トップ > 活動報告 > Cクラス−活動報告−

Cクラス 活動報告


現代GP Cクラスミニシンポジウム開催しました。

ミニシンポジウムの様子
2008年2月2日(土)に現代GP流域生態系連携活性化教育プログラム(Cクラス)の1年間の活動と網走流域環境改善に向けて網走のエコーセンター2000にてミニシンポジウムを開催しました。基調講演者に北海道立林業試験場の長坂昌子氏を迎えて「物質循環と流域環境」と題しまして、河畔林の機能から北海道によく見られる河川の植生や水生昆虫、川魚について講演をしていただきました。また、受講学生による1年間の活動報告として主に印象に残っている講義の感想を含め、網走流域環境改善に向けた提言を行いました。全体ディスカッションではコメンテーターに網走市河川等漁場環境保全対策協議会の渡辺貴聴氏と網走開発建設部地域振興対策室室長の石戸屋真逸氏にお越しいただき、意見交換を踏まえ来年度につながる有意義なディスカッションとなりました。


長坂さんによる基調講演


学生による1年間の活動報告


基調講演では長坂氏による河畔林の機能について研究成果から得られた具体的な内容を講演していただきました。今回はミニシンポジウムということで質問質疑などを行いながら進められました。まず、最初に北海道における森と川と海をめぐる質問を15分間かけて各自与えられた質問事項を解いて、森と川と海に生息する生物について各自がどれだけ理解しているか確認ができました。そして、これらの内容に沿って答え合わせを行いながら、森と川と海に生息する生物がどのような関わりから食物連鎖が成り立っているかを解明することで河川環境の影響を理解することができるという具体的な内容でした。つまりは、森と川と海の環境を考えた場合、そこに生息する生物について具体的に知ることがまず大切であり、河川をはじめとする環境への関心もまずはここから見ていかなければならないだろうと感じさせられました。
また、学生の意見として環境教育の充実を計っていくことが大切であり、長期的なビジョンで河川環境の改善を計っていかなければならないと提言していただきました。

それでは、基調講演で出された問題を1つ出したいと思います。
 みなさんはわかりますか?

問題.次の魚たちは、北海道の河川に生息する代表種です。
一生を淡水で過ごすものと、海と川を行き来するものに分けてみましょう。

・カワヤツメ ・スナヤツメ ・シシャモ ・アユ ・アメマス 
・ニジマス ・サケ ・ウグイ ・コイ ・フナ ・フクドジョウ
・カンキョウカジカ ・ハナカジカ


答えは本ホームページの下に掲載しています。↓↓

全体ディスカッションの様子
基調講演と学生の報告終了後、コメンテーターの渡部氏、石戸谷氏からそれぞれの立場から意見を頂戴し、河川環境を考える場合は地域住民の十分な理解が必要であるとした。区画整備によって農家だけが悪者になってしまうような意見は避けなければならず、どのように相互理解を計っていくかが重要であるという観点から全体ディスカッションでは、主に環境教育の意義について議論を行いました。端的に言ってしまえば、現在の環境教育はNPO法人、自治体などが中心に行っているが、地域の環境に対して小学校のカリキュラムなどの制限から時間的な問題や学校の先生などが具体的に知らないといったことが大きな要因となって地域連携が行われていない。また、親から子へといった家庭内における環境教育も両親が感心を示さない、また関心があっても具体的に知らないといったことが多く、地域連携をとることが非常に難しいといった状況である。そのため、長期的にビジョンを持ちながら地域の自然資源に対して具体的にその魅力を理解してもらえるような働きかけが地域内で必要ではないかと思われる。しかし、NPO法人や自治体などを中心とした環境教育は財源的に難しく、どうしても端的になってしまう。流域環境を考えた場合も地域住民の関心が「水」だけの価値だけでなく、複層的な価値を見いだす河川を掘り起こす必要があり、将来的に家庭内に浸透するよう進めていく必要があるとした。そこでCクラスでは来年度の目標としてひとつは網走河川への関心をどのように捉えているのか実態調査を踏まえ、現状を明らかにしていくとしました。

【上の問題の答え】

 「一生を淡水で過ごすもの」

・スナヤツメ ・ニジマス ・コイ 
・フクドジョウ ・ハナカジカ

 「海と川を行き来するもの」

・カワヤツメ ・シシャモ ・アユ
・アメマス ・サケ ・ウグイ
・フナ ・ウキゴリ ・カンキョウカジカ

 よく、耳にする生物の名前ですが、改めて生物の生態を確認するとなかなかわからないものですね。
 学生も四苦八苦してました・・・。

 

▲ page up
≪≪ event top