トップ > オホーツク学とは?

オホーツク学とは?

《目次》
オホーツク学とは
1.オホーツク学とは
2.オホーツク学の概要
    (1)第I類型のベーシックプログラム
    (2)第II類型の実学教育プログラム
    (3)第III類型のスペシャルプログラム

オホーツク学とは

1.オホーツク学とは
  広大なオホーツク地域を舞台に、生物産業を核として地域活性化を実現するための教育(E)と研究(R)と活動(A)の総合推進力をここでは『オホーツク学』と呼び、その推進のために「オホーツク実学センター」をおき、地域コンソーシアムの形成を図ります。

▲ page up

2.オホーツク学の概要

  このプログラムは3類型のプログラムの体系から構成されます。第1のプログラムのコンセプトは、既存の4つの学科を基礎としたベーシックプログラムで第T類型プログラムとし、以下の4つのプログラムが想定されます。第Uの類型には、生物産業学としての応用プログラムで、これらの全ての分野の総合化・統合化・融合化を図る学際的プログラムです。第Vの類型は、アップツーデートで地域横断的な課題に取り組むスペシャルプログラムです。これは5つのプログラムから構成されます。この3類型のプログラムは基礎編から、地域融合化プログラムへと展開し、さらに環境共生型プログラムへと、現実的具体的に段階的に発展するという内容を持ちます。

▲ page up

(1)第T類型プログラム(ベーシックプログラム)
  各学科を母体とした4つの実学教育プログラムで、各コースに分かれます。

第1のコース:生物生産学科を中心とした生物生産学実学教育プログラムです。これは、生物生産に関わる農学の研究を媒介とした研究教育プログラムで、特に農場でのフィールドワークを中心とした教育実践を行い、オホーツクの大地を満喫できるような実践性を持つことを目的とします。いわば“森と大地の学校”教育プログラムです。

第2のコース:新たに設置されたアクアバイオ学を実学とした研究教育プログラムです。アクアバイオは、農大全体としても初めて総合的に取り組む研究教育分野であり、この学科が開設されることで、総合農学としての山から海までの連携した教育プログラムが実現されます。アクアバイオ実学教育プログラムは、オホーツク海における漁業資源の総合的な研究教育をするばかりでなく、上流と下流の連携としてのエコシステムマネージメントから、魚付林の造成やNPO活動の教育実習プログラムまでを検討します。いわば“海洋と魚の学校”教育プログラムです。

第3のコース:食品科学科を中心とした食品科学実学教育プログラムです。ここでは、産学協同ですでに網走地ビールの開発、魚醤の開発、さらにはアイスクリームやパンなどの地域資源としての食材を利用した、総合的食品開発や地域ブランド化の研究教育を行なっており、さらにはエミューの高次加工にも取り組んでいるプログラムです。いわば“地域と物づくりの学校”教育プログラムです。

第4のコース:産業経営学科を中心とした産業経営学実学教育プログラムです。産業経営学は、第1から第3のコースまでのプログラムを産業化、ビジネス化の視点から総合的に研究教育し、それぞれのビジネスモデルの点検や創出、さらには産地ブランド化とそのマーケティングなどの教育研究を行なうプログラムです。いわば“アグリとビジネスの学校”教育プログラムです。

▲ page up

(2)第U類型プログラム(“実学の森アカデミア”教育プログラム)
 第U類型の実学教育プログラムは、これらをトータルな生物産業学として総合化するための生物産業学融合化実学プログラムです。これは学際融合的研究教育プログラムであるので、第T類型のプログラム修了者を総合的に集めて教育研究を行なうプログラムで、全体の総括的な位置に属するプログラムです。主として、大学院生や社会人入学者を中心として教育プログラムを実施します。いわば“実学の森アカデミア”教育プログラムです。

(3)第V類型プログラム(スペシャルプログラム)
 第V類型のスペシャルプログラムとして、地域的な環境共生の課題に応える教育のために、以下の5つのコースのプログラムを開設します。

@環オホーツク海圏広域交流教育プログラム
 東京農業大学では、学内のプロジェクト研究において環オホーツク海圏の交流を積み重ねて、現在ではサハリン農業科学研究所との姉妹研究協定や国立モンゴル農科大学との姉妹校提携などの実績を蓄積してきました。これからは、広域圏交流における環境との共生の課題が重要となるので、環オホーツク海圏における交流をロシア極東・モンゴル・中国黒龍江省との環境共生に関わって国際交流と教育を行うプログラムです。

A知床世界自然遺産エコシステムマネージメント教育プログラム
 知床半島は、国立公園に指定されているエリアであり、わが国では4番目の世界自然遺産に本年度指定される可能性が大きい自然の宝庫である。ここには、環境共生を行うことを目的とした知床財団がすでにあり、こうした財団と環境NPOと大学が連携することで、エコシステムマネージメントを生物産業の視点から構築しようというプログラムです。ここでは、ボランティア活動や産業と自然の相克の課題に取り組むことも問われることとなります。

B流域生態系連携活性化教育プログラム
 循環型社会の形成のもう一つの課題である上流から下流までの流域生態系循環の考え方を地域の農家・林家・漁民・市民と協同組合である森林組合・農協・漁協・生協及びNPOを総合化した流域生態系循環型のシステム作りを目指す教育プログラムです。特に、人工林化した森林の放置は、土砂災害などを引き起こし、河川や海洋に影響を与え、また、農家の家畜糞尿や化学肥料の多投は河川の富栄養化を引き起こして海に影響を与え、さらに住民の生活雑排水は海に影響を与えています。こうした流域生態系循環再構成の課題を学ぶ実学教育プログラムがこれです。具体的には、常呂川、渚骨川、網走川・網走湖、湧別川などの河川における森林・農地・市民・海洋の環境共生プログラムを実施します。

C新規就農ビジネス教育プログラム
 近年、都市から新規就農を目指す住民が来道していますが、三作およびタマネギを中心とした畑作と大規模な酪農、日本最東端の稲作の中で、EUを抜いたといわれる網走で農業への新規就農を目指す人たちの教育プログラムがこれです。これは、在学生だけでなく社会人へも広く開放されるプログラムです。技術習得・マネージメント学習・金融サポートなどの具体的な実学教育プログラムを実施し、地域の農業担い手の強化を目指します。

Dエコ・グリーン・マリン・ツーリズム教育プログラム
 これは特に重点的に行なうプログラムでありますが、ベーシックプログラムと融合化プログラムとスペシャルプログラムを総合化して体験型ツーリズムとして、状況によっては地域の企業との独自のコンソーシアム体制で臨む教育・インターンシッププログラムです。具体的には、グリーンツーリズムは、農家での体験を中心とした農作業主体でのツーリズムを行う企画を計画するプログラムで、森林業の枝打ち間伐プログラムもこれに加えます。マリーンツーリズムは、漁業体験のサケの捕獲やホタテの稚貝の選別、クジラの解体作業、地曳き網体験、海岸のゴミの回収、漁師とともに山に木を植える植林体験などを企画し、実施するプログラムです。エコツーリズム教育プログラムは、知床のボランティア活動を企画し実施します。このプログラムの実施に関しては、地域の観光協会・行政・各種協同組合・NPOなどと別個のコンソーシアムを組んで実施します。

▲ page up