホーツク海に突き出た岬、能取岬。ノトロとは、アイヌ語の「岬のところ」から付けられた名前だそうです。
 初秋の能取岬では、夏に伸びた草が濃い緑色になっておりとても綺麗です。この草地をよくよく探すと四葉のクローバーがあります。お越しの際には是非、探索してみてください。
 また、知床にも負けず劣らずの断崖から見下ろす海は、一瞬我を忘れるほど美しいです。

網走川さけ

2007年09月20日

おかえりなさいー網走川シロサケ編ー

 先日ご紹介した網走駅裏のうらいに、オホーツクサーモンことカラフトマスそしてシロサケが帰ってきています(写真)。カラフトマスの数は減っていますが、シロサケはこれからどんどん増えるそうです。浮きルアーという釣法から逃れた個体が浮きを引きずって泳いでいる様子も観察できました。  網走川のサケは、うらいで魚を一度捕獲し、それを上流の孵化場に運び数日間蓄養した後、採卵するそうです。アクアバイオ学科の1年生はこれから採卵実習を体験します。楽しみです。

のとろ湖 実習場

2007年09月20日

御光2

 臨海研究センター近くで日の入り写真を撮りました(写真1)。濤沸湖も綺麗でしたが、能取湖も負けていません。湖面は太陽からの光が反射し、キラキラ輝いていました。美しい湖だなと改めて思いました。
 能取湖、以前は海水流入部の湖口が季節的に開閉していた汽水湖でしたが、1973年の工事で湖口が固定され、現在は完全な海水の湖となっています。前回ご紹介したホタテやツブ貝をはじめ、シロサケ、ホッカイエビやカレイ等も漁獲されるそうです。
 美しい湖の海水を使っている臨海研究センター(写真2)。調査船「かいよう2」も導入され、センター内の設備が日々更新しています。今後、展開される研究の数々、全てが楽しみです。乞うご期待ください。

サンゴ草 秋刀魚

2007年09月18日

見頃3-能取湖編-

 今度は、臨海センターの近くにあるサンゴ草群生地です。ここも今、サンゴ草が見頃を迎えています(写真1)。辺り一面、赤色の絨毯が敷かれているようで、本当に美しい光景です。
 今週末、この場で「さんご草祭り」が行われました。アクアバイオ学科がお世話になっている西網走漁協さんも出店され、新鮮な魚介物を安価で販売されていました。お祭り当日、西網走漁協さんにお招きいただき、水産増殖学講座の園田先生と千葉先生と共にバーベキューに参加しました(写真2:ホタテの貝殻に木の年輪みたいのが見られます。ホタテの年齢はこの輪の数でわかります。このホタテは4歳です。)。新鮮なツブ貝やホタテを頂きながら、現場の状況を御教えいただきました。今年4月に来た私は知らない事ばかりで非常に勉強になりました。
 この場を御借りして、西網走漁協さんにお礼申し上げます。  穏やか且つ美しい水で育った能取湖産の魚介類には、今年、網走に来られた美食家の方々も大絶賛したそうです。機会がありましたら激旨の能取湖産魚介類で舌鼓を打ってください。

はなてんと

2007年09月18日

見頃2-はなてんと編-

 天都山にあるレイクビュースキー場にある「はなてんと」の花が見頃を迎えています(写真)。赤、黄や紫色のたくさんの奇麗な花(マリーゴールドなど)が咲いていました。連日、たくさんのお客さんが立ち寄って見学されているそうで、先週末にはお祭りがあったそうです。近日中はまだ奇麗な状態らしいので、網走にお越しの際には是非御立ち寄りください。

ヒマワリ

2007年09月18日

見頃1-朝日ヶ丘公園編-

 先月、女満別空港付近の向日葵(ヒマワリ)の様子を御知らせしましたが、ついに大空町女満別の朝日ヶ丘公園展望台付近のヒマワリが見ごろを迎えました(写真)。現在、朝日ヶ丘公園展望台付近は約2ヘクタールでヒマワリの花が見られます。これから10月ぐらいまで周辺の畑で美しい花を見ることができるそうです。景観の美化と畑の肥料を兼ねて栽培されているヒマワリ。是非ご覧下さい。

ぱしふぃっくびいなす

2007年09月18日

大型客船網走寄港

 網走港第四埠頭に大型客船「ぱしふぃっくびいなす」が寄港しました。今年はすでに「飛鳥II」、「にっぽん丸」や「ふじ丸」といった大型客船が網走に寄港されています。網走港の寄港は知床や阿寒国立公園への観光拠点として利用しているそうです。お客さんは魅力的な街「網走」を堪能したと思います。  かつて、私は調査船に乗せていただき船上で研究をしました。客船は調査船とは違いますが、船を見ているとまた船上で研究したいなという思いを馳せました。

秋刀魚

2007年09月12日

激旨2!秋刀魚

 秋の味覚を代表する魚である秋刀魚(サンマ)が店頭に出はじめました(写真)。現在、網走のスーパーでは冷凍でない生サンマを1尾50円前後で売っています。
 サンマは血液の流れを良くするといわれているエイコサペンタエン酸が多く含まれており、脳梗塞などの予防効果があると言われています。また、頭の回転を良くするという噂のドコサヘキサエン酸も豊富に含まれています。我が国のサンマ水揚げ高トップ3に入る道東サンマは脂がのって、刺身、塩焼き、蒲焼きなどに調理すると、とってもおいしいです。これからの季節、是非、道東サンマをご賞味ください。

ちゃんちゃん焼き

2007年09月12日

ちゃんちゃん焼き

 ちゃんちゃん焼き(写真)。これはサケと野菜を鉄板で焼いた北海道の名物の漁師さんの料理です。
 以下は、ちゃんちゃん焼きの作り方です。
1.洗ったキャベツ(あるいはハクサイ)、モヤシ、ピーマン、タマネギ(あるいは長ネギ)、ニンジン、キノコ類などの野菜を適当な大きさに切ります。
2.鮭の切り身に適量、塩と胡椒をかけます。
3.鉄板を熱し、バターをおきます。
4. 鮭(鱗のある側を下に向け)を鉄板の上でまず焼きます。
5.鮭がある程度焼けたら、切った野菜を鮭のまわりで焼きます。
6.味噌を酒でといたもの(お好みでみりんや砂糖を少量混ぜます。*ニンンクを入れてもおいしいです)を鮭や野菜の上にのせます(のせる前に味見を必ずして、味噌の出来をチェックしてください)。
7.アルミホイル等をかぶせて蒸し焼きにします。
8.火が通ったら鮭の身を野菜と混ぜ合わせたら、出来上がりです。
美味しいと思います。一度お試しくださいませ。

ホライズン

2007年09月12日

ホライズン

 オホーツク海と空の境界、水平線が綺麗だったので写真に収めました。水平線が若干、円弧状態で、地球が球体であることがわかります。
 水平線、かなり遠いところだと思っていたのですが、調べてみると海岸から水平線が見える距離、約5km程度ということがわかりました。
 いつもクリオネやキチジを提供してくださっている万泰丸さんはこの水平線の彼方で漁をされています。いつか、その漁場で漁を体験したいと思いつつ、しばらく水平線を眺望していました。

アジサイ

2007年09月12日

紫陽花

 今年の夏、網走管区は本州・四国・九州・沖縄なみに暑い日が続いていたのですが、木陰は涼しかったのかアジサイ(紫陽花)がまだ咲いています(写真)。
 このアジサイ、一般に花と言われている部分は装飾花だそうで、本来の花は中心部にある小さなものだそうです。花の色は、アントシアニン(助色素)の発色や土壌の成分によっても変化するそうです。
 最近は、やっと涼しくなってきて初秋を感じます。網走管区、これからは紅葉などたくさんの楽しみがあります。是非、お越し下さいませ。

シジミ

2007年09月10日

激旨!網走湖産シジミ

 ギンブナを頂いている内海様から本日は、フナ以外にも網走湖でとれたヤマトシジミをいただきました。ヤマトシジミは、マルスダレガイ目 シジミ科に属する二枚貝です。ヤマトシジミは汽水域に生息する小型の二枚貝です。網走湖のヤマトシジミは、1928年に藻琴湖から持ち込まれたそうです(当研究室はシジミに関しては素人です。シジミ博士は水産増殖学講座の園田先生です)。
 先述では、小型と書きましたが、網走のヤマトシジミは、大型です(写真)。他の産地より、1.5倍以上あるのではないでしょうか!お味噌汁でいただきましたが、濃厚な味に大きな身。本当においしかったです。網走にお越しの際には是非、シジミを召し上がってください。かなりお勧めです。

屈斜路湖 硫黄山 摩周湖

2007年09月10日

屈斜路湖、硫黄山そして摩周湖に行ってきました

 網走市から車で1時間ちょっとの阿寒国立公園に行ってきました。
 まずは、巨大な未知の生物(クッシー)が棲んでいるという噂がある屈斜路湖です。日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖は、アイヌ語で、湖からの流出部を意味するそうです。また、湖にある中島の面積は日本最大だそうです。屈斜路湖、過去には中性に近く、魚類が豊富な時期もあったそうですが、1938年の屈斜路地震で湖底から硫黄が噴出し、酸性になり魚類はほぼ全滅したそうです。近年では、酸性度が低減されて、放流されたニジマスやアメマス、それらの餌となっているトゲウオやワカサギなどが棲んでいるそうです。ここは漁業権がないそうです。たまに、巨大なニジマスが釣れるそうです。
 次は、硫黄山です(写真2)。ここは、今年、アクアバイオ学科1年生のフレッシュマンセミナーでも訪れた場所です。大規模にガスを排出し、周囲の樹木は枯れています。まるで地獄のような風景ですが、麓には川湯温泉があります。フレッシュマンセミナーでも宿泊地した川湯温泉は、酸性度が高いお湯ですが、かなり気持ち良くお勧めです。川湯の名は、アイヌ語の「熱い川」を意訳したものだそうです。
 最後に、摩周湖(写真3)です。この湖は日本で透明度の高い湖のひとつです。ここも、屈斜路湖同様にカルデラ湖であり、アイヌ語で、神の湖という意味があるそうです。中央にカムイシュ島があります。湖内は阿寒国立公園の特別保護地域に指定されているため、人の立入りはできません。また、流入・流出河川が無く、地球環境変化を知るモニタリング調査の対象となっています。ただ、この湖の水、近隣する神の子池や多和平に伏流していることが分かっています。以前、私の恩師である独立行政法人水産大学校生物生産学部浜野龍夫助教授は国の許可を受け、この湖で調査し、ウチダザリガニ、エゾウグイ、ニジマス及びヒメマスが生息していることを確認しています。また、この湖に全長1m近い巨大ザリガニが生息しているという噂もあるそうです。まさに神秘の湖ですね。


セミナー

2007年09月7日

TAKARAバイオ社公開テクニカルセミナー

 テクニカルセミナーをTAKARAバイオ社に行っていただきました。当研究室教員以外にもアクアバイテク分野の坂井先生がご参加くださいました。遺伝子の発現解析法には、単離された遺伝子個々の発現を解析する方法、発現量の違いから遺伝子を見つける方法がありますが、今回は最新の網羅的遺伝子発現解析法についてご紹介いただきました。また、遺伝子の配列を解読するために使う機器についても原理から使用法に至るまご紹介くださいました。
 文献などでその存在は知っていたのですが、、、「百聞は一見にしかず」、非常に勉強になるセミナーでした。この場を御借りしてTAKARAバイオ社にお礼申し上げます。

フナ2

2007年09月5日

網走湖産のフナ

 網走市呼人地区、網走湖湖畔で漁業を営まれている内海様からギンブナを約20匹頂きました。これらはふくべ網という網を使ったエビ漁で混獲されたものです。大きいものは全長30cm弱もありました(写真)。これらは臨海センターに運び、専用のタンクに入れました。みんな、元気に泳いでほっとしました。
 サンプルが大学の目の前の湖で獲れ、しかも飼育設備が整った臨海センターでそれを飼育できる本学科は素晴らしいなと改めて実感しました。
 末筆ですが、この場を御借りしてご提供くださった内海様に感謝申し上げます。

シロサケ 脳下垂体

2007年09月4日

シロサケの解体

 水圏生物を捌く時、実験には「解剖」、料理用には「解体」という単語を使い分けするそうです。というわけで、今回はシロサケの解体です。
 網走感動朝一で、初物のシロサケを購入しました。メスの値段はオスより500円くらい割高でしたが、予想的中、大きな卵巣を持っていました。身共においしくいただきました。
 一方、残った頭部は解剖しました。写真2は頭部を切断し、脳下垂体のみを残した状態です。脳下垂体には、生殖腺刺激ホルモンなどの生殖腺の発達に欠かせないホルモンがたくさん入っています。魚を成熟させたい時には、この脳下垂体をたくさん集めて、特殊な処理をした後、魚に注射します。来月、当研究室では脳下垂体をたくさん集める予定です。その様子は後日ご紹介致します。
 ここで、サケ雑学。オスとメスの区別の仕方です。メスは、口端と目の間が短く、先端の歯が伸びません。また、脂鰭(背鰭と尾鰭の間にある背側の鰭)はオスより小さいです。さらに、オスの尾鰭は鋭い「く」の字型なのに対して、メスのそれは穏やかな「く」の字型をしています。



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